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高血圧

高血圧治療薬カルブロックとは 薬としての効果と副作用について

投稿日:2018年7月16日 更新日:

 

 

生活習慣病の高血圧症の治療においてカルシウム拮抗薬は、心臓や体の血管を拡げて血流を良くすることで血圧を下げることになります。

 

この系統は効き目がある方で、比較的安全性が高いと言われているので高血圧の第一選択とされています。

 

高血圧症治療薬カルブロックとは、薬としての効果と副作用について紹介します。

 

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Contents

高血圧症治療薬カルブロックとは

 

日本では2003年5月より販売されている、血圧を下げるために使われるカルシウム拮抗薬の1つである「カルブロック」。

 

ジェネリック医薬品が発売されていますので、薬の負担を減らそうとジェネリック医薬品の選択ができます。

 

カルブロックの成分名はアゼルニジピンです。

 

高血圧の自覚症状はこれといったものがないようです。

 

長く続いた高血圧から合併してできた症状で結果的に知ることになることが多いようです。

 

そしてその発症は、生活習慣の乱れなどからいろんなことが原因となり起こりえます。

 

その原因には、塩分の摂りすぎなどによる心拍出量の増加(心臓が送り出す血液が増える)や循環血液量の増加(体の中を流れる血液が増える)や末梢血管の抵抗の増加(末梢の血管の流れが悪くなる)や脱水症状を起こしたり、食習慣の悪化などによる血液の粘調度の増加(血液の粘調度で流れにくくなる)または、食習慣の悪化による動脈の硬化や劣化の増加(血管の弾力性がなくなり流れが悪くなる)などがあります。

 

カルブロックはカルシウムが細胞内に入るのを抑制し、血管を拡張させ血圧を下げることになります。

 

 

 

禁忌

妊婦または妊娠している可能性のある婦人

 

本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者

 

アゾール系抗真菌剤(イトラコナゾール、ミコナゾール、フルコナゾール、ホスフルコナゾール、ボリコナゾール)、HIVプロテアーゼ阻害剤(リトナビル含有製剤、サキナビル、インジナビル、ネルフィナビル、アタザナビル、ホスアンプレナビル、ダルナビル含有製剤)、コビシスタット含有製剤、オムビタスビル・パリタプレビル・リトナビル(ヴィキラックス)を投与中の患者

 

 

 

用法用量

高血圧症

通常、成人にはアゼルニジピンとして8~16mgを1日1回朝食後経口投与する。なお、1回8mgあるいはさらに低用量から投与を開始し、症状により適宜増減するが、1日最大16mgまでとする。

 

剤型

錠剤

カルブロック錠10mg            29.80円/1錠

カルブロック錠20mg            53.00円/1錠

 

 

 

使用上の注意

重篤な肝・腎機能障害のある患者(副作用の発現頻度が高くなるおそれがある)

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めまい、ふらつきがあらわれることがあるので、高所作業、自動車の運転などの危険を伴う機械を操作する際には注意すること。

 

他の降圧剤(トリクロルメチアジド、カプトプリルなど)との併用で相互に血圧低下作用を増強することがある。

 

ジゴキシン(ジゴシン)との併用でジゴキシンの血中濃度が上昇することがある。

 

エリスロマイシン(エリスロシン)、クラリスロマイシン(クラリス、クラリシッド)などのマクロライド系抗生物質、シメチジン(タガメット)、イマチニブメシル酸塩(グリベック)との併用で本剤の血中濃度が上昇し、作用が増強されることがある。

 

シンバスタチン(リポバス)との併用でシンバスタチンの作用を増強することがある。

 

シクロスポリン(サンディミュン、ネオーラル)との併用で相互に作用を増強するおそれがある。

 

ジアゼパム(セルシン)、ミダゾラム(ドルミカム)、トリアゾラム(ハルシオン)などのベンゾジアゼピン系薬剤、ルナベル、ヤーズ、マーベロンなどの経口避妊薬との併用で相互に作用を増強するおそれがある。

 

タンドスピロンクエン酸塩(セディール)との併用で本剤の作用が増強されるおそれがある。

 

フェニトイン(アレビアチン)、リファンピシン(リファジン)、フェノバルビタール(フェノバール)との併用で本剤の血中濃度が減少し、作用が減弱することがある。

 

グレープフルーツジュースとの併用で本剤の血中濃度が上昇し、作用が増強されることがある。

 

高齢者は生理機能が低下していることが多いので、副作用が出やすく、本剤の投与には慎重に対応すること。

 

授乳中の婦人へは投与は避けることが望ましいが、やむを得ず投与する場合には授乳を避けさせること。(動物実験で乳汁中へ移行することが報告されている)

 

低出生体重児、新生児、乳児、幼児または小児に対する安全性は確立されていない。(使用経験がない)

 

薬としての効果

 

カルブロックはカルシウムが細胞内に入るのを抑制し、血管を拡張させ血圧を下げることになります。

 

この系統は効き目がある方で、比較的安全性が高いと言われているので高血圧の第一選択とされています。

 

副作用について

 

主な副作用としては、動悸、ほてり、顔面潮紅、頭痛・頭重感、めまい、ふらつき、立ちくらみ等である。

 

その他では、発疹、悪心、血圧低下、倦怠感、歯肉肥厚、GOT上昇、GPT上昇、Al-P上昇、LDH上昇、BUN上昇、γ-GTP上昇、CK上昇、尿酸上昇などである。

 

重大な副作用

肝機能障害、黄疸

房室ブロック、洞停止、徐脈

 

まとめ

 

カルブロックはカルシウムが細胞内に入るのを抑制し、血管を拡張させ血圧を下げることになります。

 

この系統は効き目がある方で、比較的安全性が高いと言われているので高血圧の第一選択とされています。

 

主な副作用としては、動悸、ほてり、顔面潮紅、頭痛・頭重感、めまい、ふらつき、立ちくらみなどです。

 

重い副作用はほとんどありませんが、まれに心臓の伝導障害や肝障害が報告されているので念のため注意しておく必要があるようです。

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