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インフルエンザ

インフルエンザの治療薬タミフルとは その副作用と 有効性について

投稿日:2017年9月2日 更新日:

 

 

 

 

画期的な新薬として世に出てきたタミフルも日本で発売して15年たちます。

 

耐性ウイルスのうわさがちらほら聞かれる中で、

 

インフルエンザ治療薬タミフルとはどんなもので、副作用や有効性はどうなのかについて紹介します。

 

 

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インフルエンザの治療薬タミフルとは

 

タミフルという製品名(商品名)のお薬にはオセルタミビルリン酸塩という成分が含まれています。

オセルタミビルリン酸塩がインフルエンザウイルスのノイラミニダーゼを選択的に阻害し、ウイルスの増殖を抑え、48時間以内に使用すれば、症状の軽減が期待できるとされるものです。

 

ノイラミニターゼ?難しい内容ですね。

 

簡単に説明すると、ウイルスのこの部位(ノイラミニターゼ)があることで、ウイルスが細胞に感染(侵入)して細胞内で増殖した自らの分身(子どもたち)を細胞外に出すことができるのです。

つまりは、この部位を阻害すれば、ウイルスの分身(子どもたち)が細胞外に出ないのでひろがることが抑えられることになる。

ウイルス自体は殺せないのです、つぎの細胞へとひろがるのを抑制できるというものです。

そのうちに、人間の免疫機能がちゃんと作用してウイルスをやっつけることができるようになるんです。

人間のほうになおろう(やっけよう)とする力がないとだめなんですね。

タミフルはそのための時間稼ぎという役目です。

 

タミフルには75mg入りのカプセルと3%の濃度のドライシロップがあります。

3%の濃度ですから1gのドライシロップに30mgのオセルタミビルリン酸塩が入っています。

 

投与量を、投与注意とされている1歳未満の投与量も含めて示します。

 

新生児・乳児(1歳未満)

1回投与量は3mg/kgです、つまりは体重3kgでしたら1kgに3mgなので3x3=9mgを1日に2回のませます。

ドライシロップでしたら0.3gを2回のませることになります。(1g:30mg=0.3g:9mg)

 

幼小児(1歳以上)

1回投与量は2mg/kgです、つまりは体重9kgでしたら1kgに2mgなので2x9=18mgを1日に2回のませます。

ドライシロップでしたら0.6gを2回のませることなります。(1g:30mg=0.6g:18mg)

 

成人・小児(体重37.5kg以上)

1回投与量は75mgです、カプセルなら1カプセル、ドライシロップでしたら2.5gを1日に2回のませます。

 

それぞれの年齢や体重に応じた容量を5日間服用することになります。

 

予防投与も添付文書には書かれていますがここでは省略します。

 

 

副作用について

 

薬の説明書(添付文書)には、副作用はつぎのように書かれています。

 

重大な副作用

ショック、アナフィラキシー、肺炎、劇症肝炎、肝障害、黄疸、皮膚粘膜眼症候群、中毒性表皮壊死融解症、急性腎不全、白血球減少、血小板減少、精神神経症状、出血性大腸炎

 

その他副作用

腹痛、下痢、嘔気、嘔吐、腹部膨満、便異常、口内炎、頭痛、傾眠、不眠症、めまい、AST・ALT・ALP上昇、好酸球増加、血中ブドウ糖増加、蛋白尿陽性、背部痛など

 

これらが必ず起こるとは言えないですが、こんな副作用もあるということを考えれば慎重にしなくてはと思いませんか。

 

そして一時期よくニュースになっていた「異常行動」はもう副作用ではなくて「警告」という表示になっています。

 

必要以上に怖がる必要はないのですが。

確かな情報として、知っておく必要があると思います。

その上で判断することが重要です。

 

一部の医師からの情報では、

タミフルは、アルコールや、睡眠剤、安定剤、麻酔剤とよく似ているらしく、少量で眠くなり、脱抑制状態で興奮し、異常行動を起こすことがあり、それが強く作用すると、低体温となり(体温中枢が抑制される)、さらに強く作用すれば、呼吸中枢に影響して呼吸がゆっくり弱くなるそうです。

呼吸が弱くなると、血液内の酸素が不足するため、それを補おうと脳が指令を出して「多呼吸」「過換気」の症状が表れます。

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そして状況によっては低酸素性のけいれんや脳の障害なども起こすことがありえるのだそうです。

またタミフルには催幻覚作用もあるそうです、200人に1人の割合で総合失調症に似た精神障害や、100人に1人の割合でうつ病などの精神障害が生じる可能性があるようです。

「異常行動」が起きる素質を充分に持ってそうですね。

 

 

 

 

有効性について

 

ウイルスと人類の戦いは延々と続いています。

最近では、過去に人間が勝っていた感染症も微生物側の巻き返しで、また流行へと向かいそうなものがあります。

タミフルもいろんな副作用を抱えながらインフルエンザの発症を軽くするのに一部役立ってきましたが、ノイラミニダーゼの変異により効き目がないウイルスも出現してきているなど有効性にも黄色信号がともっているかもしれません。

インフルエンザウイルスは人間の免疫に対しても、変異することで感染して増殖しやすいよう進化する傾向があります。

人間が強くなれば、ウイルスもそれに反応してより強くなるという歴史を繰り返しているようです。

タミフルが介在してもそれは変わらないと言えるでしょう。

無作為に使いすぎるのもインフルエンザウイルスの変異を助長することになりそうですね。

タミフルが効かなくなるのも時間の問題かもしれません。

 

まとめ

タミフルでインフルエンザ脳症は防げないということが医療界での常識になりつつあるなかで、今後のインフルエンザとの対応をどうするか、じっくり考える時期に来ているのではないでしょうか。

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