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骨粗しょう症

骨粗しょう症治療薬ビビアントとは 他の薬との併用と副作用について

投稿日:2017年10月2日 更新日:

 

 

男性に比べ女性の方が骨粗しょう症の発症リスクがあります。

 

もともと骨の量が少ないので必然的にそうなっているようです。

 

閉経後にエストロゲンの分泌が減るということも一因であるらしい。

 

そんな閉経後の骨粗しょう症にはビビアントという藥が効果があります。

 

骨粗しょう症治療薬ビビアントとは、他の薬との併用と副作用について紹介します。

 

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骨粗しょう症治療薬ビビアントとは

 

2010年に使用ができるようになった骨粗しょう症治療薬「ビビアント」というものがあります。

 

このお薬は女性ホルモンの1つであるエストロゲンの骨吸収を抑制して骨量を増やすということに注目して作られたものである。

飲み薬として錠剤が発売されています。(ビビアント錠20mg)

 

エビスタ発売以降に、発売されたサーム(SERM)と呼ばれる選択的エストロゲン受容体モジュレーターのことである。

閉経後の骨粗しょう症を治療します。

ホルモン補充療法に近いので骨密度を測定せずとも使用が可能です。

薬の特性上、女性にしか使用できません

ビスホスホネート製剤などのように早い治療効果は期待できません。

ゆっくりと段階を踏んでの治療です。

ビスホスホネート製剤のように服用時の注意点はない。(服用しやすいです)

 

エストロゲンの作用を骨粗しょう症に使うには以下のような問題点がありました。

ただやみくもにエストロゲンとしての作用を発揮し過ぎると乳がんのリスクを高めたりするようなので工夫が必要でした。

その工夫というのが、骨のエストロゲンの作用するところには効いて、乳がんなどに作用するところには効かないようにすることであった。

ビビアントはこの点に関して良好な効果を持っているとされています。(乳がんを抑制するとか)

 

先行して発売されている薬のエビスタに比べると、非椎体骨折に有意差がみられたようである。

背骨以外の骨折により効果的であったとのことです。

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*乳がんの治療を「アリミデックス」で行っている場合にはSERM(ビビアント、エビスタ)は併用しないように注意喚起されています。

 

 

他の薬との併用について

 

ビビアントと他の骨粗しょう症治療薬との併用についてですが、

 

ビビアントとビスホスホネート製剤の併用は推奨されません、交互に使うのは有効な場合があります。

 

ビビアントとフォルテオ皮下注の併用もエビデンスが確立されていないので推奨されません。

 

他の薬剤との併用も今のところ推奨できるほどのエビデンスが得られていないようです。

 

カルシウム製剤や活性型ビタミンD3製剤との併用は推奨されています。(アスパラCA、エディロール、アルファロール、ロカルトロールなど)

 

グラケ―というビタミンK製剤も併用されることがあります。

 

副作用について

 

ビビアント錠の副作用についてですが。

 

それほど目立った副作用はないようです。

 

*足の震え

 

*ほてり

 

くらいのようです。

 

ビスホスホネート製剤のように、顎骨壊死などのおそれもないです。

 

あと1つ指摘するとしたら、静脈血栓塞栓症についてでしょうかね。

 

静脈血栓塞栓症?

となってしまいますね。

よく話題になったものとして”エコノミー症候群”というのがありますね。

そうそう飛行機などでずっと同じ姿勢でいてから急に歩き出したときに症状がでるやつです。

どんな症状かですが、

足のむくみ、足の痛み、突然の息苦しさ、胸の痛み、息切れ、などです。

 

この副作用は頻度は多くないのですが重篤なので、寝たきりなどの状態が長い人にはビビアント錠は投与してはいけないことになっています。

 

まとめ

 

閉経後骨粗しょう症治療薬であるビビアント錠は骨に対しての作用を限定できる選択的エストロゲン受容体モジュレーターである。

乳がんの抑制効果もあるとされています。

薬としての特性を生かした有効な使用が望まれます。

ただ、他の骨粗しょう症治療薬との併用については、まだエビデンスが確立されていないので推奨されるものはないです。

副作用も足の震えやほてりのようなものですが、まれに静脈血栓塞栓症を起こすことがあるようなので注意しましょう。

そのために、寝たきりの状態が長い患者さんなどには投与してはいけないとなっています。

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