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アレルギー性鼻炎

花粉症の治療薬ザジテンとは 薬としての効果と副作用について

投稿日:2018年4月30日 更新日:

 

 

春が近づいてくると花粉症で憂鬱になる人がいます。

 

なかには、秋になっても同じように花粉症になる人もいるようです。

 

そんな人を見ていると涙目になって大変そうに思えます。

 

花粉症の治療薬ザジテンとは 薬としての効果と副作用について紹介します。

 

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Contents

花粉症の治療薬ザジテンとは

 

日本では1993年2月より販売されている、第2世代の抗ヒスタミン薬の入った薬の1つである「ザジテン」。

 

ジェネリック医薬品は発売されているので、薬の負担を減らすためにジェネリック医薬品を選択することができます。

 

ザジテンの成分名はケトチフェンである。

 

花粉症の症状には、くしゃみ、鼻水、鼻づまりの3大症状と、目のかゆみを加えた4大症状があります。

 

その症状が出るのは、花粉が鼻粘膜や目の粘膜などに付着してアレルギー反応がでることによります。

 

くしゃみは花粉などの異物を外に出そうとすることにより起こります。

 

ひどいときは続けて何回もすることがあるようですね。

 

鼻水は、同じように異物を洗い流そうとすることにより起こります。

 

ウイルスや細菌などと戦っているわけではないので、粘り気のある色の付いた鼻水ではありません、透明でさらさらしている鼻水です。

 

鼻づまりは、別に鼻に鼻水が詰まっているわけではないのです、鼻の粘膜が炎症で腫れて鼻水の通り道が狭くなってつまったように感じるだけです。

 

花粉症が進んでからの方が鼻づまりは起こりやすいですね。

 

そして、もう1つの症状、目のかゆみは目の粘膜に異物がつくことで炎症が起こり、かゆみとして感じることになります。

 

時には、違和感や痛みを感じることもあるようです。

 

これらの4大症状以外にも、のどの痛み、たんのでない乾いた咳、肌荒れ、耳のかゆみ、熱感、倦怠感、頭重などさまざまな症状がでることがあります。

 

これらの症状はヒスタミンなどの物質が肥満細胞から放出されることにより出てくるようになります。

 

ザジテンは、鼻水やくしゃみなどのアレルギー症状をもたらすヒスタミンの作用を抑制したり、ロイコトリエンなどの作用も抑制することで、花粉症を改善することになります。

 

 

 

禁忌

本剤の成分に対して過敏症の既往歴のある患者

 

てんかんまたはその過敏症の既往歴のある患者

 

 

 

用法用量

アレルギー性鼻炎

通常、成人にはケトチフェンとして1回1mgを1日2回朝食後及び就寝前に経口投与する。

なお、年齢・症状により適宜増減する。

 

通常、小児には1日量0.06mg/kg(ケトチフェンとして)を2回、朝食後及び就寝前に分けて経口投与する。

なお年齢、症状により適宜増減する。

年齢別の投与量は下記の表の用量を1日量とし、1日2回、朝食後及び就寝前に分けて経口投与する。

ザジテンシロップ、ドライシロップの年齢別1日量

年齢 シロップ ドライシロップ
6ヶ月≦<3歳 4ml 0.8g
3歳≦<7歳 6ml 1.2g
7歳≦ 10ml 2.0g

 

剤型

カプセル剤

ザジテンカプセル1mg           25.40円/1カプセル

シロップ剤

ザジテンシロップ0.02%          17.70円/1ml(1985年7月販売開始)

ドライシロップ剤

ザジテンドライシロップ0.1%       32.50円/1g(1987年10月販売開始)

 

 

 

慎重投与

てんかんを除く痙攣性疾患、またはこれらの既往歴のある患者。

 

中枢神経抑制剤(鎮静剤、催眠剤など)、抗ヒスタミン剤、アルコールとの併用で眠気、精神運動機能低下を起こすことがある。

 

眠気を催すことがあるので、自動車の運転など危険を伴う機械の操作には従事させないように注意する。

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一般に高齢者では生理機能が低下しているので減量するなど注意すること。

 

妊婦又は妊娠している可能性のある婦人には、治療上の有益性が危険性を上回る場合にのみ投与すること。

 

授乳中の婦人に投与することを避け、やむを得ず投与する場合には授乳を中止させること。(動物実験で乳汁中へ移行することが報告されている)

 

乳児、幼児に投与する場合には観察を十分に行い慎重にとうよすること。

 

 

 

 

薬としての効果

 

ザジテンは第2世代の抗ヒスタミン薬で、第1世代の抗ヒスタミン薬に比べ、抗コリン作用が出にくいように改良したものになります。

 

鼻水やくしゃみなどのアレルギー症状をもたらすヒスタミンの作用を抑制したり、ロイコトリエンなどの作用も抑制することで、花粉症を改善することになります。

 

ただ、眠気が出やすい点に関しては、第1世代の抗ヒスタミン薬と同等なので、最近はあまり使われなくなっています。

 

副作用について

 

主な副作用としては、眠気(4.4%)、倦怠感(0.3%)、口渇(0.1%)、悪心(0.1%)などである。(再審査終了時)

 

その他の副作用としては、発疹、じんましん、めまい、ふらつき、頭痛、味覚異常、しびれ感、悪心、腹痛、下痢、嘔吐、胃部不快感、食欲不振、便秘、口内炎、GOT、GPT、ALPの上昇、体重増加、鼻出血などがあります。

 

重大な副作用

痙攣、興奮

肝機能障害、黄疸

 

まとめ

 

ザジテンは第2世代の抗ヒスタミン薬で、第1世代の抗ヒスタミン薬に比べ、抗コリン作用が出にくいように改良したものになります。

 

鼻水やくしゃみなどのアレルギー症状をもたらすヒスタミンの作用を抑制したり、ロイコトリエンなどの作用も抑制することで、花粉症を改善することになります。

 

ただ、眠気が出やすい点に関しては、第1世代の抗ヒスタミン薬と同等なので、最近はあまり使われなくなっています。

 

主な副作用としては、眠気(4.4%)、倦怠感(0.3%)、口渇(0.1%)、悪心(0.1%)などです。

 

副作用は少ない方で、人によっては眠気や倦怠感がでることもあります。

 

重い副作用はまずないですが、服用が長期になる場合は、定期的に肝機能検査を受けることを考えてみてください。

 

赤ちゃんや小さなお子さんは、けいれんの副作用に念のため注意しておいてください。

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