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痛風の時に使うウラリットとは 薬としての効果と副作用について

 

 

生活習慣病の痛風の治療において他の痛風の薬と併用することが多いウラリット(U)。

 

尿をアルカリ性にするために使われるのがウラリットで、尿酸結石を少しでもできにくくするためです。

 

調剤薬局での調剤内容をみると、まあまあ処方は見かける方です。

 

痛風の時に使うウラリットとは、薬としての効果と副作用について紹介します。

 

Contents

痛風の時に使うウラリットとは

 

日本では1988年4月より販売されている、痛風の時に使う、尿をアルカリ性にする作用がある「ウラリット(U)」。

 

この薬剤にはジェネリック医薬品が発売されていますので薬剤費を抑えることが可能です。

 

ウラリット(U)の一般名(成分名)はクエン酸カリウム・クエン酸ナトリウム水和物配合製剤です。

 

痛風は血液中の尿酸濃度が上昇し、それが結晶となって析出することで激しい痛みを生じる疾患となります。

 

痛風が起きる前には、血液の尿酸値が高い状態が続くことになり、この状態のことを高尿酸血症と呼びます。

 

この状態を放置していると、何らかの引き金により、足の親指のつけ根などの関節が炎症を起こし赤くはれて痛みだすことになります。

 

この痛みは痛烈で、”風に吹かれても痛い”ほどなので”痛風”と呼ばれています。

 

このような発作はそれほど長くは続かないのですが、高尿酸血症を改善しない限りは、また同じような症状に悩まされることになります。

 

そして、再発を繰り返していると、いろんな部位に腫れが起きるようになったり、腎臓にも悪影響を及ぼしたり、尿酸結石ができたりしてきます。

 

最終的には重症の慢性痛風になる可能性がありますので、高尿酸血症を放置することは危険とされています。

 

痛風にかかるのは20歳以降の男性が多いようです。

 

ストレスにも深く関わっているので、マラソン選手などでは年齢に関係なく罹患している人が多いそうです。

 

血清尿酸値は遺伝と環境の両方の因子が関係しますから、それらの知識を持ったうえで対応する必要があります。

 

専門性の高い医師に相談の上、それぞれに応じた治療法を考えることが必要になります。

 

この痛風の治療には血液中の尿酸値を適正値に改善することが必要になります、その改善の仕方にはいろいろあり、尿酸排泄促進薬や尿酸生成抑制薬などを使います。

 

また、痛風では尿中にも尿酸が増えることになり(尿酸排泄薬を使うとより増えやすい)、そのことが原因で尿酸結石ができたりします。

 

尿が酸性に傾いていると尿酸結石ができる可能性が高くなるので、ウラリットで尿をアルカリ性にして尿酸結石をできにくくします。

 

 

 

禁忌

1)ヘキサミン(ヘキサメチレンテトラミン)を投与中の患者(ヘキサミンの効果を減弱することがある)

ヘキサミンは尿路消毒剤です。

 

 

 

用法用量

痛風並びに高尿酸血症における酸性尿の改善(他にも適用あり)

通常、成人1回1g(2錠)を1日3回経口投与するが、尿検査でpH6.2から6.8の範囲に入るよう投与量を調整する。

(ウラリット-U配合散、ウラリット配合錠)

 

剤型

散剤

ウラリット-U配合散 19.6円/1g

錠剤

ウラリット-配合錠  10.1円/1錠(1992年6月発売)

 

ウラリット-U配合散を水に溶かすと、塩味が強く服用しにくいことがある。

 

使用中は摂水量を多くし、1日の尿量を2L以上とすることが望ましい。(尿路結石を防ぐため)

 

 

 

慎重投与

腎機能障害のある患者(カリウムの排泄低下により、高カリウム血症になりやすい)

 

肝疾患・肝機能障害のある患者(症状を悪化させるおそれがある)

 

尿路感染症の患者(感染を助長するおそれがある)

 

水酸化アルミニウムゲルとの併用では、他のクエン酸製剤との併用でアルミニウムの吸収が促進されたとの報告があるので、2週間以上投与間隔をあけるようにする。

 

高齢者では生理機能が低下していることが多く、患者の状態を観察し、慎重に投与すること。

 

薬としての効果

 

痛風では、尿中にも尿酸が増えてきます。

 

尿中に尿酸が増えれば、尿酸結石ができやすくなります、さらに尿のpH値が酸性に傾いていると、より結石ができやすくなるので、ウラリットを使用して尿をアルカリ性にする必要があります。

 

ウラリットが尿をアルカリ性にする機序は、その主たる代謝産物である重炭酸塩が、生体において塩基として作用することによると考えられています。

 

痛風の治療で尿酸排泄薬を使っていると、より尿酸が尿に排泄されやすくなるので、併用でウラリットが処方されることが多いようです。

 

副作用について

 

主な副作用としては下痢・軟便、胃部不快感、悪心、血清カリウム値の上昇、GPT上昇、GOT上昇等である。

 

その他ではAl-P上昇、γ-GTP上昇、LDH上昇、血中クレアチニン上昇、BUN上昇、食欲不振、嘔気、嘔吐、胸やけ、口内炎、腹部膨満感、胃痛、舌炎、発疹、そう痒感、排尿障害、頻尿、残尿感、眠気、貧血、全身倦怠感などである。

 

重大な副作用

高カリウム血症(徐脈、全身倦怠感、脱力感など)(0.21%)

 

まとめ

 

生活習慣病でよくありがちな痛風の治療において、痛風の治療薬と併用して出されることが多いウラリット。

 

尿酸が尿にたくさん出てくる痛風において、ウラリットで尿をアルカリ性にして尿酸結石をできにくくします。

 

主な副作用としては下痢・軟便、胃部不快感、悪心、血清カリウム値の上昇、GPT上昇、GOT上昇等である。

 

重大な副作用は高カリウム血症(徐脈、全身倦怠感、脱力感など)があらわれることがあるので慎重に投与する必要があります。

 

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