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おたふくかぜ

おたふくかぜワクチンの接種の判断は 何を根拠にする 詳細について

投稿日:

 

 

いろんな情報があり、おたふくかぜのワクチン接種はどうしたらいいのか悩みますね。

 

子供のころに良く流行る病気なので、乳幼児の段階で接種することを考えますが。

 

乳幼児の時にしたかどうかがわからない人はどうするべきなのかも、あれこれ考えるところです。

 

おたふくかぜワクチンは何を根拠に接種するのを判断するのか、その詳細について紹介します。

 

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おたふくかぜワクチンの接種の判断

 

おたふくかぜはムンプスウイルスによる感染症である。

 

主に唾液を介した飛沫による人から人への感染を起こします。

 

ただ、感染しても症状もなく推移する不顕性感染の場合が1/3くらいあるので、人間全員から隔離しなければ感染者からの防御は不可能である。

 

また、おたふくかぜには有効な治療法がないので、対症療法を行われ、重症になって合併症を併発すれば、入院して様子を見ることが必要な場合が多い。

 

合併症には、無菌性髄膜炎があり1~10%の頻度ですが、予後は良好です。

 

脳炎を除けば、おたふくかぜは生命予後が良好な感染症ですが。

脳炎を合併する確率は0.02~0.3%でその致死率は1.4%とされています。

 

難聴も早い段階で合併症として出現すると、耳が聴こえ難くなることから、その後の言語の発達に悪影響を及ぼすことがある。

日本での難聴の発症率は0.1~0.25%である。

 

思春期以降には精巣炎や卵巣炎を起こすことがあり、ひどい場合には不妊の可能性もあるとされています。

 

また、まれに膵炎を起こすこともあり注意を要します。

 

以上から、どう判断されるかは自由ですが。

できるなら、1~2歳ごろに1回目、4~6歳ごろに2回目のワクチン接種がおすすめです。

 

おたふくかぜのワクチンは通常は1回打って免疫が獲得されれば、毎年ウイルスに接触する機会があるでしょうから、一生追加でワクチンを接種することなく発症なしで済ませられます。

 

中には、免疫が獲得できにくい人や抗体が消えていく人がいるらしく、ワクチンを再接種する必要がある人がいるようです。

 

その場合の判断はどうすべきかですが。

 

何を根拠にする

 

何を根拠にワクチン投与を決めるかですが。

 

効果と安全性を検討すべきでしょう。

 

*効果はワクチンを接種すれば、どのくらい抗体が獲得できて、発症阻止できた確率がどれくらいか。

 

*安全性はワクチンを接種して、どのくらいの頻度でどんな副反応がでるのかですよね。

 

この2つの検証がいりますよね。

 

その上に、思春期以降の人は、ムンプスウイルスに対する抗体がどれだけあるのかを調べることが、接種するかどうかの判断材料になります。

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その詳細について

 

日本ではおたふくかぜワクチンは2種存在します。

 

1つは星野株おたふくかぜワクチン、もう1つは鳥居株おたふくかぜワクチンである。

 

それぞれのワクチンはほぼ同様の性状を示し、抗体を獲得できる確率は12~20ヶ月児(1~1.7歳児)で92~100%というデーターがあります。

 

星野株おたふくかぜワクチンはおたふくかぜ発症阻止効果(接種後1~12年)が乳幼児の調査で今のところ発症が1例で、高い効果が認められ、鳥居株おたふくかぜワクチンも小児の調査の結果から発症阻止効果率は94.3%であったとの報告があります。

 

 

おたふくかぜを接種して起こる副反応ですが

 

接種部位の痛み。

 

微熱あるいは軽度の耳下腺腫脹。

 

無菌性髄膜炎。

 

などが比較的頻度が高いですが、自然感染例と症状はほぼ変わらず、予後は良好に推移するようです。

(無菌性髄膜炎の頻度:星野株では2300人に1人とか、10000人に1人。鳥居株では1600人に1人とか、12000人に1人というデーターがあります)

 

重篤な副反応では(頻度は0.1%未満)

 

脳炎

脳症

感音性難聴

血小板減少性紫斑病

精巣炎

膵炎

 

などがあります。

 

 

20世紀までおたふくかぜは世界中でみられる病気でした。

 

アメリカでは1967年よりワクチン接種が始まり、1971年からは1歳以上の幼児の定期接種に組み入れられ、流行期を経験したことで1980年代から2回接種が行われるようになり、21世紀に入ってからの年間患者数が300以下まで抑えることができています。

 

また、1982年よりMMRワクチン接種を始めたフィンランドでは1996年に国内発生件数 0 を達成しました。

 

2015年には世界121ヶ国でMMRワクチンなどの接種が始まって、ほとんどの国では2回接種がされていておたふくかぜの発生は減少しています。

 

世界で流行を繰り返しているのはアフリカの一部と日本を含めた東アジアの一部に限られつつあります。

 

これらの情報からどうするかを検討してください。

 

子供の接種については1~2歳と4歳~6歳の2回とされていますから、その時までに考えますが。

 

それ以外の場合は、実際はムンプスウイルスの抗体を現時点でどれだけ持っているかを調べることが有用です。

 

もし、抗体が充分あればわざわざおたふくかぜワクチン打つ意味合いがないですからね。

接種しても別に不都合はないので、抗体調べずとも接種することを決めてもいいですが。

この件については以下の記事を参考にしてくださいね。

参考記事⇒おたふくかぜの抗体検査どこで受ける その内容と値段について

 

まとめ

 

何にもリスクはあります、リスクと効果をてんびんにかけて、物事をするかしないか決めることでいいのではないでしょうか。

おたふくかぜのワクチンはリスクに比べると得る効果が大きいような気がします。

できれば、幼少期に2回接種することをおすすめします。

以後にされる場合は抗体検査をされたうえで、判断される方が良いようです。

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