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アレルギー性鼻炎

経皮吸収型アレルギー性鼻炎薬アレサガとは 薬の効果と副作用について

投稿日:2018年2月5日 更新日:

 

 

アレルギー性鼻炎に対する治療薬で2018年1月に日本国内製造販売承認を得たアレサガ。

 

アレルギー性鼻炎薬としては第2世代抗ヒスタミン薬のものになります。

 

第2世代抗ヒスタミン薬の経皮吸収型のお薬では日本で最初に発売されるお薬です。

 

経皮吸収型アレルギー性鼻炎薬アレサガとは 薬の効果と副作用についてについて紹介します。

 

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Contents

経皮吸収型アレルギー性鼻炎薬アレサガとは

 

日本で2018年1月19日に日本国内製造承認を取得した、第2世代の抗ヒスタミン薬で経皮吸収型の薬(貼り薬)である「アレサガ」。

 

アレサガは肥満細胞からのケミカルメディエーター遊離抑制作用と、抗ヒスタミン作用を併せ持つ塩基性の抗アレルギー剤です。

 

ジェネリック医薬品はまだ発売されていないので、薬の負担を減らそうとジェネリック医薬品の選択はできません。

 

ただ、同じ成分が入っている経口薬ではレミカットなどがあり、それらの経口薬ではジェネリック医薬品は発売されています。

 

アレサガの成分名はエメダスチンフマル酸である。

 

アレルギー性鼻炎は、透明のさらっとした鼻水が出たり、鼻がつまったり、発作的で時には連発するようなくしゃみで代表される症状を持つ疾患です。

 

主な原因は、空気中に浮遊する花粉やハウスダストなどの「アレルゲン」と呼ばれる物質を吸い込み、鼻の粘膜より体内に入りアレルギー反応を起こすことによります。

 

アレルギー性鼻炎には、スギやヒノキなどの花粉が原因となり、毎年同じ季節に起こる「季節性アレルギー性鼻炎(花粉症)」とハウスダストなどが原因となり、季節に関係なく年間を通して起こる「通年性アレルギー性鼻炎」というものがあります。

 

アレルギー性鼻炎の主な原因は、抗原抗体反応によるものです。

 

空気中を浮遊している花粉やハウスダストなどのアレルゲン(抗原)が鼻粘膜に付着して、その刺激でアレルギー反応が始まると、免疫系の肥満細胞からヒスタミンをはじめとする化学伝達物質が遊離されます。

 

そして、ヒスタミンはある種の神経受容体(H1受容体)と結合することで、様々なアレルギー症状が誘発されることになります。

 

アレサガはヒスタミンの受容体にくっつくことでヒスタミンの結合を遮断したり、ロイコトリエン(アレルギーに関係する化学伝達物質)などの遊離を抑制する作用を示し、結果としてアレルギー性鼻炎の症状を緩和します。

 

アレサガはテープ剤で1日1回胸部、上腕部などに貼付することで効果を示します。

 

アレルギー性鼻炎のお薬でテープ剤は世界で初めてのものになります。

 

 

 

禁忌

本剤の成分に対して過敏症の既往歴のある患者

 

 

 

用法用量

アレルギー性鼻炎

エメダスチンフマル酸塩として、通常成人では1回4mgを胸部、上腕部、背部、または腹部のいずれかに貼付し、24時間毎に貼り替える。

なお、症状に応じて1回8mgに増量ができます。

 

創傷面または湿疹・皮膚炎などがみられる部位は避けて貼付すること。

 

貼付する部位は清潔に保ちかつ乾燥させておくこと。

 

貼付場所は毎回変更すること。

 

使用直前に開封し速やかに貼付すること。

 

ライナーをはがして使用すること。

 

入浴する場合には、入浴後に貼りかえるようにする。

 

剤型

テープ剤

アレサガテープ4mg  未収載円/1枚

アレサガテープ8mg  未収載円/1枚

*2018年2月5日時点薬価未収載

 

