春が近づいてくると花粉症で憂鬱になる人がいます。
なかには、秋になっても同じように花粉症になる人もいるようです。
そんな人を見ていると涙目になって大変そうに思えます。
花粉症の治療薬インタール点鼻液とは 薬としての効果と副作用について紹介します。
Contents
花粉症の治療薬インタール点鼻液とは
日本では1981年2月より販売されている、抗アレルギー薬の入った点鼻液の1つである「インタール点鼻液」。
薬価はそれほど高くないですが、最近ではあまり処方されていない点眼薬になります。
ジェネリック医薬品は発売されているので、薬の負担を減らすためにジェネリック医薬品を選択することができます。
インタール点鼻液の成分名はクロモグリク酸ナトリウムである。
花粉症の症状には、くしゃみ、鼻水、鼻づまりの3大症状と、目のかゆみを加えた4大症状があります。
その症状が出るのは、花粉が鼻粘膜や目の粘膜などに付着してアレルギー反応がでることによります。
くしゃみは花粉などの異物を外に出そうとすることにより起こります。
ひどいときは続けて何回もすることがあるようですね。
鼻水は、同じように異物を洗い流そうとすることにより起こります。
ウイルスや細菌などと戦っているわけではないので、粘り気のある色の付いた鼻水ではありません、透明でさらさらしている鼻水です。
鼻づまりは、別に鼻に鼻水が詰まっているわけではないのです、鼻の粘膜が炎症で腫れて鼻水の通り道が狭くなってつまったように感じるだけです。
花粉症が進んでからの方が鼻づまりは起こりやすいですね。
そして、もう1つの症状、目のかゆみは目の粘膜に異物がつくことで炎症が起こり、かゆみとして感じることになります。
時には、違和感や痛みを感じることもあるようです。
これらの4大症状以外にも、のどの痛み、たんのでない乾いた咳、肌荒れ、耳のかゆみ、熱感、倦怠感、頭重などさまざまな症状がでることがあります。
これらの症状はヒスタミンなどの物質が肥満細胞から放出されることにより出てくるようになります。
インタール点鼻液は、鼻のアレルギー症状に関連する化学伝達物質の遊離・放出を抑制することで、アレルギー性鼻炎を改善することになります。
禁忌
本剤の成分に対して過敏症の既往歴のある患者
用法用量
アレルギー性鼻炎
通常、1日6回(起床時、日中約3時間ごとに4回、就寝前)1回各鼻腔に1噴霧ずつ噴霧吸入する。
症状が緩解すれば、経過を見ながら減量すること。
剤型
点鼻剤
インタール点鼻液2%9.5ml 722.80円/1瓶
使用上の注意
点鼻用として用いること。
点鼻のときには容器の先端ができるだけ鼻に触れないようにしましょう。
使用後は容器の先端をきれいにしてから、キャップをするようにしましょう。
開封後1ヶ月たてば、残液を廃棄すること。
妊婦又は妊娠している可能性のある婦人には、治療上の有益性が危険性を上回る場合にのみ投与すること。(動物実験で有害事象の報告があります)
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薬としての効果
インタール点鼻液は抗アレルギー薬の入った点鼻薬で、薬価が高くないけれどそれほど処方はされていない。
鼻のアレルギー症状に関連する化学伝達物質の遊離・放出を抑制する薬で、速効性はなく、事前に投与することで予防的に使うことが多いものです。
副作用について
主な副作用としては、鼻内刺激感(1.10%)などである。
その他の副作用としては、発疹、鼻出血、頭痛、などがあります。
重大な副作用
アナフィラキシー様症状
まとめ
インタール点鼻液は抗アレルギー薬の入った点鼻薬で、薬価が高くないけれどそれほど処方はされない。
鼻のアレルギー症状に関連する化学伝達物質の遊離・放出を抑制する薬で、速効性はなく、事前に投与することで予防的に使うことが多いものです。
主な副作用としては、鼻内刺激感(1.10%)などです。
ほぼ副作用はないに等しいですが、じんましんや顏や喉の腫れなどがひどくなるようでしたら、主治医にご相談ください。