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アレルギー性鼻炎

花粉症の治療薬オノンとは 薬としての効果と副作用について

投稿日:2018年4月10日 更新日:

 

 

春が近づいてくると花粉症で憂鬱になる人がいます。

 

なかには、秋になっても同じように花粉症になる人もいるようです。

 

そんな人を見ていると涙目になって大変そうに思えます。

 

花粉症の治療薬オノンとは 薬としての効果と副作用について紹介します。

 

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Contents

花粉症の治療薬オノンとは

 

日本では2006年1月より販売されている、抗アレルギー薬の1つである「オノン」。

 

ジェネリック医薬品はもう発売されているので、薬の負担を減らすためにジェネリック医薬品を選択することができます。

 

オノンの成分名はプランルカスト水和物である。

 

花粉症の症状には、くしゃみ、鼻水、鼻づまりの3大症状と、目のかゆみを加えた4大症状があります。

 

その症状が出るのは、花粉が鼻粘膜や目の粘膜などに付着してアレルギー反応がでることによります。

 

くしゃみは花粉などの異物を外に出そうとすることにより起こります。

 

ひどいときは続けて何回もすることがあるようですね。

 

鼻水は、同じように異物を洗い流そうとすることにより起こります。

 

ウイルスや細菌などと戦っているわけではないので、粘り気のある色の付いた鼻水ではありません、透明でさらさらしている鼻水です。

 

鼻づまりは、別に鼻に鼻水が詰まっているわけではないのです、鼻の粘膜が炎症で腫れて鼻水の通り道が狭くなってつまったように感じるだけです。

 

花粉症が進んでからの方が鼻づまりは起こりやすいですね。

 

そして、もう1つの症状、目のかゆみは目の粘膜に異物がつくことで炎症が起こり、かゆみとして感じることになります。

 

時には、違和感や痛みを感じることもあるようです。

 

これらの4大症状以外にも、のどの痛み、たんのでない乾いた咳、肌荒れ、耳のかゆみ、熱感、倦怠感、頭重などさまざまな症状がでることがあります。

 

これらの症状はヒスタミンなどの物質が肥満細胞から放出されることにより出てくるようになります。

 

オノンは、鼻水やくしゃみなどのアレルギー症状をもたらすロイコトリエンという化学物質を抑制することで、花粉症を改善することになります。

 

 

 

禁忌

本剤の成分に対して過敏症の既往歴のある患者

 

 

 

用法用量

アレルギー性鼻炎

通常、成人にはプランルカスト水和物として1日量450mg(本剤4カプセル)を1日2回、朝食後及び夕食後に経口投与する。

なお、年齢、症状により適宜増減する。

 

小児の1回用量は体重あたりプランルカスト水和物として7mg/kgを朝食後及び夕食後に用時懸濁して経口投与します。

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なお、年齢、症状により適宜増減する。1日最高用量はプランルカスト水和物として10mg/kg(体重)とする。

 

体重10kgとしたら70mgが1回に服用する量になります。

小児だとしたらオノンドライシロップ10%なら0.7g。

体重20kgとしたらオノンドライシロップ10%なら1.4g。

となります。

 

だいたいの体重別の標準投与量としては、以下の表のようになります。

1回量として(これを1日2回)

体重(kg) ドライシロップ1回投与量
12≦<18 0.5g
18≦<25 0.7g
25≦<35 1.0g
35≦<45 1.4g

 

剤型

カプセル剤

オノンカプセル112.5mg     49.00円/1カプセル

ドライシロップ剤

オノンドライシロップ10%    64.60円/1g

 

季節性の患者に投与する場合は、好発季節を考慮して、その直前から投与を開始することもある。

 

本剤の使用により効果が認められない場合には、漫然と長期にわたり使用しないこと。

 

 

 

慎重投与

イトラコナゾール(イトリゾール)、エリスロマイシン(エリスロシン)などとの併用で本剤の血中濃度が上昇する可能性がある。

 

高齢者は生理機能が低下していることが多いので慎重に対応すること。

 

妊婦又は妊娠している可能性のある婦人には、治療上の有益性が危険性を上回る場合にのみ投与すること。

 

低出生体重児、新生児、乳児に対する安全性は確立していない。(低出生体重児、新生児には使用経験がなく、乳児には使用経験が少ない)

 

薬としての効果

 

オノンは抗アレルギー薬で、アレルギーに関連するロイコトリエンという化学伝達物質を抑制して効果をあらわします。

 

抗ヒスタミン薬が苦手とする「鼻づまり」に対しても良い効果が期待できます。

 

抗ヒスタミン薬と併用することがあります。

 

副作用について

 

主な副作用としては、下痢、腹痛、胃部不快感、発疹、そう痒、眠気、嘔気、肝機能異常(GOT・GPT上昇)、ビリルビン上昇などである。(成人)

 

その他の副作用としては、じんましん、多形滲出性紅斑、めまい、けいれん、興奮、頭痛、便秘、口内炎、潮紅、尿潜血、蛋白尿、BUN上昇、頻尿、出血、発熱、咽喉頭異常感、好酸球増多、尿沈渣陽性などがあります。

 

重大な副作用

ショック、アナフィラキシー

白血球減少

血小板減少

肝機能障害

間質性肺炎、好酸球性肺炎

横紋筋融解症

 

まとめ

 

オノンは抗アレルギー薬で、アレルギーに関連するロイコトリエンという化学伝達物質を抑制して効果をあらわします。

 

抗ヒスタミン薬が苦手とする「鼻づまり」に対しても良い効果が期待できます。

 

抗ヒスタミン薬と併用することがあります。

 

主な副作用としては、下痢、腹痛、胃部不快感、発疹、そう痒、眠気、嘔気、肝機能異常(GOT・GPT上昇)、ビリルビン上昇などです。

 

重い副作用はまずないですが、長期に服用する場合には、定期的に肝機能検査や血液検査を受けておくほうがよいでしょう。

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