眠気を催すことがあるので、本剤使用中の患者には、高所作業、自動車の運転等に従事させないよう十分注意すること。(4mgよりも8mgの方が眠気がでやすい)

 

長期ステロイド療法を受けている患者では、本剤使用によりステロイドの減量を図る場合には十分な管理下で徐々に行うこと。(クリーゼに注意すること)

 

季節性アレルギー性鼻炎に使用する場合は、好発季節を考慮し、その直前より開始し、季節終了まで継続することが望ましい。

 

効果が認められない場合は、漫然と長期にわたり使用しないこと。

 

 

 

慎重投与

肝障害またはその既往歴のある患者(肝機能異常があらわれるおそれがある)

 

向精神薬(鎮静剤、催眠剤など)、抗ヒスタミン剤などと併用する場合は、相互に作用を増強するおそれがある.

 

アルコールとの併用で本剤の中枢神経系での副作用(主に眠気)を増強するおそれがある。

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高齢者では生理機能が低下していることが多いため慎重に投与すること。

 

妊婦または妊娠している可能性のある婦人には治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与すること。(安全性は確立されていない)

 

授乳中の婦人には使用しないことが望ましいが、やむを得ず使用する場合には授乳を避けさせること。(動物実験で乳汁中への移行が報告されている)

 

低出生体重児、新生児、乳児、幼児または小児に対する安全性は確立されていない。(使用経験はない)

 

 

 

 

薬としての効果

 

アレサガはヒスタミンの受容体にくっつくことでヒスタミンの結合を遮断したり、ロイコトリエン(アレルギーに関係する化学伝達物質)などの遊離を抑制する作用を示し、結果としてアレルギー性鼻炎の症状を緩和します。

 

アレサガの成分エメダスチンフマル酸塩は第2世代の抗ヒスタミン薬で、第1世代に比べ、ヒスタミン受容体に対する選択性が高く、抗コリン作用(口渇、排尿障害など)が出にくくなっています。

 

また、脂溶性も低く脳に到達しにくいので眠気の副作用もやや軽減されています。

 

比較的速効性で、持続時間も長い方です。

 

くしゃみや鼻水に良く効き、鼻づまりにもほどほどに効きます、アレルギー性鼻炎にはかゆみも抑える効果をねらって処方されます。

 

アレサガはテープ剤で1日1回胸部、上腕部などに貼付することで効果を示します。

 

副作用について

 

主な副作用は、適用部位紅斑(10.9%)、適用部位そう痒感(4.5%)、適用部位丘疹(2.0%)、眠気(4.9%)などである。(承認時)

 

その他では、適用部位色素沈着、適用部位発疹、GOT上昇、GPT上昇、血中尿酸増加、好中球減少、リンパ球増加、口渇、倦怠感、血中コレステロール増加、鼻乾燥、などがあります。

参考記事⇒花粉症の症状や原因とは 風邪の症状との違いとそれぞれの薬について

 

まとめ

 

アレサガはヒスタミンの受容体にくっつくことでヒスタミンの結合を遮断したり、ロイコトリエン(アレルギーに関係する化学伝達物質)などの遊離を抑制する作用を示し、結果としてアレルギー性鼻炎の症状を緩和します。

 

アレサガの成分エメダスチンフマル酸塩は第2世代の抗ヒスタミン薬で、第1世代に比べ、ヒスタミン受容体に対する選択性が高く、抗コリン作用(口渇、排尿障害など)が出にくくなっています。

 

また、脂溶性も低く脳に到達しにくいので眠気の副作用もやや軽減されています。

 

比較的速効性で、持続時間も長い方です。

 

くしゃみや鼻水に良く効き、鼻づまりにもほどほどに効きます、アレルギー性鼻炎にはかゆみも抑える効果をねらって処方されます。

 

アレサガはテープ剤で1日1回胸部、上腕部などに貼付することで効果を示します。

 

主な副作用は、適用部位紅斑(10.9%)、適用部位そう痒感(4.5%)、適用部位丘疹(2.0%)、眠気(4.9%)などである。(承認時)

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