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過活動膀胱治療薬ブラダロンとは 薬としての効果と副作用について

 

 

日常生活でおしっこがうまくできていないと感じたことはありませんか。

 

問題がおしっこだけに恥ずかしくて相談しずらいですよね。

 

日常生活に不便を感じていたらお医者さんに相談してもいいかもしれませんよ。

 

過活動膀胱治療薬ブラダロンとは 薬としての効果と副作用について紹介します。

 

Contents

過活動膀胱治療薬ブラダロンとは

 

日本新薬株式会社から1979年4月より販売が開始されている過活動膀胱治療薬の1つ「ブラダロン」。

 

抗コリン薬に比べ、副作用が少ないですが有効性がやや低いとされていて、古くから過活動膀胱などにおける頻尿や残尿感に使われています。

 

ジェネリック医薬品が発売されているので、支払いを安くすることができます。(顆粒剤はジェネリック医薬品はありません)

 

ブラダロンの成分名はフラボキサート塩酸塩です。

 

神経因性膀胱とは尿を我慢したり出したりすることが、脳の中の排尿を制御する部分や自律神経の不具合により調節ができなくなっている状態のことをいいます。

 

過活動膀胱には神経因性と非神経因性のものがあります。

 

過活動膀胱と言っても何?と思われるかもしれませんね。

 

「急におしっこがしたくなる」

「夜間に何度もトイレに起きる」

「すぐにまたおしっこがしたくなる」

「我慢しきれず漏らすことも」

 

なんてことがあれば過活動膀胱の症状かもしれないなと思いましょう。

 

上記のような症状は頻尿、夜間頻尿、尿意切迫感、尿漏れとも表現できます。

 

このような症状に苦しんでいる人が日本国内に1040万人もいると推定されている。

 

今後、高齢化が進むにつれ、もっと増えることになります。

 

なんとかしないといけないですね。

 

尿が溜まるまでに膀胱が収縮してしまう、つまりは過活動な膀胱なのです。

 

なぜ、そのようになるのかは原因はいろいろあります。

 

「トイレが近い」の原因となるものには、

 

膀胱炎、前立腺炎、前立腺肥大症、腹圧性尿失禁、膀胱結石、膀胱や前立腺のがん、間質性膀胱炎、糖尿病、脳卒中の後遺症、脊髄の病気、睡眠障害、降圧利尿薬・α遮断薬の副作用、過剰な水分摂取、精神的な緊張や不安、加齢など

 

さまざまです。

 

「トイレが近い」の原因をいろいろ書いたので、中には怖いものもありますが、気にはしないでください、ありえるものを網羅したので、あなたがそうだとは限りませんから。

 

このようなことが原因でトイレが近くなるのですが、この原因をつきとめて治療をしたところで改善がされないことがあるのです。

 

その時は、過活動膀胱になっているんじゃと疑いましょう。

 

過活動膀胱の原因ははっきりしていません、加齢、精神的なストレス、膀胱のセンサーが過敏になってる、脳の中にある排尿をつかさどる部分や自律神経の乱れ、などが複雑にからみあっているのでしょう。

 

さて、過活動膀胱と診断された場合に、男性の薬物治療においては前立腺肥大症がかかわっていることが多く、α1アドレナリン受容体阻害薬を投与することが多いです。

 

前立腺肥大症がおさまっていけば、過活動膀胱の症状もしだいにおさまっていくことが多いのですが、そうでない人もいるので、その時は抗コリン薬などで治療となっています。

 

女性の薬物治療においては抗コリン薬を投与することが一般的でした。

 

抗コリン薬は膀胱にあるムスカリン受容体に作用してアセチルコリンの神経伝達を阻止することで膀胱の異常な収縮が起きないようにするための薬になります。

 

 

ブラダロンは、膀胱平滑筋に直接作用したり、中枢性の排尿反射抑制作用で膀胱の不随意な収縮などを抑制し過活動膀胱などの症状を改善します。

 

 

 

 

禁忌

幽門、十二指腸および腸管が閉塞している患者(腸管運動が抑制される)

 

下部尿路に高度の通過障害のある患者(排尿筋を弛緩、膀胱括約筋を収縮させるおそれがある)

 

 

 

用法用量

神経性頻尿、慢性前立腺炎、慢性膀胱炎における頻尿、残尿感

 

通常、成人にはオキシブチン塩酸塩として200mg(1錠、1g)を1日3回経口投与する。

なお、年齢、症状により適宜増減する。

 

剤型

錠剤

ブラダロン錠200mg         19.80円/1錠

ブラダロン顆粒20%         45.80円/1g(1984年7月販売開始)

 

 

 

慎重投与

緑内障の患者(症状が悪化するおそれがある)

 

肝障害あるいはその既往歴のある患者(肝障害が起こるおそれがある)

 

高齢者は生理機能が低下していることが多いので、副作用が出やすく、少量から投与を開始しするなど慎重に対応すること。

 

妊婦および妊娠している可能性のある婦人には投与しないことが望ましい。(動物実験で胎児毒性が認められている)

 

小児に対する臨床評価および安全性は確立していないので投与しないことが望ましい。

 

薬としての効果

 

ブラダロンは、頻尿治療薬です。

 

膀胱平滑筋に直接作用したり、中枢性の排尿反射抑制作用をあわせもち膀胱に作用します。

 

ストレスなどによる神経性の頻尿や、慢性膀胱炎などによる頻尿や残尿感の治療に使われています。

 

抗コリン薬に比べ、副作用が少ないですが、効き目は劣ります。

 

抗コリン薬が効かないときや、抗コリン薬の副作用で使うことができないときに使用することがあります。

 

副作用について

 

主な副作用としては、胃腸障害、胃部不快感、悪心、GOT上昇、GPT上昇、等である。

 

その他では、食欲不振、口渇、下痢、便秘、嘔吐、胃痛、腹痛、胸やけ、発疹、眠気、不眠、めまい、眠気、つかれ目、調節障害、眼圧亢進、好酸球増加、白血球減少、排尿困難、尿閉、下腹部膨満感、顔面熱感、動悸、嗄声(させい、しわがれ声)、咽頭部違和感、などがあります。

 

重大な副作用

ショック、アナフィラキシー様症状

肝機能障害、黄疸

 

まとめ

 

ブラダロンは、頻尿治療薬です。

 

膀胱平滑筋に直接作用したり、中枢性の排尿反射抑制作用をあわせもち膀胱に作用します。

 

ストレスなどによる神経性の頻尿や、慢性膀胱炎などによる頻尿や残尿感の治療に使われています。

 

抗コリン薬に比べ、副作用が少ないですが、効き目は劣ります。

 

抗コリン薬が効かないときや、抗コリン薬の副作用で使うことができないときに使用することがあります。

 

主な副作用としては、胃腸障害、胃部不快感、悪心、GOT上昇、GPT上昇、等です。

 

他には口渇や食欲不振などが出ることがあるでしょう。

 

重い副作用はめったにないですが、ショック、アナフィラキシーや重い肝臓障害などに注意しておきましょう。

 

*ショック、アナフィラキシーでは気持ちが悪くなったり、冷や汗、顔面蒼白、手足の冷え・しびれ、めまい、血圧低下、顔やのどの腫れなどに注意しましょう。

*重い肝臓障害では、だるい、食欲不振、吐き気、発熱、かゆみ、尿が茶褐色などに注意しましょう。

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