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腹圧性尿失禁

腹圧性尿失禁治療薬スピロペントとは 薬としての効果と副作用について

投稿日:

 

 

くしゃみなどのちょっとした力みで、はずみで尿が漏れることがあります。

 

このような尿漏れを「腹圧性尿失禁」と言い、

 

女性でよく起こりやすい尿漏れのタイプになります。

 

腹圧性尿失禁治療薬スピロペントとは、薬としての効果と副作用について紹介します。

 

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腹圧性尿失禁治療薬スピロペントとは

 

日本では1986年6月に販売が開始されている腹圧性尿失禁を改善する薬の1つである「スピロペント」。

 

ジェネリック医薬品は今のところ錠剤で発売されています。

 

そのため錠剤を使う場合に薬剤費を安くすることができます。

 

スピロペントの成分名はプロパンテリン臭化物である。

 

腹圧性尿失禁とは、おなかに力が入ったときに不意に尿をもらしてしまうことをいいます。

 

例としては、咳やくしゃみ、笑ったり、運動で力んだとき、重いものを持とうとしたときなどに尿漏れします。

 

尿道周囲のゆるみ、尿道そのものの機能低下が原因でおこり、女性に特有な尿失禁のタイプになります。

 

このような機能低下は、主には、妊娠・出産・加齢で起こりますが、肥満や慢性便秘、咳なども影響します。

 

スピロペントは交感神経のβ受容体を刺激して膀胱の平滑筋をゆるめる一方で、尿道の括約筋をひきしめて、尿漏れを防ぎます。

 

 

 

禁忌

1)下部尿路が閉塞している患者(症状が悪化するおそれがある)

 

2)本剤に対し過敏症の既往歴のある患者

 

 

 

用法用量

腹圧性尿失禁

 

通常、成人には1回クレンブテロール塩酸塩として20μgを1日2回、朝及び夕に経口投与する。

なお、年齢、症状により適宜増減する。ただし、1日60μgまでとする。

 

効果がはっきりしない時は、投与を中止すること。

 

剤型は

錠剤

スピロペント錠10μg    13.20円/1錠

顆粒剤

スピロペント顆粒0.02%  28.10円/1g(1998年2月販売開始)

 

 

 

慎重投与

甲状腺機能亢進症の患者(症状が悪化するおそれがある)

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高血圧症の患者(血圧が上昇することがある)

 

心疾患のある患者(動悸、不整脈などがあらわれることがある)

 

糖尿病の患者(症状が悪化するおそれがある)

 

カテコールアミン製剤(アドレナリン(エピスタ、ボスミン、エピペン)、イソプロテレノール(プロタノールS)など)との併用で不整脈、場合によっては心停止を起こすおそれがある。

 

キサンチン誘導体(テオフィリン(テオドール、スロービッド、テオロングなど)、アミノフィリン水和物(アプニション、アミノフィリン)、ジプロフィリンなど)、ステロイド剤(ベタメタゾン(リンデロン)、プレドニゾロン(プレドニン)、ヒドロコルチゾンコハク酸エステルナトリウム(ソル・コーテフ、サクシゾン)など)、利尿剤(フロセミド(ラシックス)など)との併用で血清カリウム値が低下し、低カリウム血症による不整脈を起こすおそれがある。

 

抗コリン作用、カルシウム拮抗作用を有する排尿障害治療薬(バップフォー)との併用は使用経験が少ない。

 

高齢者では、生理機能が低下していて副作用があらわれやすいので、少量から投与を開始するなど患者の状態を観察しながら、慎重に投与すること。

 

妊婦および妊娠している可能性のある婦人には治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与すること。(動物実験にて有害事例が報告されている)

 

本剤投与中は授乳を避けること(動物実験で、乳汁への移行性が報告されている)

 

4歳以下の乳幼児に対する安全性は確立していない。

 

薬としての効果

 

スピロペントは交感神経のβ受容体刺激薬で、膀胱をゆるめたり、尿道の括約筋をひきしめることで、尿漏れを防ぎます。

 

副作用について

 

主な副作用としては、振戦(ふるえ)、腹痛、血圧上昇、GOT上昇である。

 

その他では発疹、頭痛、めまい、眠気、不眠、四肢しびれ感、動悸、頻脈、不整脈、嘔気、食欲不振、下痢、便秘、口渇、胸やけ、GPT上昇、排尿障害、全身倦怠感、浮腫、ほてり、などがあります。

 

重大な副作用

重篤な血清カリウム値の低下

 

まとめ

 

スピロペントは交感神経のβ受容体刺激薬で、膀胱をゆるめたり、尿道の括約筋をひきしめることで、尿漏れを防ぎます。

 

主な副作用は振戦(ふるえ)、腹痛、血圧上昇、GOT上昇です。

 

ジェネリック医薬品は今のところ錠剤で発売されています。

 

そのため錠剤を使う場合に薬剤費を安くすることができます。

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