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痛風治療薬トピロリックとは 薬としての効果と副作用について

 

 

生活習慣病の痛風の治療において尿酸の生成を抑制することで痛風を改善するために出されるトピロリック。

 

痛風の原因である尿酸の生成を抑制することで痛風発作が出ないようにします。

 

調剤薬局での調剤内容をみると、まだあまり処方されていないようですね。

 

痛風治療薬トピロリックとは 薬としての効果と副作用について紹介します。

 

Contents

痛風治療薬トピロリックとは

 

日本では2013年9月より販売されている、痛風の原因となる尿酸の生成を抑制することで痛風の改善に使われる薬である「トピロリック」。

 

この薬剤にはジェネリック医薬品が発売されていないので薬剤費を抑えることができません。

 

同じ成分の先発薬としてウリアデックというのが発売されていますが、トピロリックも少ないですがそれよりも使われることが少ないみたいです。

 

トピロリックの成分名はトピロキソスタットです。

 

痛風は血液中の尿酸濃度が上昇し、それが結晶となって析出することで激しい痛みを生じる疾患となります。

 

痛風が起きる前には、血液の尿酸値が高い状態が続くことになり、この状態のことを高尿酸血症と呼びます。

 

この状態を放置していると、何らかの引き金により、足の親指のつけ根などの関節が炎症を起こし赤くはれて痛みだすことになります。

 

この痛みは痛烈で、”風に吹かれても痛い”ほどなので”痛風”と呼ばれています。

 

このような発作はそれほど長くは続かないのですが、高尿酸血症を改善しない限りは、また同じような症状に悩まされることになります。

 

そして、再発を繰り返していると、いろんな部位に腫れが起きるようになったり、腎臓にも悪影響を及ぼしたり、尿酸結石ができたりしてきます。

 

最終的には重症の慢性痛風になる可能性がありますので、高尿酸血症を放置することは危険とされています。

 

痛風にかかるのは20歳以降の男性が多いようです。

 

ストレスにも深く関わっているので、マラソン選手などでは年齢に関係なく罹患している人が多いそうです。

 

血清尿酸値は遺伝と環境の両方の因子が関係しますから、それらの知識を持ったうえで対応する必要があります。

 

専門性の高い医師に相談の上、それぞれに応じた治療法を考えることが必要になります。

 

この痛風の治療には血液中の尿酸値を適正値に改善することが必要になります、その改善の仕方にはいろいろあるのですが、トピロリックは尿酸の生成にかかわるキサンチンオキシダーゼに働いて、ヒポキサンチンからキサンチンを経て尿酸を生成するのを阻害して、体内の尿酸を減らし痛風の改善をもたらします。

ただ、アロプリノールがキサンチンオキシダーゼ以外も阻害するのに対し、トピロリックはキサンチンオキシダーゼに選択的に阻害作用を示します。

その作用機序はザイロリック(アロプリノール)とフェブリク(フェブキソスタット)の作用機序を併せもった阻害作用のようです。

 

 

 

禁忌

1)本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者

 

2)ロイケリン(メルカプトプリン)、イムラン(アザチオプリン)を投与中の患者(骨髄抑制などの副作用を増強する可能性がある)

 

 

 

用法用量

痛風(他にも適用あり)

通常、成人にはトピロキソスタットとして1回20mgから開始し、1日2回朝夕に経口投与する。

その後は血中尿酸値を確認しながら必要に応じて徐々に増量する。維持量は通常1回60mgを1日2回として、患者の状態に応じて適宜増減するが、最大投与量は1回80mgを1日2回とする。

 

やみくもに投与してはならない、最新の痛風の治療指針を参考に、薬物治療が必要とされる患者に使用すること。

 

剤型

錠剤

トピロリック錠20mg 19.7円/1錠

ウリアデック錠20mg 21.2円/1錠

トピロリック錠40mg 36.6円/1錠

ウリアデック錠40mg 39.8円/1錠

トピロリック錠60mg 53.1円/1錠

ウリアデック錠40mg 58.0円/1錠

 

使用中は摂水量を多くし、1日の尿量を2L以上とすることが望ましい。(尿路結石を防ぐため)

 

本剤服用中は定期的に血中尿酸値や副作用についての検査を受けるようにします。

 

本剤投与中は甲状腺関連に注意し、異常が認められれば、甲状腺機能関連の検査を実施し確かめること。

 

