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調剤薬局に薬が無いことがある理由 無いことが多い薬と対応策について

 

医薬分業が始まって久しく、2012年に医薬分業率も66.1%に達しているとかの情報もあります。

今現在どこまで進んでいるかは定かではないです。

一部の医療機関では、もう一度院内の薬局で薬を出そうという動きもあるようで、これから先、どのように変化していくかはわかりません。

時々、医療機関から離れたところにある薬局で、直接行ったら、お薬が無く、もらうのに時間がかかるとか言われた経験はおありでしょうか。

あれっ、どこの薬局でも、薬あるんじゃないの、どうして?

と思いますよね。

実は、流通の仕方や経営において、解消できないことがあって、どこでも同じお薬をすぐには出してもらえないようです。

調剤薬局に薬が無いことがある理由、どんな薬が無いことが多いのか、もらえないことを回避する方法を紹介します。

 

Contents

調剤薬局に薬が無いことがある理由

医療機関等で保険診療に用いられる医療用医薬品として官報に告示されている、つまりは処方せんにより調剤薬局で出ることのある医薬品のことです。

平成28年6月16日時点で全部で1万6千品目程度あるのです。

(今ではもう少し増えていると思います、刻一刻と増えています)

ところが、調剤薬局に置いてある医薬品はせいぜい千3百ほど。

だいたい10分の1くらいなんです。

中にはたくさん置いてあるところもあるでしょうが、しれてます。

なぜか、それは経営のためですね。

不良在庫が増えれば増えるほど経営を圧迫することになるので、普通は、不要なものは在庫しません。

調剤薬局が揃えている医薬品は、

門前とか近隣の医療機関が処方として出すことがあるもの、一度でも処方せんで調剤したことがあるもので周期的に出ているものなどです。

これからはずれると、まず、持っていないと思わなければなりません。

医院、診療所、病院などの医療機関での処方は、同じ症状の患者でも全く違うこともあり。

A医院ではX、B診療所ではY、C医院ではZ、D病院ではWというようなこともあり得るのです。

定期的に処方せんが来てれば持てますが、いつ出るかわからない薬を持ってることができません。

また、ジェネリック医薬品で同じ成分の薬がたくさんあり、処方せんに一般名表記されている(成分が同じならどの商品使ってもよい)場合は値段が同じかそれ以下の薬をどれを使うことも可能なのですが、一般名表記でなくて変更不可の印が入っていたりするとその名前の薬しか使えなくなります。

同じ成分、効き目があってもです。

おかしな話です。

また、患者さんによって、この薬は前もらって効かなかったとかで、同じ成分の薬だけれど使えないということが起こり得ます。

調剤薬局もそこまでは想定できないです。

 

どんな薬が無いことが多い

 

1)特殊な薬

特殊な疾病で、ほとんど処方されることがないお薬、緊急性のあるもので代用ができないものなら在庫を持っている場合がありますが。

 

2)あまり使われていないメーカーの薬

たまにその医院の処方だけとかあります、その地域によりまちまちである。なので遠く離れれば離れるほど、調剤薬局に置いていないことがあり得ます。

 

3)高額な薬価の薬

近隣の医療機関が頻繁に処方を出していて、定期的に処方せんを受けていれば置いているのですが、受けることが滅多にないと在庫管理上置いていないことがあり得ます。

その薬が緊急で必要なことがあれば何らかの対策をとっていることもありますが。

 

4)新しい薬

近隣の医療機関で使われていないと置いていないことがある。

 

主なパターンを示しましたが、単純な風邪などの場合でも、医師によっては、ほとんど使われていないようなものを処方することがあり得るので、どの薬が在庫を持っていないかを判断するのは難しいとも言えます。

自分がかかった診療科、例えば、耳鼻咽喉科なら、これからもらいに行く調剤薬局の近隣にも耳鼻咽喉科があることが、持っている確率が上がる要因になります。

 

薬が無くてすぐにもらえないのを回避するには

 

お気に入りの調剤薬局でもらう際に、すぐもらわなくても良い場合は、別に、後でもらいに行ったり、持ってきてもらったりすることで事足ります。

が、すぐもらいたい、またもらいに行くのが面倒、後でじゃ嫌な場合は、どうするかですが。

 

1)できるだけ受診した医療機関の近くの調剤薬局で調剤してもらう。

稀に、持っていないこともあるが、ほぼ確実にあります。

 

2)できれば、調剤してもらおうと思う調剤薬局に処方せんのお薬を持っているか事前に電話などで確認する。

病院なんかでは処方せんを調剤薬局にFAXで送るサービスをしていることがありますが、そこで問い合わせてくれることもあるようです、全部とは言えないですが。

タイミングが合えば、その調剤薬局が薬の手配をするのが間に合うときもありますね。

受け取りに行くまでにそろう場合があります。

間に合わない場合は、医療機関の近隣でもらうことを考えてみては。

 

まとめ

どこの薬局でも同じように、長いこと待つこともなく薬を出してもらえるようになればいいですが。

いろんな問題点も山積みで難しいようです。

こちらが主導で情報を集めれば、あの薬局に行ったら薬を置いてなかったので他に行かなきゃならない、というようなことを回避できるかもしれません。

その助けになれば幸いです。

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