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アレルギー性結膜炎

花粉症の治療薬ムコゾーム点眼液とは 薬としての効果と副作用について

投稿日:2018年4月28日 更新日:

 

 

春が近づいてくると花粉症で憂鬱になる人がいます。

 

なかには、秋になっても同じように花粉症になる人もいるようです。

 

そんな人を見ていると涙目になって大変そうに思えます。

 

花粉症の治療薬ムコゾーム点眼液とは 薬としての効果と副作用について紹介します。

 

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Contents

花粉症の治療薬ムコゾーム点眼液とは

 

日本では1984年8月より販売されている、卵の卵白に由来する塩化リゾチームという成分の入った点眼液である「ムコゾーム点眼液」。

 

最近ではあまり処方されていない点眼薬になります。

 

ムコゾーム点眼液自体がジェネリック医薬品で、薬の負担がそれほどない安い薬剤です。

 

AZ点眼液の成分名はアズレンスルホン酸ナトリウムである。

 

花粉症の症状には、くしゃみ、鼻水、鼻づまりの3大症状と、目のかゆみを加えた4大症状があります。

 

その症状が出るのは、花粉が鼻粘膜や目の粘膜などに付着してアレルギー反応がでることによります。

 

くしゃみは花粉などの異物を外に出そうとすることにより起こります。

 

ひどいときは続けて何回もすることがあるようですね。

 

鼻水は、同じように異物を洗い流そうとすることにより起こります。

 

ウイルスや細菌などと戦っているわけではないので、粘り気のある色の付いた鼻水ではありません、透明でさらさらしている鼻水です。

 

鼻づまりは、別に鼻に鼻水が詰まっているわけではないのです、鼻の粘膜が炎症で腫れて鼻水の通り道が狭くなってつまったように感じるだけです。

 

花粉症が進んでからの方が鼻づまりは起こりやすいですね。

 

そして、もう1つの症状、目のかゆみは目の粘膜に異物がつくことで炎症が起こり、かゆみとして感じることになります。

 

時には、違和感や痛みを感じることもあるようです。

 

これらの4大症状以外にも、のどの痛み、たんのでない乾いた咳、肌荒れ、耳のかゆみ、熱感、倦怠感、頭重などさまざまな症状がでることがあります。

 

これらの症状はヒスタミンなどの物質が肥満細胞から放出されることにより出てくるようになります。

 

ムコゾーム点眼液は、消炎作用などをもつ卵白由来のリゾチームを含んでおり、炎症を抑制することで、目のアレルギー性結膜炎を改善することになります。

 

 

 

禁忌

本剤の成分に対して過敏症の既往歴のある患者

 

卵白アレルギーのある患者(過敏症状が出る場合がある)

 

 

 

用法用量

漫性結膜炎

通常、1回1~2滴を1日数回点眼する。

 

剤型

点眼剤

ムコゾーム点眼液0.5%           20.00円/1mL

 

 

 

使用上の注意

アトピー性皮膚炎、気管支喘息、薬剤アレルギー、食物アレルギーなどのアレルギー性素因のある患者には慎重に使用する。(アナフィラキシー様反応を起こすおそれがある)

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両親兄弟などがアレルギー症状の既往歴がある患者には慎重に使用する。(アレルギー症状が起きる可能性がある)

 

眼周囲などに薬液がついた場合は、すぐにふき取ること。

 

薬液汚染防止のため、点眼時には、容器の先端が眼などに直接触れることがないよう注意すること。

 

 

 

 

薬としての効果

 

ムコゾーム点眼液は卵白由来の消炎作用などのあるリゾチームの入った点眼薬で単独で軽い慢性的なアレルギー症状で使うことが多いようです。

 

重い症状の時は、別の効き目の強い点眼薬を使うほうがいいでしょう。

 

なお、卵白アレルギーのある人には使えません。

 

副作用について

 

副作用の発現頻度が明確になる調査を実施していない。

 

副作用としては眼瞼発赤・腫脹、結膜充血、刺激感、そう痒感などである。

 

重大な副作用

ショック・アナフィラキシー

 

まとめ

 

ムコゾーム点眼液は卵白由来の消炎作用などのあるリゾチームの入った点眼薬で単独で軽い慢性的なアレルギー症状で使うことが多いようです。

 

重い症状の時は、別の効き目の強い点眼薬を使うほうがいいでしょう。

 

なお、卵白アレルギーのある人には使えません。

 

副作用としては、眼瞼発赤・腫脹、結膜充血、刺激感、そう痒感などです。

 

ほぼ副作用はないに等しいですが、充血やかゆみなどがひどくなるようでしたら、主治医にご相談ください。

 

万が一、強いアレルギー症状(じんましん、腫れ、喘鳴など)が出たら早めに受診するようにしましょう。

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