生活習慣病に高血圧症というものがあります。
どういうときに高血圧症であると示すかというと血圧の正常値を逸脱している状態であるときである。
血圧の正常値は最高血圧と最低血圧のペアで示されます。
血圧の正常値とは、最高血圧と最低血圧について解説します。
Contents
血圧の正常値とは
血圧はなんのためにあるのでしょうか?
それは、血液に含まれる栄養分や酸素などを身体の隅々まで運ぶために必要なものかなと思っています。
全身にくまなく血液を行きわたらせるために血圧はあるのだと。
そして、個々人で最適な血圧は異なっているのではないかと、長年の医療現場での経験から感じています。
「正常値はこれで、これから高く逸脱しているあなたは高血圧だ」というのは短絡的ではないかと思っているのです。
一昔前は、正常値をより厳格に守ろうとする医師が多かったように思います。
年齢関係なく正常値はこれだから、どんな薬を使っても正常値におさめようとしていました。
でも、患者さんによっては、無理にその正常値におさめようとして、ふらついて転倒したりすることがありました。
いろんなことがあってからなのか、いつの間にかある程度、幅をもたせて血圧を管理しようとする賢明な医師が増えてきましたね。
年齢や個人差も加味して血圧と向き合おうとしているように思います。
たまに、低血圧と思える人もいますね。
収縮期血圧が80とかです。
この人に自覚症状を聞いても何もないと答えます。
たぶん、この人はこの血圧で正常なのだと思います。
血液の巡りがいいので、特に頑張って心臓が血液を送り出す必要もなく、全身に栄養分などを行きわたらせることができるからだと考えています。
今の血圧の正常値の決め方は、健康な人を集め、血圧を測定して、その平均を正常値にしています。
その健康な人の集団がどちらかに偏っていれば正常値は実際のものと違ってくるのです。
そんな決め方でいいのでしょうか。
本来は個々人は全て違う存在です。
その個々人が自身の最適な状態を、自身の生命力で作りだし、生命を維持しています。
正常値という平均値から外れている人もいると思います。
まあ、そんなに多くはないでしょうけどね。
ただ、管理する側からすれば、正常値がなければ非常に難しいものになるとは思います。
それを見極められる医師はそんなに多くはないのかもしれません。
そのため、管理しやすいように正常値を決めていると言えるかもしれません。
そんな状態だから、私は、本当は治療する必要がない人が薬の投与をされて、本当なら起きなかった副作用で、次々と薬の連鎖にはまっている場合もあるのではと思っています。
高血圧症は、血管に過度の負荷を与えるので血管がもろくなると言われれば不安になります。
それは、理にかなった理由だから当然です。
高血圧症と診断されても治療に入るのが適切なのでしょうか?
もしかしたら、その時に精神的な理由から一時的に高い血圧になっていたのかもしれない。
そういう状態から抜け出せれば、もとの普通だと言われる血圧になっていたかもしれない。
それは、本人にはわかりませんね。
だから、やっかいなのです。
私は血圧143/95の時がありました、この時は高血圧と言われても仕方がない状態ですね。
それから食事管理を徹底して、3ヶ月で110/78になりました。
血圧の薬は一切服用していません。
たぶん、140/95のころは血液がどろどろで全身に血液を巡らせるのに、高い血圧が必要だったのでしょう。
栄養バランス悪く、間食をよくしていました。
栄養バランスの崩れた食生活がどろどろの血液を生み出し、高血圧を生み出したのでしょう。
そんなバランスの悪い血液でいれば、不健康ですから血管ももろくなるでしょう。
血管がもろくなるのは血圧ばかりのせいではないとも思えます。
健康な毎日を送っていれば、適正な血圧をあなたの身体は作りだしてくれるでしょう。
不健康の責任はあなたにあるのかもしれませんね。
最高血圧とは
血液を全身に送り出す役目を担っているのは心臓です。
その心臓は身体を巡ってきた血液を右側の右心房にとりいれて右心室を経由し収縮してして肺に送り出されます。
そして肺から戻ってきた血液が左心房に入り左心室を経由し心臓が収縮しすることで全身へと送り出されます。
流れる方向は、心臓の弁によって制御されていますから逆流することはありません。
もちろん、左心室が収縮する力の方が強く(全身へと送り出すため)、この左心室が収縮する時の圧力を収縮期血圧と言い。
最高血圧とされています。
最低血圧とは
全身に送り出した血液を左心房に受け入れ、左心室に招き入れるときに、心臓が拡張します。
その時は血液の流れも緩やかになり、血圧が最低になります。
この時の血圧を拡張期血圧と言い。
最低血圧とされています。
まとめ
血圧の正常値は個々人で違っていると思います。
だから、数値だけで不安になることはないでしょう。
ただ、あなたの状態がどういう状態であるかを確かめましょう。
本来あるべき状態であるかが問題となるでしょう。