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高血圧症治療薬ミカトリオとは 薬としての効果と副作用について

投稿日:2018年8月18日 更新日:

 

 

生活習慣病の高血圧症の治療においてアンジオテンシンⅡ受容体阻害薬は、昇圧物質「アンジオテンシンⅡ」の作用を抑えることで血圧を下げることになります。

 

この系統はACE阻害薬とよく似た作用機序ですが、ACE阻害薬の咳嗽の副作用がほぼみられないので使いやすい薬剤になります。持続性があるので1日1回で済むのも利点ですが、割高なのが問題です。

 

そのような薬を単剤でのんでいても効き目がイマイチの場合に持続性カルシウム拮抗薬と降圧利尿薬とを併用することで解決されることもあるようです。

 

そのため、一度の服用で3つの薬剤が投与できるようアンジオテンシンⅡ受容体阻害薬と持続性カルシウム拮抗薬と降圧利尿薬の合剤が作られました。

 

高血圧症治療薬ミカトリオとは、薬としての効果と副作用について紹介します。

 

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高血圧症治療薬ミカトリオとは

 

日本では2016年11月より販売されている、血圧を下げるために使われるアンジオテンシンⅡ受容体阻害薬と持続性カルシウム拮抗剤とチアジド系降圧利尿剤の配合剤の1つである「ミカトリオ」。

 

処方頻度はあまりみないですね、たまたま、私がそうなのかもしれません。

 

名前にトリオなんて面白すぎ。

 

ジェネリック医薬品が発売されていないので、薬の負担を減らそうとジェネリック医薬品の選択ができません。

 

ミカトリオの成分名はテルミサルタン/アムロジピン/ヒドロクロロチアジドです。

 

高血圧の自覚症状はこれといったものがないようです。

 

長く続いた高血圧から合併してできた症状で結果的に知ることになることが多いようです。

 

そしてその発症は、生活習慣の乱れなどからいろんなことが原因となり起こりえます。

 

その原因には、塩分の摂りすぎなどによる心拍出量の増加(心臓が送り出す血液が増える)や循環血液量の増加(体の中を流れる血液が増える)や末梢血管の抵抗の増加(末梢の血管の流れが悪くなる)や脱水症状を起こしたり、食習慣の悪化などによる血液の粘調度の増加(血液の粘調度で流れにくくなる)または、食習慣の悪化による動脈の硬化や劣化の増加(血管の弾力性がなくなり流れが悪くなる)などがあります。

 

ミカトリオはアンジオテンシンⅡが作用する部位に結合し、アンジオテンシンⅡの作用を抑えることにより、末梢血管を拡張させるアンジオテンシンⅡ受容体阻害薬の作用と持続性カルシウム拮抗剤の作用及び降圧利尿薬の作用で血圧を下げることになります。

 

 

 

禁忌

本剤の成分あるいは他のジヒドロピリジン系薬剤に対する過敏症の既往歴のある患者

 

妊婦または妊娠している可能性のある婦人

 

肝障害のある患者

 

無尿の患者または血液透析中の患者

 

急性腎障害の患者

 

体液中のナトリウム・カリウムが明らかに減少している患者

 

アリスキレンフマル酸塩(ラジレス)を投与中の糖尿病患者(ただし、他の降圧治療を行ってもなお血圧のコントロールが著しく不良の患者を除く)

 

 

 

用法用量

高血圧症

通常、成人にはテルミサルタン/アムロジピン/ヒドロクロロチアジドとして80mg/5mg/12.5mgを1日1回朝食後経口投与する。

本剤は高血圧治療の第一選択薬としては用いないこと。

 

剤型

錠剤

ミカトリオ配合錠           162.70円/1錠

 

 

 

使用上の注意

両側性腎動脈狭窄のある患者または片腎で腎動脈狭窄のある患者(急速に腎機能が悪化するおそれがある)

 

血清カリウム値異常の患者(症状が悪化するおそれがある)

 

腎障害のある患者(過度の血圧低下により腎機能が悪化するおそれがある)

 

肝機能障害のある患者(肝機能が悪化し、血中濃度が上昇するおそれがある)

 

脳血管障害のある患者(症状を悪化させるおそれがある)

 

重篤な冠硬化症または脳動脈硬化症のある患者(急激な利尿があらわれた場合、血栓塞栓症を誘発するおそれがある。

 

