生活習慣病である痛風は尿酸が体の中に過剰に溜まることで起きる可能性が高くなります。
痛風の発作は、ある日突然、足の親指のつけ根などに激痛が走ることから始まるのですが。
そうならないためには食べるものにも気をつかいたいですね。
痛風発作を予防するには、食べるのを控えるものと食べてもいいものについて紹介します。
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痛風発作を予防するには
痛風は血液中の尿酸濃度が上昇し、それが結晶となって析出することで激しい痛みを生じる疾患です。
痛風が起きる前には、血液の尿酸値が高い状態が続くことになります。
通常、尿酸は体の新陳代謝によってつくりだされ、排泄との兼ね合いで一定の量が体内に保たれていますが、何らかの原因で過剰に体内に溜まるようになると痛風が起こりやすい高尿酸血症になるのです。
痛風の発作は尿酸が溶けきれずに結晶化して沈着したところを特に好中球などの白血球が攻撃をすることで起きます。
激痛や腫れや発熱を起こす物質が好中球が活性化することで分泌されるのです。
痛風発作を予防するには、このような状態にならないようにする必要があります。
となると、まず頭にのぼるのは尿酸のもととなるプリン体のことですが。
実は、食べ物などからのプリン体が、尿酸値を上げることにはそれほど影響しないということがわかっており、食べ物などからのプリン体の制限はあまり重要ではないようです。
どちらかというと、水分をたくさんとったり、食べ過ぎず、適度な運動をしたりなどのことの方が良い効果をもたらすようです。
それでは食べ物の面ではどうすればいいのでしょうか。
尿酸値を上げないもの、尿酸の排泄を助けるものという観点で食べたりするものを選べばいいのでしょう。
食べるのを控えるもの
食べる量を控えるということ、食べ過ぎないということが大事なのですが、つまり、カロリー制限の面で考える必要があるようです。
カロリーを摂りすぎて肥満にならないように気をつけなければならない。
プリン体がどうこうよりも、カロリー摂取が問題のようです。
特に甘いものを食べ過ぎないことです。
私の友人が、チョコレートなどを食べると、痛みが悪化したと言っていました。
プリン体の多い食材もできれば避けたらいいのでしょうが、それほど効果がないでしょう。
肉類や魚類、貝類、スルメなどは、要は、食べ過ぎないことに注意しましょう。
アルコールは尿酸値を上げやすいとのデーターがあるので、痛風には良くないから控えるようにしましょう。
ウイスキーや焼酎、ワインなども良くないですよ。
食べてもいいもの
乳製品などが良いというデーターがあります。
乳製品をよく食べる人は、そうでない人に比べて痛風になるリスクが40%ほど少なくなったというデーターがあるのです。
痛風にはヨーグルトなどが良さそうです、でも、食べ過ぎは別の病気をもたらしかねないので注意しましょう。
また、ビタミンCが尿酸の排泄を促進するといわれています。
なのでビタミンCを含む野菜などですか、ビタミンCとくれば果物とイメージする人もいますが、果物には糖分が含まれているのが多いので摂りすぎると肥満につながりますから痛風にはNGということになります。
クエン酸などは尿をアルカリ性にしてくれるので、尿酸の溶解と排泄を促進してくれます。
尿酸結石予防にも良いようです。
クエン酸を含む食材としては梅干しなんかが良さそうですね。
まとめ
生活習慣病でよくありがちな痛風の発作を予防するには、カロリー制限です、食べ過ぎないということです。
プリン体をとりざたするよりもカロリーの摂りすぎに注意です。
特に甘いものを食べ過ぎないことが必要ですね。
アルコールなんかも、尿酸値を上げる作用が認められているので控えましょう。
ビタミンとかミネラルも十分とって尿酸の排泄をよくして、ヨーグルトなんかもほどほどに食べましょう。