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おたふくかぜ

おたふくかぜの潜伏期間はどれくらい その症状と予防について

投稿日:

 

 

 

 

おたふくかぜといえば、その名の通りほっぺがふくらんでおたふくのようになっちゃうというイメージがあります。

 

飛沫感染と接触感染でうつるので、感染した人を特定して予防に努めればいいのですが、症状を示さない潜伏期間があればわかりずらくなります。

 

おたふくかぜの潜伏期間はどれくらいで、その症状はどんなものがあって予防はどうしたらいいのかを紹介します。

 

 

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Contents

おたふくかぜの潜伏期間はどれくらい

 

おたふくかぜは、ムンプスウイルスに感染すると起こる感染症です。

別名「流行性耳下腺炎」とも呼ばれます。

 

主として飛沫感染により広がりますが、患者との直接接触や、唾液を介した接触(関接キス)でも感染します。

その感染力はかなり強いです。

ただし、感染しても症状が現れない不顕性感染もかなりみられます。(30~35%)

 

他のウイルス(コクサッキーウイルス、パラインフルエンザウイルスなど)による耳下腺炎などもあるため、診断には慎重を要します。

 

潜伏期間は約2~3週間前後ですが、発症6日前くらいからウイルスを排出しているので、気が付かないうちにまわりに感染を広げていることがあります。(この時期が一番感染しやすいともいわれています)

 

その症状について

 

基本的には軽症で推移すると考えられています。

なかには症状がでないまま治ってしまう人もいます。

 

主な症状は1週間程度続く唾液腺や耳下腺などの腫れ・圧痛、嚥下痛とそれに伴う発熱(38℃以上の場合も)で、通常48時間以内にピークを認めます。

他には頭痛や嘔吐などもみられます。

(あごの下や耳の下が腫れておたふくのようになるのでおたふくかぜと呼ばれています。片側だけが腫れることもありますから、人によって腫れ方も様々と思ってください。)

 

それから大抵は治癒に向かうのですが、そうならない時はウイルスは全身のいろんなところ、特に神経組織や内分泌系腺組織に広がるようになります。

 

これによって様々な合併症(髄膜炎・脳炎・難聴・膵炎・精巣炎・卵巣炎など)を呈することもあります。

 

合併症の頻度(いろんなデーターがあります、その1つを例で示します)

合併症 発生率
髄膜炎 1~10%
脳炎 0.02~0.3%
難聴 0.01~0.5%
精巣炎 20~40%
卵巣炎 5%

 

髄膜炎になった場合、高熱と嘔吐がひどくなることがありますが、髄膜炎の中では軽度のものだといわれています。

 

合併症の中では頻度は少ないが難聴は永続的な障害となる場合があるので重要なものの1つである。

全部ではないですが難聴になってそれ以後一生治らないこともあるということです。

 

また、起こるのは稀ではあるが膵炎も重篤な合併症の1つである。

腹部に圧迫感などを感じるようであれば、一度確かめてもらったほうがいいでしょう。

 

精巣炎や卵巣炎は思春期以降の男女に見られることがありますが、余程ひどくならない限り不妊などの障害がでる確率は低いとされています。

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他いろんな臓器(腎臓、前立腺、視神経など)でも炎症がみられることがありえます。

 

近年久しぶりに流行がみられ、2015~2016年でおたふくかぜの合併症で難聴になったと診断された人が336人いる(重度の難聴の人もいるらしい)ということが日本耳鼻科学会の全国調査で判明し、ワクチン接種をすすめる動きがでています。

 

予防について

 

一番良いのはワクチン接種で予防することである。

かといって患者と接触してすぐに緊急にワクチン接種を行うのは有効な手段ではない。

できるなら事前に接種しておくべきである。

もっと言えば、1~2歳のころに1回目、4~6歳のころに2回目が好ましいのですが。

もちろん、ワクチン接種しても人によって免疫を獲得できない人もわずかではですがいますし、接種後に早い段階で免疫が消えてしまう人もいるようです。

早い段階で消えた人は再度ワクチン接種が必要になります。

 

人によれば、ワクチンに嫌悪感をもたれている場合もあるので、その他の方策をここで示したい。

 

おたふくかぜは飛沫感染と接触感染でうつります。

結構、感染力が強いです。

なので、手洗いとうがいをきっちりして対抗するしかないようです。

でも、潜伏期間中や不顕性感染している感染者に対しては防ぎようがないことも考えておきましょう。

まわりにいる人でどの人がウイルスを持っているかなんて目に見えないですから。

 

できるだけ、飛沫で浮遊しているウイルスを吸ったり、手で触れたウイルスを口にもっていったりしないよう工夫が必要です。

感染している可能性がある人がくしゃみや咳をしたら遠くへ離れましょう。それである程度は防げると思いますが。

できたらうがいをすぐにしましょう。

(ある情報では1m以上離れれば、直接くしゃみなどの方向を向けられなければ、ある程度防げるといわれています)

まあ、一番いいのは、人ごみに近寄らないことなんですけど、難しいですね。

マスクによる防御はどこまで効果的なのかはわかりません、まあ、ないよりはましぐらいに思っておきましょう。

マスクに頼りきるのは危険です。是非うがいをしてください。

 

ウイルスがどこにいるかわからないから、手洗いとうがいと環境消毒を徹底します。

 

消毒については、

おたふくかぜのウイルスはノロウイルスとは違い消毒用アルコールが有効です。もちろんハイターなどの次亜塩素酸ナトリウムはより効果は大です。

消毒用アルコールが有効なら手の消毒はせっけんで洗ったあとで消毒用アルコールを使い。

環境消毒も消毒用アルコールと次亜塩素酸ナトリウムで役割分担できれば、たのもしいですね。

せっけんや消毒用アルコールを駆使して手からウイルスを排除し、消毒用アルコールや次亜塩素酸ナトリウムなどで身近な環境からも常にウイルスを排除しておきましょう。

そうすれば、感染から体を守れるかもしれません。

なにしろ相手は感染力が強いと言われているので、どこまですればいいのかは未知数ですから。

 

要は空中に浮遊しているウイルスを吸引せず、環境にあるウイルスを手などを介して口の中へ取り込まないようにすることです。

 

まとめ

 

おたふくかぜの潜伏期間は2~3週間でした。発症6日前くらいからウイルスを排出しているので予防するのは難しくなりますね。

症状は主には唾液腺や耳下腺などの腫れ・圧痛、嚥下痛とそれに伴う発熱のようですが、他にも頭痛や嘔吐などがみられます。

重症化するといろんな合併症がありますから注意しておいてくださいね。

予防はワクチンが一番効果が高いようですが、それが嫌な場合は手洗いとかうがい、環境消毒などを試みてください。

マスクは補助的なものだと思っておいてくださいね。

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