あなたもテニスしていますか。
世界で活躍する選手を見ると、うれしくなってテニスに興味を示す人が増えていますよね。
テニスも楽しくやっているうちはいいんですけど、
勝つことに意欲を燃やしだして、がんばりはじめると、夏の暑い時などに足がつることがあります。
そんなときに、良く使われる薬と、その副作用などについて紹介します。
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テニスで足がつる
テニスで足がつるときは、ほとんどが足のふくらはぎに起こります。
足がつるというのは別の表現にすると”こむらがえり”となります。
こむらがえりは筋肉が強く収縮する現象ですが、どうして起こるのかはっきりわかっていないようです。
運動中や運動後にはよく起こりますが、あまり運動しない高齢者が寝ているときなどに起こることも多いようです。
1つには電解質バランスが崩れることによって起こるという考え方があり。
透析患者さんがよく起こるのはうなずけることですが。
全てに当てはまることではないようです。
なんらかの原因で筋肉の収縮がうまくいかなくなり、強い収縮を起こすということです。
水分不足や睡眠不足などでも起こるようですね。
足がつるときに使われる薬
西洋の薬の中には使えそうなのはなさそうです。
漢方薬の中にいくつか使えそうなのがありました。
一番効き目がいいのは
芍薬甘草湯です、
飲んで5~6分で効き目がでます。けっこう早く効きますが、ごくまれに効かない人もいます。
薬としては医療用漢方製剤と一般用漢方製剤があります。
要はお医者さんでもらえる薬と薬局で買える薬のちがいです。
成分は、それぞれに
日局カンゾウと日局シャクヤクが同じ比率で入っています。
医療用の方が濃度が濃い目です。
骨格筋や平滑筋に対して収縮をゆるめる作用や痛みの感じ方が改善される作用があります。
薬局で買えるものがあるため、お手軽に試せますが、薬剤師などによく相談して使うようにしましょう、
薬には副作用がありますから。漫然と使うのは良くないです。
まれに、芍薬甘草湯が効かない場合
医療用漢方製剤には疎経活血湯という選択肢もあります。
血の巡りが悪くて起こっている場合に考え、医師が処方指示してくれます。
カンゾウやシャクヤクを含む17種の漢方が配合されたものです。
関節痛、神経痛、腰痛、筋肉痛に効きます。
その副作用などについて
<芍薬甘草湯>
副作用
主な副作用として、発疹、発赤、かゆみ、悪心、嘔吐、下痢などが報告されています。
ほかに起こり得るものとしては、
から咳、息切れ、発熱、呼吸困難などの症状がでれば「間質性肺炎」を疑ってみる。
尿量が減少する、顔や手足がむくむ、まぶたが重くなる、手がこわばるなどの症状がでれば「偽アルドステロン症」を疑ってみる。
どうき、息切れ、体がだるい、めまいなどがでれば「うっ血性心不全、心室細動、心室頻拍」を疑ってみる。
体がだるくて手足に力が入らない、手足がひきつる、手足がしびれる、筋肉痛がでれば「ミオパチー、横紋筋融解症」を疑ってみる。
体がだるい、皮膚や白目が黄色くなるなどがでれば「肝機能障害」を疑ってみる。
もしもということで、
このような時はすみやかに医師に相談してください。
注意点
薬は直射日光、湿気、高温を避けて保存する。
低カリウム血症、アルドステロン症、ミオパチーと診断されているときは医師などに相談する。
妊娠または授乳中にも医師などに相談する。
(こんなときテニスしないかな)
他に使っている薬などがある場合も注意です、医師などに相談です。
例えば以下のような薬です。
利尿剤(フロセミド、エタクリン酸、トリクロルメチアジドなど)、カンゾウ含有製剤、、グリチルリチン酸及びその塩類を含む製剤。
(カンゾウ含有製剤、、グリチルリチン酸及びその塩類を含む製剤とは、ほぼ他の漢方製剤についてのことだと思ってください)
<疎経活血湯>
副作用
主には食欲不振、胃部不快感、悪心、嘔吐、下痢等があります。
尿量が減少する、顔や手足がむくむ、まぶたが重くなる、手がこわばるなどの症状がでれば「偽アルドステロン症」を疑ってみる。
体がだるくて手足に力が入らない、手足がひきつる、手足がしびれる、筋肉痛がでれば「ミオパチー、横紋筋融解症」を疑ってみる。
このような時はすみやかに医師に相談してください。
注意点
低カリウム血症、アルドステロン症、ミオパチーと診断されているときは医師などに相談する。
妊娠または授乳中にも医師などに相談する、こんなときテニスしないかな。
他に使っている薬などがある場合も注意です、医師などに相談です。
例えば以下のような藥です。
カンゾウ含有製剤、、グリチルリチン酸及びその塩類を含む製剤。
*市販薬の購入の場合の漢方製剤のメーカーについて
芍薬甘草湯はメーカーにより効き目が違う場合があるようです、あんまり知らないメーカーだと効かない場合があるようです。
ご注意を。
まとめ
日本選手の活躍も聞かれる現在では、テニス人口も増えてきていると思いますね。
勝つことを意識しすぎて、無理をし過ぎると足がつったりすることがでてきます。
そんなときに良く効く薬を紹介しましたが、個別で自身の状況をよく考えてくださいね。他の疾患が原因で起きている場合もありえますから。
頻繁に起こるようなら、医療機関の受診も考えることをおすすめします。