最近、取沙汰されている新型コロナウイルス感染症。
その感染症にかかり重症化すると肺炎になりますが、その重症化になりやすいのは酸化ストレスもかかわっていると言われています。
酸化ストレスとは、その原因と対策について解説します。
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酸化ストレスとは
大気中に約20%の割合で存在する酸素がある。
生物はこの酸素を利用して生命活動をしています。
酸素は、外部からの刺激で反応性の高い活性酸素に変化します。
産生するのは細胞のミトコンドリアでの酸化的リン酸化作用によるものです。
活性酸素は、細胞伝達物質や免疫機能として働きますが、過剰に産生されると細胞を傷害したり死滅したりして老化を促進します。
酸化ストレスとは、活性酸素が産生される際に生体システムが活性酸素を無毒化したり活性酸素により障害された細胞を修復する生体作用よりもたくさんの活性酸素が産生されるような状態のことを言います。
細胞間のシグナル伝達、排卵、受精、細胞の分化・アポトーシスなどの生理活性物質や白血球から産生される免疫機能、感染防御としての有効利用の範囲を超えて産生してしまった活性酸素は細胞障害をもたらします。
それらの過剰な活性酸素があるにもかかわらず無事でいれるのは抗酸化防御機構があるからです。
抗酸化防御機構は活性酸素の産生を抑えたり、生じたダメージの修復・再生を促す働きをもっています。
酸化ストレスになると老化、生活習慣病、ガンなどを誘発すると考えられています。
他にも、アルツハイマー病やパーキンソン病、脳梗塞などにもかかわりがあるとも考えられています。
最近は新型コロナ肺炎にも影響すると言われています。
酸化ストレスを引き起こす原因は
酸化ストレスを引き起こす原因としては、
紫外線、放射線、大気汚染、たばこ、薬剤や酸化された物質の摂取、
過度な運動、ストレスなどが考えられています。
まあ、それぞれの程度が問題となると考えています。
過度な運動といっても個人により過度かどうかはわかれます。
Aさんには過度な運動でも、Bさんにはちょうどいいストレス発散できる程度であったりします。
極論を言えばたばこを吸うことでストレスがすごく発散できる人なら、たばこを吸うことはもしかしたら酸化ストレスを引き起こさないかもしれません。
酸化ストレスを軽減するには
生体は酸化ストレスを軽減するために、スーパーオキシドジムターゼ、カタラーゼ、グルタルペルオキシダーゼ内因性の抗酸化酵素をもっています。
食事で摂れるものとしてはビタミンC、ビタミンE、カロテノイド類、カテキン類などがあります。
自身で軽減のためにとれる行動としては、
紫外線、放射線、大気汚染、たばこ、薬剤などをほどほどに遠ざける。(ものにより個人差はありますが)
栄養バランスのとれた食事をすること。
適度な運動を定期的にする。
充分な睡眠をとる。
などが考えられますね。
まとめ
酸化ストレスがいろんな病気や症状を誘発する可能性があります。
気を付けることの1つで、ガンの原因になったりするとも言われています。
コロナ肺炎も酸化ストレスに注意することで防げる可能性があるとも言われています。
それぞれ個人差があるとは思いますが、各自が自分に最適な対策を考え健康を維持していきたいですね。
あなたの健康維持にお役に立てれば幸いです。