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テロメアの先駆者エリザベス ブラックバーン教授について

 

 

以前より死は選択の時代になるとの情報がありました。

まさか、そんなレベルまで人類はなしえるのかと期待をもち疑問に思っていました。

その世界が目前に開けたような気になる道しるべを与えてくれた人物がいます。

アメリカのエリザベス ブラックバーン教授です。

テロメアの先駆者とされるエリザベス ブラックバーン教授について紹介します。

Contents

エリザベス ブラックバーン教授について

オーストラリア生まれのエリザベス・ブラックバーン教授はテトラヒメナという微生物を用いてテロメア配列を見つけ出し、テロメアを保持するテロメラーゼという酵素を発見した。

参考記事⇒テロメアとは 若さを保つにはどうする?健康寿命へのあくなき挑戦

その業績により、2009年にノーベル生理学・医学賞を受賞している。

エリザベス・ブラックバーンの名前は正式にはエリザベス・ヘレン・ブラックバーンである。

オーストラリアのタスマニア・ホバート生まれで、メルボルン大学を1970年に卒業して、修士と博士課程はイギリスのケンブリッジ大学に進学して、1975年に博士号を取得している。

後にアメリカのイエール大学にうつり、ジョー・ガルの研究室で、当時は不明だったテロメアのDNA配列を解き明かすためテトラヒメナにおけるミニ染色体の研究に着手する。

1978年には、テトラヒメナ非翻訳性RNA中に連続した反復配列があること、それがDNA複製に関係することをつきとめ公表した。

この発見は偉大な功績で、後にいろんな生物、とりわけ人間のテロメア配列が解き明かされていくことになりました。

同年にカルフォルニア大学バークレー校の分子生物学科の准教授に就任し、1984年にブラックバーンの研究室に博士課程の学生として参加したキャロル・W・グライダーが放射性同位体を用いて、

細胞核の抽出液からテロメア合成酵素の活性を測る方法を考案した、そのことにより生化学的手法によるテロメラーゼ単離に成功する。

このことは1985年には公表され、「末端複製問題」の解決におおいに役立つことになった。

1990年にはカルフォルニア大学サンフランシスコ校の微生物学・免疫学部門へうつり、1993~1999年まで学部長を務めることになる。

現在は同校の生化学・生物物理学部門の教授である。

偉大な教授は現在もテロメアに関連する研究を続けている。

テロメアの先駆者?

昔からテロメアの存在は示唆されていたが、決定的なことを突き付けたのはエリザベス・ブラックバーンであった。

そうですテトラヒメナでのテロメアの非翻訳性RNA中に連続した反復配列があり、それがDNA複製に関係することをつきとめ公表したことが、

テロメアの研究を加速させたのです。

後にビル・アンドリュースのヒトテロメアの研究の礎になったと言ってもいいくらいです。

おかげで健康寿命を獲得できるのではという希望に今は満ち溢れている。

そして、テロメアの先駆者としてエリザベス・ブラックバーンはみなさんにプレゼントをしてくれています。

テロメア研究で得られた生の情報を世界にあまねく分け与えようと書籍を出版してくれているのです。

エリザベス・ブラックバーンとエリッサ・エペルは「テロメアエフェクト」という書籍を世界20ヶ国に送り出した。日本では2017年2月22日に出版されている。

この本はテロメアの仕組みを解説するとともに、健康長寿に効果的な運動や食事、睡眠、環境、ストレス対処法を知らしめ、

その上、テロメアの自己診断テストや健康長寿を実践するためのプログラムも提示されている。

この本にワクワクさせられた人々がたくさんいるのではなかろうか。

私もこの本を読んでいます。

なかなかためになる本です。

参考にしてみてくださいね。

 

まとめ

人類が切望して思い描いたことは、時間とともに実現していることが多いです。

エリザベス・ブラックバーン教授が示してくれた道しるべは着実に健康長寿への道を照らし始めています。

研究の成果の恩恵は人類にとってかけがえのないものです。

うまく人類が活用できればいいですね。

参考記事⇒ヘイフリック限界とは 細胞老化や寿命、テロメアとの関係について

参考記事⇒テトラヒメナとは ノーベル賞に貢献 テロメアの研究にも使われる

参考記事⇒ビル・アンドリュース博士とは ヒトテロメアの第一人者?功績は?

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