ニキビは誰もが経験する身近な皮膚の疾患です。
若いころに発症することが多いので「青春の象徴」と呼ばれ、憂鬱になることもあります。
どんなことに注意して肌のケアをすればいいのかわかればうれしいですよね。
ニキビを予防するには 日常生活で注意すべき点と気にしなくていいことについて解説します。
Contents
ニキビを予防するには
ニキビとは、おでこ、頬、口のまわり、下あご、背中や胸の中央など皮脂分泌量の多い皮膚に生じる発疹で、面皰(めんぽう)と呼ばれる毛穴に角質や皮脂がつまった皮疹のことをいいます。
にきびができる原因は諸説がありますが、詳細は解明されていない。
毛穴が男性ホルモンと細菌(皮膚常在菌:アクネ菌)と皮脂との相互作用で炎症を起こすという説が有力とされています。
ニキビの予防としては、毎日、正しい洗顔をすることや食生活をチェックしたりいろいろ注意すべきことがあります。
それらを知っているか否かで、ニキビにならなくて済むことがあるかもしれません。
どんなことがあるのかみてみましょう。
日常生活で注意すべき点
ニキビができにくい日常を送るにはどんなことがあるでしょうか。
以下箇条書きです。
1)食生活
1.栄養バランスの良い食事を心がける。
糖分や脂質の多く摂りすぎないようにしましょう、摂りすぎた脂肪や糖質は皮脂の分泌を増やしますから、ニキビができやすくなったり、悪化させたりします。
ちゃんとした新陳代謝を維持するには栄養バランスが大事です。
肌にはビタミンB群、A、E、Cなどが必要です。
外食かコンビニ弁当が多い、野菜が嫌い、スイーツが好きな場合は要注意です。
規則正しい食事も大事です。
2.コーヒーやタバコ、アルコールなどは控えめにしましょう。
嗜好品はそれ自体が刺激物になり、ストレスにもなります、ビタミンCが消耗するのでコラーゲンの代謝が不十分になり、肌の修復が遅れます。
アルコールやタバコに含まれるニコチンはビタミンCを破壊します。
2)身だしなみ
1.お化粧でニキビが出やすい状況をつくらないようにしましょう。
油性のファンデーションは正常な皮膚呼吸や皮脂の排出を邪魔します、できるだけ化粧をしている時間を短くしましょう。
2.髪の毛がかぶさらないようにすることもニキビ予防や悪化を食い止めるには必要です。
ヘアスタイルを工夫することでニキビ予防や悪化を避けましょう、髪が肌に触れるような髪型が肌を不潔にしてニキビを助長します。
3)洗顔、お手入れ
1.せっけんを使って、やさしくしっかり洗顔しましょう。
最初に手をきれいに洗いましょう。
それから、せっけんをよく泡立て、毛穴を詰まらせないように皮脂を洗い流しましょう。毛穴の新陳代謝を良くしましょう。
肌をゴシゴシ洗うのはNGです。
せっけんのすすぎはしっかりと行いましょう。
もちろん、ふくタオルは清潔なものを使いましょう。
キーワードは清潔、不必要な刺激はしないです。
2.運動などで汗をかいたらすぐ洗顔しましょう、いつも清潔にしていることが大事です。
汗をかくと肌に汚れが付きやすくなります、シャワーなどで洗い流したり、乾いたタオルで汗を良くふきましょう。
3.化粧水で保湿しましょう。
保湿すれば、肌の正常なターンオーバーを促して回復を助けます。
皮脂の分泌の多い人は化粧水での保湿で充分潤います。
不十分な場合は、ニキビ専用の美容液や乳液を使いましょう。
4)睡眠
夜更かしはNGです。睡眠はきっちりとって規則正しい生活を送りましょう。
夜更かしは肌の新陳代謝のサイクルを乱します。古い角質が毛穴をふさぎ、肌に悪影響をもたらします。
5)紫外線対策
紫外線を浴びると、活性酸素が発生し、それにより皮脂が酸化して毛穴に詰まりニキビの原因になります。
また活性酸素は肌のバリア機能を弱めるので、細菌感染や乾燥しがちになったりします。
6)ストレスを溜めない。
ストレスが長引くと、男性ホルモンやノルアドレナリンが分泌され、皮脂の分泌が増えます。
肌も硬くなりニキビの原因になります。
また、ストレスによる緊張状態が続けば、睡眠不足や便秘などでニキビができやすくなります。
7)化粧品などに含まれるアルコール(エタノール)に注意する。
アルコール(エタノール)は肌への刺激が強く、ニキビを悪化します。
化粧品の成分表示には気をつけましょう。
気にしなくていいこと
時々、気にされている方がいるようですが、口をあけて呼吸する人がニキビが増えるかもしれないと思っている場合があります。
口をあけて寝ているのはニキビに影響しないので気にしなくていいです。
まとめ
日常生活の習慣などを気遣うことでニキビが防げればいいですね。
ちょっとした工夫で、もしかしたらニキビの予防や悪化をふせげるかもしれませんよ。