食中毒の苦しみは耐えられないものなので、その時は誰もが二度となりたくないと思います。
冬場にカキを生で食べたことでも、食中毒になることがあり、生カキが好きな人にとっては、そういうリスクを冒してまでも、食べるのをやめられないほどなのかもしれませんが。
私はそれほど好きじゃないので、食べることはないです。
というか、昔、カキフライを食べておなかの具合が悪くなったことがあり。
それ以来、カキ自体を食べることはありません。
でも、中には、ノロウイルスに感染する人としない人がいることを聞きました。
ノロウイルスに感染する人としない人がいるのはどうしてなのかと注意点について紹介します。
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ノロウイルスに感染する人としないが人いるの?
いっしょに食事に行って、同じものを食べても、おなかが痛くなる人とそうならない人がいました。
思い返せば、そういうことはよくあったんじゃないでしょうか。
まあ、その時の食中毒がノロウイルスによるものだったのかはわかりませんが。
ウイルスを体の中に入れても大丈夫な人がいることを想像できそうですね。
どうして?
ノロウイルスに感染しない人がいるということですが、どうしてなんでしょう?
1つにはそれぞれの人の持っている免疫力の内容により違ってくることがあるでしょう。
ウイルスに対して保有している抗体の量や種類が違いますから、発症する人、発症せずに済む人がいます。
それぞれのウイルスに遭遇して接触したことが多いか少ないかで違ってくるのでしょう。
もう一つの側面として、それぞれのウイルスに対して、その人の腸管細胞が結合するかどうかで発症するかどうかが決まるということもあるのです。
ノロウイルスは口から入って、胃液では失活せずに、小腸の上皮細胞まで届き、そこに感染し増殖することで小腸に炎症を起こします。
そして腹痛や下痢などを起こすことになります。
その小腸の上皮細胞にくっつくことができなければ、そこで感染も増殖もせずに、症状も出ません。
つまり、ウイルスに結合しない(反応しない)人はノロウイルスは腸管を通り過ぎるだけで、増殖しないので病気になりません。
いくつも仲間(遺伝子型)が存在するノロウイルス1つ1つに対し、結合する人しない人がいるので、
Aさんはノロウイルス1には結合しないけど、ノロウイルス2には結合する。
Bさんはノロウイルス1には結合するけど、ノロウイルス2には結合しないなどで、
人によりさまざまな状態になるようです。
同じウイルスが口から入って小腸まで侵入されても、感染する人しない人がいるのはこういうことだといわれています。
注意点について
同じウイルスを腸管内に持っていても、症状がでる人でない人がいるということは、
健康そうに見える人でも、ウイルスをおなかに持っていることがあるということですね。
発症期間が比較的短いノロウイルスでも、このようにおなかにウイルスを持っていても感染しない人がいるということを知っておいてください。
まあ、こんなことだと、周りにはウイルス保持者ばかりのように思ってしまいがちですが。
感染しない人は、腸内でノロウイルスをそれほど増殖させないだろうし、感染のリスクは少ないでしょう。
ただ、排便後の手洗い如何で、手にウイルスを少しだけど持っている可能性があります。
手からウイルスをいろんなところに広げる可能性があるということです。
その点を考え、毎日の手洗いとうがいをきっちりされることで対応してくださいね。
あなたももしかしたら、感染しない人の可能性もありますからね。
まとめ
ノロウイルスに感染する人としない人がいるのがわかりました。その人の免疫力が強いことや、ウイルスが腸管細胞にくっかないということで感染が成立しないようです。
人にはノロウイルスに強い人がいるようです。でも、それがすべての型のノロウイルスに同じように大丈夫なのかは人それぞれのようです。
感染せずにウイルスを保持している場合があり、ウイルスを少しは排出していることも想像できますから、自分は大丈夫だとしても手洗いなどはきっちりしておくべきでしょう。
特に流行期にはしっかりとね。