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ニキビ治療薬ゼビアックスローションとは 薬としての効果と副作用について

 

 

ニキビは誰もが経験する身近な皮膚の疾患です。

 

若いころに発症することが多いので「青春の象徴」と呼ばれることもあります。

 

年齢が上がるにつれ、自然となくなっていくために病気という認識があまりないのですが、医療機関でも治療ができます。

 

ニキビ治療薬ゼビアックスローションとは 薬としての効果と副作用について紹介します。

 

Contents

ニキビ治療薬ゼビアックスローションとは

 

日本では2016年1月より販売されている、ニキビの時に使われる薬である「ゼビアックスローション」。

 

この薬剤にはジェネリック医薬品が発売されていないので薬剤費を抑えることができません。

 

ゼビアックスローションの成分名はオゼノキサシンです。

 

にきびとは、おでこ、頬、口のまわり、下あご、背中や胸の中央など皮脂分泌量の多い皮膚に生じる発疹で、面皰(めんぽう)と呼ばれる毛穴に角質や皮脂がつまった皮疹のことをいいます。

 

にきびができる原因は諸説がありますが、詳細は解明されていない。

 

毛穴が男性ホルモンと細菌(皮膚常在菌:アクネ菌)と皮脂との相互作用で炎症を起こすという説が有力とされています。

 

治療は毛穴を広げることなどで皮脂などの排泄を促進したり、皮脂の中で繁殖している雑菌やアクネ菌を殺菌したりします。

 

ゼビアックスローションは皮脂の中で繁殖している雑菌やアクネ菌を殺菌して細菌による化膿性炎症をともなうニキビを改善することになります。

 

 

 

禁忌

1)本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者

 

 

 

用法用量

ざ瘡(化膿性炎症を伴うもの)(他にも適用あり)

1日1回、洗顔後、患部に適量を塗布する。

 

剤型

ローション剤

ゼビアックスローション2% 80.5円/1g

 

このローションは垂れにくいので指にとって塗りやすいようです。

 

4週間で効果が認められなければ使用を中止すること。炎症が治まれば継続使用しないこと。

 

耐性菌の発現に注意し、治療上必要な最小限にとどめること。

 

眼には使用しないこと、眼に本剤が入った場合は、直ちに水でよく洗い流すこと。

 

結節および嚢腫には、他の適切な処置を行うこと。

 

 

 

慎重投与

 

キノロン系合成抗菌薬の経口剤で光線過敏症が報告されている。

 

妊婦又は妊娠している可能性のある婦人には使用しないことが望ましい。

 

授乳中の婦人には使用しないことが望ましいが、やむを得ず使用する場合には授乳を避けさせること。(動物実験で乳汁移行が確認されている)

 

低出生体重児、新生児、乳児、幼児又は13歳未満の小児に対する安全性は確立していない。(使用経験がない)

 

薬としての効果

 

ゼビアックスローションは皮脂の中で繁殖している雑菌やアクネ菌を殺菌して細菌による化膿性炎症をともなうニキビを改善することになります。

 

抗菌作用はダラシンT(クリンダマイシン)やアクアチム(ナジフロキサシン)より強い効果があります。

 

そして、用法も1日1回ということでダラシンTやアクアチム(1日2回)よりも手間がいらなくなるというのも特徴です。

 

比較的新しい薬ですので今後の情報に期待しましょう。

 

副作用について

 

主な副作用は、適用部位そう痒感(1.1%)、適用部位乾燥(1.1%)、適用部位刺激感(0.9%)、である。(薬品承認時)

 

その他の副作用は、鱗屑・落屑、紅斑、乾皮症、ほてり、血中ビリルビン増加、好酸球増加、GOT増加、GPT増加、γ-GTP増加などがあります。

 

まとめ

 

ゼビアックスローションは皮脂の中で繁殖している雑菌やアクネ菌を殺菌して細菌による化膿性炎症をともなうニキビ(赤ニキビ)を改善することになります。

 

抗菌作用はダラシンT(クリンダマイシン)やアクアチム(ナジフロキサシン)より強い効果があります。

 

そして、用法も1日1回ということでダラシンTやアクアチム(1日2回)よりも手間がいらなくなるというのも特徴です。

 

主な副作用は、適用部位そう痒感(1.1%)、適用部位乾燥(1.1%)、適用部位刺激感(0.9%)、です。

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