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脂質異常症

脂質異常症治療薬ユベラNとは 薬としての効果と副作用について

投稿日:2017年11月13日 更新日:

 

 

生活習慣病の脂質異常症(高脂血症)の治療において処方されることのあるユベラN。

 

トリグリセライド(TG)が高い場合には補助的に併用で処方されることがあります。

 

調剤薬局ではこの薬剤は中性脂肪(TG)が高い場合で追加とかでたまに調剤されています。

 

脂質異常症治療薬ユベラNとは、薬としての効果と副作用について紹介します。

 

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Contents

脂質異常症治療薬ユベラNとは

 

日本では1984年7月より販売されている、中性脂肪やコレステロールを下げるため補助的に使われる薬の1つである「ユベラN」。

 

もう、すでにジェネリック医薬品が発売されていて、薬の負担を減らそうとするならジェネリック医薬品の選択が可能である。

 

ユベラNの成分名はトコフェロールニコチン酸エステルである。

 

脂質異常症は血液中のコレステロールやトリグリセリド(中性脂肪:TG)の数値異常がおこり、動脈硬化を早めたりするなど様々な病気を合併することになります。

 

コレステロールは小腸での吸収や肝臓での合成で作られ、全身に運ばれて性ホルモンへの合成などに使われることになります。

 

そして、余ったコレステロールは肝臓で胆汁酸に変えられて、胆管をとおして小腸に排泄され、90%以上が再吸収され残りが体外に出ていくことになります。

 

ユベラNの有効成分はビタミンB群のニコチン酸とビタミンEであるトコフェロールを結合させたものです。

 

この成分はコレステロールの異化・排泄を高めることから血中総コレステロールを低下させると考えられています。

さらに、過酸化脂質、中性脂肪も低下させる。

また、リポ蛋白代謝において血中HDLコレステロールを上昇させることがわかっている。

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ユベラNには血流を改善する作用や血管を強化する作用などもあります。

脂質異常症以外に、高血圧に伴う随伴症状や閉塞性動脈硬化症に伴う末梢循環障害に対する効能があります。

 

 

 

禁忌

特になし

 

 

 

用法用量

高脂血症、他

通常、成人にはトコフェロールニコチン酸エステルとして1日300~600mgを3回に分けて経口投与する。

なお、年齢、症状により適宜増減する。

空腹時の場合にはこの薬剤の吸収が良くないです。食後に服用するようにしましょう。

 

剤型としては、硬カプセルであるユベラNカプセル100mg、軟カプセルであるユベラNソフトカプセル200mg、細粒剤であるユベラN細粒40%があります。

 

慎重投与

特になし

 

薬としての効果

 

ユベラNの有効成分はビタミンB群のニコチン酸とビタミンEであるトコフェロールを結合させたものです。

 

コレステロールの異化・排泄を高めることから血中総コレステロールを低下させると考えられています。

さらに、過酸化脂質、中性脂肪も低下させる。

また、リポ蛋白代謝において血中HDLコレステロールを上昇させることがわかっている。

 

もともとビタミン剤なので副作用はほとんどないと言っていいでしょう、もちろん効果の面では他の脂質異常症の薬剤に比べそれほど期待できるものとは言えないです。

あくまで追加的に投与するお薬です。

 

副作用について

 

主な副作用としては、食欲不振、胃痛、悪心、胃部不快感、下痢、便秘である。

 

その他では発疹、肝機能障害、温感、潮紅などである。

 

ユベラNにはこれといって特有な副作用はないですね。長期の服用も安心なお薬です。

 

まとめ

 

生活習慣病でよくありがちな脂質異常症の治療で、ユベラNは追加で使われることがあります。

 

副作用は少ない方ですが、それほど効果が期待できないものです。

 

ユベラNには血流を改善する作用もあり、脂質異常症以外に、高血圧に伴う随伴症状や閉塞性動脈硬化症に伴う末梢循環障害に対する効能があります。

 

冷え性や肩こりなどに使われることが多いようですね。

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