本人または両親、兄弟に痛風、糖尿病のある患者(痛風、血糖値の悪化や顕性化のおそれがある)

 

下痢、嘔吐のある患者(電解質失調を起こすおそれがある)

 

高カルシウム血症、副甲状腺機能亢進症のある患者(血清カルシウムを上昇させるおそれがある)

 

減塩療法時の患者(低ナトリウム血症を起こすおそれがある)

 

交感神経切除後の患者(本剤の降圧作用が増強される)

 

ヒドロクロロチアジド以外の利尿降圧剤投与中の患者、厳重な減塩療法中の患者、では、一過性の急激な血圧低下を起こす場合があるので慎重に投与する。

 

手術前24時間は投与しないことが望ましい。

 

めまい、ふらつきがあらわれることがあるので、高所作業、自動車の運転などの危険を伴う機械を操作する際には注意すること。

 

夜間の休息が必要な患者には、夜間の排尿を避けるため、午前中に投与することが望ましい。

 

ジギタリス剤(ジゴキシン、ジギトキシン)との併用でこれらの薬剤の作用を増強し、ジギタリス中毒を起こすおそれがある。

 

カリウム保持性利尿剤(スピロノラクトン(アルダクトン)、トリアムテレン(トリテレン)など)、カリウム補給剤(塩化カリウムなど)との併用で血清カリウム値が上昇することがある。

 

リチウム製剤(炭酸リチウム)との併用でリチウム中毒を起こすことが報告されている。

 

非ステロイド性消炎鎮痛剤(ボルタレン、ロキソニンなど)・COX-2選択的阻害剤との併用で降圧作用が減弱するおそれがある。

 

非ステロイド性消炎鎮痛剤(ボルタレン、ロキソニンなど)・COX-2選択的阻害剤との併用で腎機能を悪化させるおそれがある。

 

アリスキレンフマル酸塩(ラジレス)との併用で腎機能障害、高カリウム血症及び低血圧を起こすおそれがある。

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アンジオテンシン変換酵素阻害剤(アデカット、レニベース、ロンゲスなど)との併用で腎機能障害、高カリウム血症及び低血圧を起こすおそれがある。

 

バルビツール酸誘導体(フェノバルビタールなど)、アヘンアルカロイド系麻薬(MSコンチンなど)、アルコールとの併用で本剤の起立性低血圧が増強されることがある。

 

昇圧アミン(ノルアドレナリン、アドレナリン)との併用でこれらの薬剤の作用を減弱させるおそれがある。

 

ツボクラリン及びその類似作用物質(ツボクラリン塩化物)との併用でこれらの薬剤の神経・筋遮断作用が増強されることがある。

 

降圧作用を有する他の薬剤(β-遮断剤、ニトログリセリンなど)との併用で相互に作用を増強するおそれがある。

 

エリスロマイシン(エリスロシン)、リトナビル(ノービア)、ジルチアゼム(ヘルベッサー)、イトラコナゾール(イトリゾール)、フルコナゾール(ジフルカン)などとの併用で本剤の血中濃度が上昇し、作用が増強されることがある。

 

フェニトイン(アレビアチン)、リファンピシン(リファジン)、カルバマゼピン(テグレトール)との併用で本剤の血中濃度が減少し、作用が減弱することがある。

 

グレープフルーツジュースとの併用でシルニジピンの血中濃度が上昇し、作用が増強されることがある。

 

シンバスタシン(リポバス)との併用でシンバスタチンの効果が上昇する可能性がある。

 

タクロリムス(プログラフ)との併用でタクロリムスの血中濃度が上昇することがある。

 

乳酸ナトリウムとの併用で代謝性アルカローシス、低カリウム血症を増強することがある。

 

糖質副腎皮質ホルモン、ACTHとの併用で低カリウム血症が発現することがある。

 

グリチルリチン製剤、甘草含有製剤との併用で血清カリウム値の低下があらわれやすくなる。

 

糖尿病用剤(SU剤、インスリン)との併用でこれらの薬剤の作用を減弱するおそれがある。

 

コレスチラミン(クエストラン)との併用で利尿降圧作用が減弱する。

 

スフィンピラゾン(アンツーラン)との併用で、この薬剤の尿酸排泄作用を抑制することがある。

 

高齢者は生理機能が低下していることが多いので、副作用(脳梗塞など)が出やすく、本剤の投与には慎重に対応すること。

 

