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高血圧とはその症状と原因について紹介します。

 

 

人それぞれで平常時の血圧はまちまちです。

 

なぜ、その人がその時にその血圧なのかはそれぞれ意味があります。

 

体全体に栄養分や酸素などをいきわたらせるために必要な血圧だったりします。

 

高血圧とはその症状と原因について紹介します。

 

Contents

高血圧とは

 

高血圧(Hypertension)とは、血圧が正常範囲を超えて高く維持されている状態と言い現わされていて、生活習慣病の1つとされています。

 

そして、虚血性心疾患、脳卒中、腎不全などを引き起こす要因として管理する必要があると言われています。

 

日本ではたくさんの方が治療のためなんらかの薬を服用されている状態です。

 

さて高血圧ということで、取沙汰されている血圧ですが、実際測定されると収縮期血圧が120mmHg、拡張期血圧が70mmHgという表示になります。

 

収縮期血圧とは、心臓が体内に血液を送り出そうと収縮した時の血圧で、拡張期血圧は体内から心臓に血液が戻ってきて心臓が拡張した時の血圧のことである。

 

それぞれが最高血圧と最低血圧と呼ばれています。

 

日本高血圧学会が定めた「高血圧治療ガイドライン2014」には、医療機関の診察室などで血圧を測定した時に「収縮期血圧が140mmHg以上、拡張期血圧が90mmHg以上」であると、一般的に高血圧になり、降圧治療を開始することになるとしています。

 

ただし、自宅で血圧を測定する時は「収縮期血圧が135mmHg以上、拡張期血圧が85mmHg以上」を高血圧にすべきとの指摘があります。

 

これは医療機関では血圧が高めに出るという「白衣高血圧」のことを加味した修正だと思われます。

 

ただ、自宅で計測する時に何で測定するかによって、測定値にばらつきが出ます。

 

医療機関でのベテランの医療従事者(看護師など)による測定精度に比べれば、自宅で測れる機械での測定値には誤差が出る可能性があるので、このような修正は無意味かなと個人的には思っています。

 

まあ医療機関でも測定者の習熟度合いの違いや機械を使用している場合などでばらつきが出るとは思いますが。

 

「収縮期血圧が140mmHg以上、拡張期血圧が90mmHg以上」を高血圧とみなすと定められていますが、私はそんなに簡単なものではないと思っています。

 

患者さんそれぞれのいろんな状況があり必要な血圧というものがあるのだと思っています。

 

平均で割り切ってはいけないのではないでしょうか。

 

その症状について

 

健康な人でも、起床時や寒いときなどには血圧が上昇します。

 

でも、「あっ血圧が上がった」なんて感じる人はいないでしょう。

 

興奮や怒り、ストレス、などで血圧が上がることはあるでしょうが、正確には測らないとわからないことになります。

 

また、単純に、頭痛があるから、めまいがあるから、動悸があるから、息切れがあるから、疲労感があるからなどということを「血圧」のせいと考えることがありますが、基本的に高血圧には自覚症状はないと思ってください。

 

高血圧が悪化すると、動悸やめまいを感じることがありますが、血圧の影響かどうかは測定なしに判断することはできません。

 

そんなに意識しないまま、必要以上の高血圧状態を放置していると、動脈硬化などの合併症からいろんな症状が出てくることになります。

 

なので、生活習慣を改める必要があるのは言うまでもないことです。

 

自身の正常な血圧を把握して、その血圧に比べてどうなのかを診ていくこととともに生活習慣(食習慣を含む)を改善していくことが重要です。

 

どうしても、改善がされないようなら、医師に相談してみてください。

 

その原因は

 

血圧が普通でない高い状態を維持するには以下のような原因が考えられます。

 

1)心拍出量の増加(心臓が送り出す血液が増える)

塩分の摂りすぎなどによる。

 

2)末梢血管の抵抗の増加(末梢の血管の流れが悪くなる)

動脈硬化などによる。

 

3)循環血液量の増加(体の中を流れる血液が増える)

塩分の摂りすぎなどによる。

 

4)血液の粘調度の増加(血液の粘調度で流れにくくなる)

脱水症状を起こしたり、食習慣の悪化などによる。

 

5)動脈の硬化や劣化の増加(血管の弾力性がなくなり流れが悪くなる)

 

 

これらの要因の中では1)と2)に関連する要素が増えると血圧をコントロールできない状態が続きやすくなるようです。

 

例えば、副腎、腎臓などに関連するホルモンや自律神経の乱れ、塩分の摂りすぎによる血液量の増加、血管の収縮などですね。

 

さらには、5)の動脈硬化などの状態が多大に影響することもあるようです。

 

 

タンクとポンプと風船がつながっている状態を想像してみてください。

 

タンクに溜まっている液体をポンプが風船に送り込みます、その時に風船にかかる圧力を仮に血圧とします。

 

すると必然的にタンクに溜まっている液体は血液でポンプは心臓、風船は血管と言えるでしょう。

 

このことにより状況をそれぞれ説明していきます。

 

1)の状態はポンプの力が増えた状態のことです。

 

2)の状態は風船のゴムの弾力が増えた状態のことです。

 

3)の状態はタンクに入っている液体が増えた状態のことです。

 

4)の状態はタンクに入っている液体の粘調度が増えた状態のことです。

 

5)の状態は風船のゴムが硬くなった状態です。

 

このような図を想像すれば原因が明確になりますね。

 

まとめ

 

高血圧の状態は人それぞれで違うのだと思います。

 

症状は基本的にないので、日ごろから血圧を直接測り、自身の正常血圧を把握して、それにより判断しましょう。

 

正常でない高血圧を放置すると合併症を起こすことがあるので、できれば生活習慣の改善をしましょう。

 

どうしても改善が見られない場合は、医師に相談して解決策を探してみましょう。

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