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水虫の治療薬イトリゾールとは 薬としての効果と副作用について

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水虫は白癬菌というカビの一種が皮膚に感染して起こる感染症です。

 

最近では男性ばかりでなく女性も仕事で1日中、靴を履いたまま過ごすことが増えたため、女性も水虫に悩む人が多いようです。

 

街中の薬局で薬を購入することもあるでしょうが、処方箋で出される薬にはどんなものがあるのでしょうか。

 

水虫の治療薬イトリゾールとは 薬としての効果と副作用について紹介します。

 

 

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水虫の治療薬イトリゾールとは

 

日本では1993年8月より販売されている、トリアゾール系の抗真菌薬の1つである「イトリゾール」。

 

ジェネリック医薬品は発売されていますので(内用液はまだ)、薬の負担を減らすためにジェネリック医薬品を選択することができます。

 

イトリゾールの成分名はイトラコナゾールである。

 

白癬菌は手や体にも感染しますが、9割ほどは足に感染します。

 

それは、白癬菌が繁殖しやすい環境に足がなりやすいことが原因です。

 

足は靴を長時間履くなどして高温多湿な環境になることが多いからです。

 

水虫になるには、他の人の白癬菌に触れ、その上で皮膚のバリアが傷ついているところから侵入し、なおかつ、繁殖しやすい高温多湿で菌の好む栄養源がある状態である必要があるようです。

 

足指の間や足の裏に感染すれば足水虫(足白癬)、足の爪に感染すれば爪水虫(爪白癬)、陰部に感染すればインキンタムシ(陰部白癬)、頭部に感染すればシラクモ(頭部白癬)と言います。

 

ほぼ9割は足水虫と言えます。

 

水虫の症状としては、水ぶくれができるか白くジクジクした状態になったりして、ひどくなるとかゆみがでてくるもの、または、かかとなどがひび割れるような、あまりかゆみをともなわないものなどがあります。

 

水虫と言えば、かゆいと思いがちですが、実は、かゆみがない水虫の方が多いそうです。

 

水虫の治療には、原因となる真菌を排除することが、まず考えられます。

 

かゆみなどの症状がある場合は、かゆみ止めなども処方されることがあるようです。

 

ただ、ステロイド系は感染症を悪化させるため、真菌がいる場合は使用はできません。

 

イトリゾールは、水虫の治療で良く使われる幅広い抗真菌スペクトルを持つ抗真菌薬で、真菌を殺菌することで真菌感染症を改善することになります。

 

 

 

禁忌

ピモジド(オーラップ)、キニジン(硫酸キニジン)、ベプリジル(ベプリコール)、トリアゾラム(ハルシオン)、シンバスタチン(リポバス)、アゼルニジピン(カルブロック、レザルタス配合)、ニソルジピン(バイミカード)、エルゴタミン(クリアミン)、ジヒドロエルゴタミン(ジヒデルゴット)、エルゴメトリン(エルゴメトリンマレイン酸塩注)、メチルエルゴメトリン(メテルギン)、バルデナフィル(レビトラ)、エプレレノン(セララ)、ブロナンセリン(ロナセン)、シルデナフィル(レバチオ)、タダラフィル(アドシルカ)、アスナプレビル(スンベプラ、ジメンシ―配合)、バニプレビル(バニヘップ)、スボレキサント(ベルソムラ)、イブルチニブ(イムブルビカ)、チカグレロル(ブリリンタ)、アリスキレン(ラジレス)、ダビガトラン(プラザキサ)、リバーロキサバン(イギザレルト)、リオシグアト(アデムパス)を投与中の患者

 

本剤に対して過敏症の既往歴のある患者

 

重篤な肝疾患の現症、既往歴のある患者

 

妊娠または妊娠している可能性のある婦人

 

 

 

用法用量

皮膚糸状菌による、体部白癬、股部白癬、手白癬、足白癬、頭部白癬、爪白癬など。

 

(爪白癬以外)通常、成人にはイトラコナゾールとして1回50~100mgを1日1回食直後に経口投与する。

年齢、症状により適宜増減する。ただし、1日最高用量は200mgとする。

(爪白癬:パルス療法)通常、成人にはイトラコナゾールとして1回200mgを1日2回食直後に1週間経口投与し、その後3週間休薬する。これを1サイクルとし、3サイクル繰り返す。

なお必要に応じ適宜増減する。

 

剤型

カプセル剤

イトリゾールカプセル50              315.60円/1カプセル

内用液剤(水虫に対する適応はありません)

イトリゾール内用液1%              100.90円/1ml(2006年9月販売開始)

 

 

 

慎重投与

薬剤過敏症の既往歴、アレルギー既往歴のある患者

 

肝障害のある患者(肝障害を悪化させるおそれがある)

 

腎障害のある患者(副作用があらわれやすくなるおそれがある)

 

うっ血性心不全またはその既往歴がある患者(うっ血性心不全の悪化または再発をきたすおそれがある)

