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溶連菌感染症に使われる抗菌薬ユナシンとは 薬としての効果と副作用について

 

 

溶連菌は子どもがかかりやすい感染症の1つです。

 

ただ、大人もかかることがあり得ますから注意しなければなりません。

 

のどの症状が出る場合が一番多く、赤くなったのどを見れば、溶連菌感染症を疑ってみましょう。

 

溶連菌感染症に使われる抗菌薬ユナシンとは 薬としての効果と副作用について紹介します。

 

Contents

溶連菌感染症に使われる抗菌薬ユナシンとは

 

日本では2009年10月より販売されている、ペニシリン系の抗生物質の1つである「ユナシン」。

 

ジェネリック医薬品は発売されていないので、薬の負担を減らすためにジェネリック医薬品を選択することができません。

 

ユナシンの成分名はスルタミシリンである。

 

レンサ球菌は常在菌の一種で、誰でも皮膚などに持っている細菌である。

 

溶連菌感染症はそのレンサ球菌が何らかの原因で病原性を持つことになり症状を発症したものである。

 

溶連菌感染症とは、大きなくくりで言えば、グラム陽性球菌のうちのレンサ球菌属によっておこされる感染症すべてのことなのですが。

 

医療の中で注目されるのは、よくおこる化膿レンサ球菌のことについてです。

 

溶連菌は正しくは、A群β-溶血性連鎖球菌と言います。

 

主な症状はのどの痛み、発熱などがあります。

 

なので、抗菌薬と痛み止めや抗炎症薬、解熱鎮痛薬などが処方されていることが多いです。

 

抗菌薬はペニシリン系が一番多く、次にセフェム系、まれにマクロライド系が処方されています。

 

予防はワクチンがないので、マスクの着用や手洗いうがいが主になります。

 

治療のタイミングが早く服用をきっちりすれば、特に問題なく経過するようです。

 

最近では、耐性菌の問題から、患者の状況をよく考え、抗菌剤を出すかどうかを判断するようです。

 

ユナシンは、抗生物質のアンピシリンとβラクタマーゼ阻害剤のスルバクタムからなる合成抗菌剤であり、溶連菌を含むグラム陽性菌などに有効です、溶連菌に殺菌的に作用して溶連菌感染症を改善することになります。

 

 

 

禁忌

本剤の成分によるショックの既往歴のある患者

 

伝染性単核症の患者(発疹の発現頻度を高めるおそれがある)

 

原則禁忌(特に必要とする場合には慎重に投与する)

本剤の成分またはペニシリン系抗生物質に対し、過敏症の既往歴のある患者

 

 

 

用法用量

連鎖球菌属による、咽頭・喉頭炎、扁桃炎、中耳炎など。

 

通常、成人にはスルタミシリンとして1回375mgを1日2~3回経口投与する。

なお、年齢、症状により適宜増減する。

 

通常、小児にはスルタミシリンとして1日15~30mg/kgを3回に分割経口投与する。

なお、年齢、症状により適宜増減する。

ユナシン細粒小児用10%は1gにスルタミシリンを100mg含んでいるので、体重10kgの小児には1.5~3gを3回に分けて経口投与する。

体重20kgの場合は3~6gを3回に分けて経口投与する。

 

剤型

錠剤

ユナシン錠375mg            53.20円/1錠

細粒

ユナシン細粒小児用10%         55.00円/1g(2009年12月販売開始)

 

耐性菌の発現などを防ぐため、原則として感受性(効果があるかどうか)を確認し、疾病の治療上必要な最小限の期間の投与にとどめること。

 

 

 

慎重投与

セフェム系抗生剤に対し、過敏症の既往歴のある患者。

 

本人または両親、兄弟に気管支喘息、発疹、じんましんなどのアレルギー症状を起こしやすい体質を有する患者。

 

高度の腎障害のある患者。

 

経口摂取の不良な患者または非経口栄養の患者、全身状態の悪い患者。(ビタミンK欠乏症があらわれることがある)

 

アロプリノール(ザイロリック)との併用で、発疹の発現が増加するとの報告がある。

 

ワルファリンカリウム(ワーファリン)との併用でワルファリンカリウムの作用が増強されるおそれがある。

 

経口避妊薬(トリキュラー、アンジュ、ラベルフィーユなど)との併用で経口避妊薬の効果が減弱するおそれがある。

 

メトトレキサート(リウマトレックスなど)との併用でメトトレキサートの排泄が阻害され毒性が増強する可能性がある。

 

プロベネシド(ベネシッド)との併用で本剤の血中濃度を増加させることがある。

 

高齢者は生理機能が低下していることが多いので、副作用が出やすく、ビタミンK欠乏による出血傾向が出やすいので、本剤の投与には慎重に対応すること。

 

妊婦又は妊娠している可能性のある婦人には、治療上の有益性が危険性を上回る場合にのみ投与すること。(動物実験で催奇形性が報告されている)

 

授乳中の婦人への投与は避けることが望ましいが、やむを得ず投与する場合には、授乳を避けさせること。(母乳中へ移行することが報告されている)

 

低出生体重児、新生児に対する安全性は確立されていない。

 

薬としての効果

 

ユナシンはペニシリン系の抗生物質のアンピシリンとβラクタマーゼ阻害剤のスルバクタムの合成抗菌薬ででグラム陽性菌などに対して殺菌的に作用します。

 

βラクタマーゼ阻害剤のスルバクタムが細菌が作るアンピシリンを分解し無効化する分解酵素を阻害して安定した抗菌力をもたらすとされています。

 

溶連菌感染症で使われることもあります。

 

副作用について

 

主な副作用としては、下痢・軟便、発疹、GOT上昇、GPT上昇などである。

 

その他の副作用としては、じんましん、そう痒、好酸球増多、顆粒球減少、血小板減少、白血球減少、好中球減少、Al-P上昇、胃部不快感、胃・腹部痛、食欲不振、舌炎、発熱、頭痛、倦怠感、傾眠、悪心・嘔吐、口内炎、めまい、などがあります。

 

重大な副作用

ショック、アナフィラキシー

ひどい皮膚症状

急性腎不全、間質性腎炎

血液障害(無顆粒球症、溶血性貧血、血小板減少など)

重篤な大腸炎(出血性大腸炎、偽膜性大腸炎など)

肝機能障害、黄疸

 

まとめ

 

ユナシンはペニシリン系の抗生物質のアンピシリンとβラクタマーゼ阻害剤のスルバクタムの合成抗菌薬ででグラム陽性菌などに対して殺菌的に作用します。

 

βラクタマーゼ阻害剤のスルバクタムが細菌が作るアンピシリンを分解し無効化する分解酵素を阻害して安定した抗菌力をもたらすとされています。

 

溶連菌感染症で使われることもあります。

 

主な副作用としては、下痢・軟便、発疹、GOT上昇、GPT上昇などです。

 

腎不全や血液障害、大腸炎、ひどい皮膚障害などの重い副作用はめったに出ないですが、高齢者や長期に服用する時は、念のため注意しておくほうがいいでしょう。

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