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風邪

RSウイルス感染症とは 症状や検査、予防、治療について

投稿日:2019年12月23日 更新日:

 


 

9月ごろから流行し始め、冬に発症することが多かったRSウイルス感染症、最近では7月ごろにも流行し始める事例が出てきています。

 

生後数週間から数か月の赤ちゃんがRSウイルスに感染することを避けることが重要課題ですが、

 

介護施設などで高齢者にも死者が出る事例があるので注意する必要があります。

 

RSウイルス感染症とは、症状や検査、予防、治療について紹介します。

 

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Contents

RSウイルス感染症とは

 

RSウイルスは世界中に分布しています。

 

一度感染しても免疫はできにくく何度でも感染し発病を繰り返します。(年齢を経るにつれ徐々に免疫ができてきます)

 

RSウイルスに感染すると、呼吸器に障害が出ます。

 

潜伏期間は2~8日で、だいたい4~6日で発症するようです。

 

軽い風邪から重篤な肺炎のような症状を起こすことがあります。

 

免疫力の弱い、生命力の弱い人々に感染しないようにすることが重要です。

 

そんな人は重症化する可能性がありますから。(1~3%)

 

呼吸器や心臓に慢性の疾患、神経・筋疾患を持つ場合にも注意が必要です。

 

咳やくしゃみによる飛沫感染や、ウイルスが付着しているものなどに触れることでうつる接触感染で広がります。

 

空気感染することは確認されていません。

 

症状

 

数日間、発熱や鼻水の症状が続きます。

 

大抵はこの程度で軽症で治りますが、

 

咳がひどくなり、タンがつまったゼイゼイする咳やゼ―ゼ―のどが鳴ったり(喘鳴)して呼吸困難へと症状がすすめば、

 

数時間で突然重症化する細気管支炎になったり、肺炎へとなることがあり注意を必要とします。

 

生後1か月未満の赤ちゃんでは無呼吸の症状がでることがあります、ひどい場合には突然死につながることもあります。

 

急性脳症などの症状もでることもありますから注意しましょう。

 

ただ免疫力の強い大人では単なる鼻風邪で終わることが多いようです。

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検査

 

医療機関には迅速検査キットが置かれている場合があります。

 

鼻の粘膜をこすって採取したもの、鼻汁吸引液、鼻咽喉洗浄液などを診断キットで検査します。

 

結果は10分程度でわかります。

 

検査センターに送る場合には数日かかる場合があるでしょう。

 

予防

 

主に飛沫感染による感染の広がりがみられます。

 

また、そのほかドアノブやおもちゃに付着したウイルスによる接触感染も考えられます。

 

 

予防策としては、

 

手洗い・消毒の徹底とマスクの着用、環境の清掃が考えられます。

 

ただ、マスクは充分防げるものではないと考えておきましょう。

 

うがいと併用することが必要かと思います。

 

 

手洗いは流水・せっけんによるものかまたはアルコール製剤によるものにします。

 

環境の清掃は、こまめにアルコールや塩素系の消毒剤で行いましょう。

 

塩素系ならキッチンハイターなどを薄めて使用します。(水:ペットボトル(500ml)にハイター:キャップ(キッチンハイターの)1杯)

*時間が経てば分解して効力がなくなるので作ってからすぐに使用してください。

 

 

大人ではRSウイルスに感染していても軽い鼻風邪のような場合があるので、免疫力の弱い人との接触を避けなければなりません。

 

軽い風邪のような場合でも注意して行動しましょう。

 

RSウイルス感染症かどうかわざわざ検査することもないでしょうから、疑わしい場合は接触を避けるしかないでしょう。

 

ワクチンはあるの?

 

ワクチンは現段階ではありません。

 

その他の方法でパリビズマブの投与がありますが、投与対象患者のしばりがありますので、医師に相談されてください。

 

早産や免疫不全、ダウン症などの新生児、乳児、幼児などの一部になります。

 

治療

 

RSウイルスには有効な抗ウイルス薬がありません。

 

症状をやわらげる治療が唯一できるものです。

 

水分補給・睡眠・栄養補給・保温などでしのぎます。

 

重症化すれば、呼吸管理して、補液などの点滴で様子をみることになります。

 

まとめ

 

昔は生命力の弱い赤ちゃんに感染させないように注意されていた感染症ですが、

 

高齢化社会が進むにつれ、介護の現場での注意が必要になってきているRSウイルス感染症。

 

適切な予防策を講じて生命を守っていきたいですね。

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