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単純疱疹

単純疱疹の口内炎は どんな症状で、治療法はどうする

投稿日:2018年9月11日 更新日:

 

 

口の中に違和感を覚え、次第に痛みを感じるようになる口内炎。

 

とりあえず、疲労などでビタミンなどが不足したのが原因かなと思いがちですが、

 

単純ヘルペスウイルスによる口内炎の場合もあるようです。

 

その場合は、症状も対処の仕方も違うので注意が必要です。

 

単純疱疹の口内炎はどんな症状で、治療法はどうすればいいのかを解説します。

 

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Contents

単純疱疹の口内炎は

 

単純疱疹の口内炎はウイルス性である。

 

単純ヘルペスウイルスⅠ型が原因ウイルスであることが多いです。

 

ヘルペス性口内炎は主に唾液などの接触感染や飛沫感染(飛び散った唾が口に入る)によって感染します。

 

もちろん患部に直接触れることでも感染しますよ。

 

感染すれば、疲労などが引き金になり比較的頻繁に発症するようになります。

 

発症すればどんな症状が出て、治療法などはどうするのかが知りたいでしょう。

 

どんな症状

 

ヘルペス性口内炎は、初めは風邪をひいたような症状がみられることがあります。

 

全身的に倦怠感があったり、発熱などを伴うこともあります。

 

そのうちに、口の中にぴりぴりとした痛みを感じるようになり、小さな水疱ができてきます。

 

この水疱ができることがヘルペス性口内炎の重要な印になります。

 

水疱は、すぐにつぶれて、びらんを形成し、口臭や周囲のリンパ節の腫れをもたらし、強い痛みが出てきます。

 

子どもの場合は、口唇や前歯の歯肉のあたりに強い症状が出がちですが、大人の場合は、比較的軽症な場合が多く、口の中のいろんな部位に症状が出ることになります。

 

強い痛みが出て、食事を摂りにくくなることもありますから、食べやすいものを工夫して食べるようにしましょう。

 

治療法はどうする

 

ヘルペス性口内炎の場合は、ウイルスが原因のため、アシクロビルやバラシクロビルなどの抗ヘルペスウイルス薬を服用したり、アシクロビルやビダラビンを含む軟膏などを患部に塗布することで治療します。

 

単純疱疹の場合は、

 

*内服薬

 

成人

 

ゾビラックス錠200を1回1錠1日5回経口投与する。なお、年齢、症状により適宜増減する。

(帯状疱疹の場合はゾビラックス錠400を1回2錠を1日5回経口投与する。なお、年齢、症状により適宜増減する。)

 

バルトレックス錠500を1回1錠1日2回経口投与する。

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(帯状疱疹の場合はバルトレックス錠500を1回2錠を1日3回経口投与する。)

 

小児

 

体重1kg当たり1回アシクロビルとして20mg(ゾビラックス顆粒40%を0.05g)を1日4回経口投与する。ただし、1回最高用量は200mg(ゾビラックス顆粒40%を0.5g)とする。

(帯状疱疹の場合は、体重1kg当たり1回アシクロビルとして20mg(ゾビラックス顆粒40%を0.05g)を1日4回経口投与する。ただし、1回最高用量は800mg(ゾビラックス顆粒40%を2g)とする。)

 

体重10kg未満の小児には体重1kg当たりバラシクロビルとして1回25mg(バルトレックス顆粒50%を0.05g)を1日3回、体重10kg以上の小児には体重1kg当たりバラシクロビルとして1回25mg(バルトレックス顆粒50%を0.05g)を1日2回経口投与する。ただし、1回最高用量は500mg(バルトレックス顆粒50%を1g)とする。

(帯状疱疹の場合は、小児には体重1kg当たりバラシクロビルとして1回25mg(バルトレックス顆粒50%を0.05g)を1日3回経口投与する。ただし、1回最高用量は1000mg(バルトレックス顆粒50%を2g)とする。)

 

成人、小児ともに市販薬で飲み薬はありません。(現時点2018年8月で)

 

 

*外用薬(塗り薬)

 

ゾビラックス軟膏5%またはゾビラックスクリーム5%(アシクロビル5%)の適量を1日数回塗布する。

(帯状疱疹には適用はない)

 

アラセナA軟膏3%またはアラセナAクリーム3%(ビダラビン3%)の適量を1日1~4回、塗布または貼付する。

(帯状疱疹の用法も同じである。)

 

市販薬には、

ヘルペシア軟膏(アシクロビル5%)の適量を1日3~5回塗布する。

アクチビア軟膏(アシクロビル5%)の適量を1日3~5回塗布する。

アラセナSの軟膏タイプとクリームタイプ(ビダラビン3%)の適量を1日1~4回塗布する。

 

があります。ただ、市販薬全ての適用は口唇ヘルペスの再発治療薬となっています。

 

できれば、水疱がつぶれる前の状態の時に塗り薬を使うのがベストですが、いったんびらんになってしまうと治療が長引くようです。

 

注意しなければならないのは、はっきりしないうちにケナログなどのステロイドを使用しないようにしなければならない。

 

炎症があるからといって、ステロイドを使うと、ウイルス性の場合は悪化させることになってしまいます。

 

ヘルペス性口内炎の場合は痛み止めよりも抗ウイルス薬の投与が重要であることを認識しておきましょう。

 

原因(ウイルス)を断たないとだめだということです。

 

まとめ

 

口内炎はどんな口内炎かで対処の仕方が違ってきます。

 

最も多い「アフタ性口内炎」は、免疫力の低下、睡眠不足、栄養不足などが原因と考えられていて、ステロイドなどを使うことがあります。

 

ですが、ウイルス性の口内炎にはステロイドは使ってはいけません。

 

症状を見極めて、原因を特定しましょう。

 

原因が何かによって治療方針が違ってくるので注意が必要です。

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