急性痛風発作が治まるまで、本剤の投与を開始しないこと。(痛風発作が一時的に増強するおそれがある)

 

投与中に痛風発作が憎悪した場合には、コルヒチン、ボルタレンなどを併用すること。

 

 

 

慎重投与

重度の腎機能障害のある患者(使用経験が少なく安全性が確立していない)

 

肝機能障害のある患者(使用経験が少なく安全性が確立していない)

 

ワーファリン(ワルファリン)との併用でワルファリンの抗凝血作用を増強させる可能性がある。

 

アラセナ-A(ビダラビン)との併用でビダラビンの作用を増強し副作用が発現したとの報告がアロプリノールであるので可能性がある。

 

テオドール(テオフィリン)などとの併用でテオフィリンの血中濃度が上昇するとの報告がアロプリノールであるので可能性は否定できない。

 

ヴァイデックス(ジダノシン)との併用でジダノシンの血中濃度が上昇するとの報告がアロプリノールであるので可能性は否定できない。

 

高齢者では生理機能が低下していることが多く、患者の状態を観察し、慎重に投与すること。

 

女性患者に対する使用経験は少ない。

 

妊婦又は妊娠している可能性のある婦人には、治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与する。

 

授乳中の婦人には本剤投与中は授乳を避けさせること。

 

低出生体重児、新生児、乳児、幼児又は小児に対する安全性は確立していない。(使用経験がない)

 

薬としての効果

 

トピロリックはフェブリクに次ぐ日本で作られた尿酸生成抑制剤で、痛風などの治療に用いられています。

 

トピロリックは尿酸の生成にかかわるキサンチンオキシダーゼに働いて、ヒポキサンチンからキサンチンを経て尿酸を生成するのを阻害して、体内の尿酸を減らし痛風の改善をもたらします。

 

アロプリノールとの違いは、非プリン型であること、キサンチンオキシダーゼに対する選択性にあります。

他の代謝酵素(プリン・ピリミジン代謝酵素など)に阻害作用を示さずより選択的にキサンチンオキシダーゼに阻害作用を示します。

 

その作用機序はザイロリック(アロプリノール)とフェブリク(フェブキソスタット)の作用機序を併せもった阻害作用のようです。

 

アロプリノールと同様に尿に排泄される尿酸も減少するので、尿路結石を起こしにくいです。

 

飲み初めに、かえって痛風発作を起こしてしまうことがあります、これは尿酸の結晶が関節から溶け出すためです、良くなるための過程ですから、少し辛抱することになるかもしれません。

関節にたまっている尿酸が排泄されてしまうと痛風発作は起こらなくなります。

 

主に胆汁から排泄されるため、アロプリノールよりも腎蔵が弱っている人にも使いやすいですが、重度の腎障害がある場合は慎重に投与する必要があります。

 

副作用について

 

主な副作用としては痛風関節炎(10.0%)、臨床検査値の異常としては、GPT増加(7.5%)、β-NアセチルDグルコサミニダーゼ増加(7.0%)、α1ミクログロブリン増加(5.9%)、GOT増加(5.1%)等である、

 

その他ではγ-GTP増加、血中TG増加、四肢痛、四肢不快感、CK増加または減少、尿中β2ミクログロブリン増加、β2ミクログロブリン増加などがあります。

 

重大な副作用

肝機能障害(倦怠感、食欲不振、吐き気、発熱、発疹、尿が茶褐色、肌や白目が黄色くなるなど)(2.9%)

多形紅斑(やや隆起する浮腫性紅斑)(0.5%未満)

 

まとめ

 

生活習慣病でよくありがちな痛風の治療で、比較的新しく、痛風などの治療に用いられる尿酸生成抑制薬であるトピロリック。

 

主に肝臓から排泄されるため、腎機能に応じた用量調節の必要がなくアロプリノールよりも使いやすいお薬です。

 

アロプリノールなどと同様に尿に排泄される尿酸も減少するので、尿路結石を起こしにくいです。

 

主な副作用としては痛風関節炎(10.0%)、臨床検査値の異常としては、GPT増加(7.5%)、β-NアセチルDグルコサミニダーゼ増加(7.0%)、α1ミクログロブリン増加(5.9%)、GOT増加(5.1%)等である、

 

重大な副作用として、肝機能の異常もときどき出ますし重篤な肝障害も報告されているので、定期的に肝機能を検査して慎重に投与する必要があります。

また、隆起した発疹など皮膚に異常がみられたら医師に相談してください。

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