授乳中の婦人に投与することを避け、やむを得ず投与する場合には、授乳を中止させること。(動物実験で有害事象が認められている)

 

低出生体重児、新生児、乳児、幼児または小児に対する安全性は確立されていない。(使用経験がない)

 

薬としての効果

 

ザクラスはアンジオテンシンⅡが受容体に作用するのを抑制して、末梢血管を拡張させたり持続性カルシウム拮抗剤の作用や降圧利尿剤の作用により血圧を下げることになります。

 

3薬配合剤は単独薬や2剤併用剤に比べ降圧効果が増強されます。特にこの組み合わせは合理的と考えられていて、作用増強と副作用軽減が見込めます。

 

本剤は第一選択としては使わず、2剤併用時に効果が不十分な場合に使用します。咳の副作用が出にくいアンジオテンシンⅡ受容体阻害薬(ARB)と持続性カルシウム拮抗剤とチアジド系降圧利尿薬の配合で、ARBはテルミサルタン80mgで、カルシウム拮抗剤はアムロジピン5mg、チアジド系降圧利尿薬はヒドロクロロチアジド12.5mgで、ヒドロクロロチアジドは通常の半量で副作用が出にくい容量です。

 

安全性が高く、長期維持療法に適しているとされています。

 

持続性があり1日1回で済むので使いやすいお薬です。

 

副作用について

 

主な副作用としては、めまい、ふらつき、ほてり、頻尿、潮紅、倦怠感、頭痛、低血圧、起立性低血圧、尿酸値上昇、脂質異常症等、BUN上昇、クレアチニン上昇、である。

 

その他では、発疹、そう痒、光線過敏症、眠気、振戦、動悸、頻脈、口渇、食欲不振、嘔吐、下痢、便秘、口内炎、膵炎、貧血、筋肉痛、浮腫、CPK上昇、γ-GTP上昇、GPT上昇、GOT上昇、Al-P上昇、LDH上昇、血清カリウム減少、総コレステロール上昇、血糖増加、白血球増加、味覚の異常、歯肉肥厚、咳などである。

 

重大な副作用

血管浮腫

高カリウム血症

低ナトリウム血症

腎機能障害

ショック、失神、意識喪失(0.5%未満)

劇症肝炎、肝機能障害、黄疸

低血糖

アナフィラキシー

再生不良性貧血、溶血性貧血

間質性肺炎、肺水腫、肺臓炎を含む呼吸窮迫症

横紋筋融解症

無顆粒球症、白血球減少、血小板減少

房室ブロック

急性近視、閉塞隅角緑内障

壊死性血管炎

全身性エリテマトーデスの悪化

 

まとめ

 

ザクラスはアンジオテンシンⅡが受容体に作用するのを抑制して、末梢血管を拡張させたり持続性カルシウム拮抗剤の作用や降圧利尿剤の作用により血圧を下げることになります。

 

3薬配合剤は単独薬や2剤併用剤に比べ降圧効果が増強されます。特にこの組み合わせは合理的と考えられていて、作用増強と副作用軽減が見込めます。

 

本剤は第一選択としては使わず、2剤併用時に効果が不十分な場合に使用します。咳の副作用が出にくいアンジオテンシンⅡ受容体阻害薬(ARB)と持続性カルシウム拮抗剤とチアジド系降圧利尿薬の配合で、ARBはテルミサルタン80mgで、カルシウム拮抗剤はアムロジピン5mg、チアジド系降圧利尿薬はヒドロクロロチアジド12.5mgで、ヒドロクロロチアジドは通常の半量で副作用が出にくい容量です。

 

安全性が高く、長期維持療法に適しているとされています。

 

持続性があり1日1回で済むので使いやすいお薬です。

 

主な副作用としては、めまい、ふらつき、ほてり、頻尿、潮紅、倦怠感、頭痛、低血圧、起立性低血圧、尿酸値上昇、脂質異常症等、BUN上昇、クレアチニン上昇、です。

 

もともと腎臓が悪い人では、腎機能が悪化したり、高カリウム血症になることもあり得ますので注意しましょう。

 

カルシウム拮抗薬の副作用で、人によって浮腫や歯肉肥厚などがあらわれることがあります。

 

重い副作用はほとんどありませんが、薬が効きすぎると血圧が下がりすぎて、強いめまいや立ちくらみを起こしたり、失神なども起こりえます。

 

また、肝障害や血液浮腫に念のため注意しておく必要があるようです。

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