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アトルバスタチン(リピトール)、ビンクリスチンなどの抗悪性腫瘍剤、メチルプレドニゾロン、デキザメタゾン、ブデソニド、コルヒチン、ジソピラミド(リスモダン)、抗精神病薬(ハロペリドール(セレネース)、アリピラゾール(エビリファイ)、ペロスピロン(ルーラン)、クエチアピン(セロクエル))、免疫抑制剤(シクロスポリン(サンディミュン、ネオーラル)、タクロリムズ水和物(プログラフ))、抗悪性腫瘍剤(ドセタキセル水和物、エベロリスム、テムシロリスム、ゲフィチニブ、ダサチニブ、エルロチニブ、ラパチニブ、ボルテゾミブ、イマチニブ、スニチニブ)、オピオイド系鎮痛剤(フェンタニル、オキシコドン、メサドン)、ブプレノルフィン、セレギリン、ガランタミン(レミニール)、モザバプタン、トルバプタン、エレトリプタン、サルメテロール、シクレソニド、フルチカゾン、アプレピタント、イミダフェナシン、ソリフェナシン、トルテロジン、シロスタゾール、シナカルセト、エバスチン、サキナビル、ダルナビル、マラビロク、オキシブチニン、ドンペリドン、シルデナフィル(バイアグラ)、タダラフィル(シアリス、ザルティア)、ワルファリンカリウム(ワーファリン)、シメプレビル(ソブリアード)、アキシチニブ(インライタ)、フェソテロジン(トビエース)、ボセンタン(トラクリア)、ジヒドロピリジン系Ca拮抗剤(ニフェジピン、ニルバジピン、フェロジピンなど)、イリノテカン、ニロチニブ、アピキサバン、ジゴキシン(ジゴシン)、ブスルファンとの併用でこれらの薬剤の血中濃度が上昇する可能性がある。

 

クラリスロマイシン(クラリシッド、クラリス)、リトナビル(ノービア)、ホスアンプレナビル/リトナビル(レクシヴァ)、エリスロマイシン(エリスロシン)、シプロキサシン(シプロキサン)、との併用で本剤の血中濃度が上昇する可能性がある。

 

インジナビル(クリキシバン)、テラプレビル(テラビック)との併用で本剤とこれらの薬剤の血中濃度が上昇する可能性がある。

 

ダルナビル/リトナビル(プリジスタ)との併用で本剤とダルナビルの血中濃度が上昇する可能性がある。

 

カルバマゼピン(テグレトール)、エトラビリン(インテレンス)、リファブチン(ミコブティン)、リファンピシン(リファジン)、フェニトイン(アレビアチン)、イソニアジド(イスコチン)、フェノバルビタール、エファビレンツ(ストックリン)、ネビラピン(ビラミューン)、H2遮断薬(ガスター、タガメット、ザンタックなど)、プロトンポンプ阻害剤(オメプラゾールなど)、制酸剤(乾燥水酸化アルミニウムゲルなど)、メロキシカム(モービック)との併用で本剤の血中濃度が低下することがあります。

 

高齢者は生理機能が低下していることが多いので、副作用が出やすく、本剤の投与には慎重に対応すること。

 

授乳中の婦人には本剤投与中の授乳を避けさせること。(ヒト母乳中へ移行する)

 

小児への投与は使用例が限られており、重症な感染症例で治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ使用すること。

 

薬としての効果

 

イトリゾールはトリアゾール系の抗真菌薬で強い抗菌活性と幅広い抗真菌スペクトルを特徴とし、さまざまな真菌に対し殺菌的に作用します。

 

安定していて効果が持続すること、比較的に安全性が高く、幅広く適応することから、最近では処方されることが多いです。

 

特に爪白癬のパルス療法で使われることが多いです。

 

副作用について

 

主な副作用としては、肝機能異常(GOT、GPT増加など)、胃不快感、嘔気、発疹、(パルス療法では、腹痛、ビリルビン値増加、鼓腸放屁)などである。

 

その他の副作用としては、低カリウム血症、不整脈、便秘、下痢、消化不良、食欲不振、口内炎、舌炎、そう痒症、脱毛、じんましん、光線過敏性反応、倦怠感、肩こり、不眠、めまい、頭痛、末梢神経障害、BUNの上昇、腎障害、好酸球増多、白血球減少、血小板減少、貧血、浮腫、発熱、ほてり、味覚異常、耳鳴、難聴、TGの上昇、血清尿酸上昇、血中アミラーゼ増加、総蛋白増加、総コレステロール増加などがあります。

 

重大な副作用

うっ血性心不全、肺水腫

肝障害、胆汁うっ滞、黄疸

ひどい皮膚症状

ショック、アナフィラキシー

間質性肺炎

 

まとめ

 

イトリゾールはトリアゾール系の抗真菌薬で強い抗菌活性と幅広い抗真菌スペクトルを特徴とし、さまざまな真菌に対し殺菌的に作用します。

 

安定していて効果が持続すること、比較的に安全性が高く、幅広く適応することから、最近では処方されることが多いです。

 

特に爪白癬のパルス療法で使われることが多いです。

 

主な副作用としては肝機能異常(GOT、GPT増加など)、胃不快感、嘔気、発疹、(パルス療法では、腹痛、ビリルビン値増加、鼓腸放屁)などです。

 

相互作用に注意すべき薬剤が多いので、薬の飲み合わせには注意しておきましょう。

 

ときおり肝障害がでる患者がいます、重症化はまれですが、長期服用時は予防のために定期的に肝機能検査を受けておきましょう。

 

もともと心臓の弱い人や腎臓の悪い人は、うっ血性心不全にも注意が必要です。

 

(内用液剤でみられる副作用で、吐き気や嘔吐、下痢や軟便があります。液剤の添加物による副作用です、内用液剤は水虫に適応なし)

 

ひどい皮膚障害、間質性肺炎などの重い副作用はめったに出ないですが、高齢者や長期に服用する時は、念のため注意しておくほうがいいでしょう。

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