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麻薬・覚醒剤

MDMAとは 合成麻薬としてはどうなの 女優が所持した疑いで逮捕された

投稿日:2019年11月16日 更新日:

 

 

11月16日、女優が所持していた疑いで逮捕された合成麻薬MDMA。

 

ファンには驚きを隠せないでいる人もいそうですが。

 

芸能界ではよくある話なので、またか、と思っています。

 

MDMAとは どんな麻薬なのかについて解説します。

 

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Contents

MDMAとは

 

MDMAという合成麻薬は愛の薬などとも呼ばれる幻覚剤である。

 

共感作用があるので愛の薬と呼ばれているようです。

 

MDMAの正式名称は3,4-メチレンジオキシメタンフェタミン(3,4-methylenedioxymethamphetamine)である。

(常温で白い結晶または粉末)

 

ちまたではエクスタシーあるいはモリ―と呼ばれています。

(エクスタシーにはMDMA、MDEA、MDA以外のメタンフェタミン、カフェイン、エフェドリン、コカイン、ケタミン、コデイン、DXM、PMAなどが含まれている場合があります。時には、MDMA自体が含まれていない場合もあるらしい。組み合わせによりさらに危険性が増す場合があります。)

 

最近の若者たちの間で服用する者が増えていて、社会問題になっています。

 

 

MDMA等の錠剤型合成麻薬の押収量は、

 

平成10年~平成11年まではそれほど押収量がなかったが、

 

平成12年を境に平成14年まで段階的に増え、

 

平成15年には前年の倍以上に一気に増えました。

 

それ以後も増加し続けています。

 

MDMA等の合成麻薬での検挙された人数も、

 

平成14年117人、平成15年256人、平成16年417人、平成17年403人と増加しつつあります。

 

海外でも同様に増加傾向がみられ、

 

世界で使用されているMDMAの大半が(およそ80%)、西ヨーロッパのベルギーやオランダなどで密かに製造されていると考えられている。

 

 

別の側面では、アメリカで心的外傷後ストレス障害(PTSD)に応用しようとしている動きがあります。

 

臨床試験では、PTSDの治療として使用し、体重1キロあたり2ミリグラム以下のMDMAの投与で、知覚や認知や気分に変化を生じさせたようです。

 

MDMAの作用

 

興奮作用を起こす作用のあるメタンフェタミンやアンフェタミンといった覚醒剤と、幻覚を起こす作用のあるメスカリンといった幻覚剤とに、化学構造が似ているので、それぞれに似たような作用をあわせもっている。

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もちろん依存性はあります。

 

MDMAはオキシトシンやセロトニンなどを過剰に放出させるので、多幸感、他との共感・親近感などの精神の変化をもたらします。

 

MDMAの幻覚作用はLSDやメスカリンのような幻覚剤よりは弱いとされています。

 

MDMAは、通常、錠剤あるいはカプセル剤で服用されることが多いですが、吸入や注射、坐薬で使われることもあります。

 

MDMA投与後15分以内に発現し、2~8時間くらい持続します。(作用のピークは90~120分、MDMAの半減期は約7時間ですが、代謝でできたMDAの半減期は16~38時間である。)

 

ただし、服用して数週間経過した後にも、精神錯乱、抑うつ、睡眠障害、強い不安、妄想などがあらわれることがあります。

 

MDMAは、心拍数や血圧を上昇させる作用があります。

 

また、知らず知らずのうちに歯をくいしばるようになるので、おしゃぶりキャンデーなどを口にくわえるようになりがちです。

 

筋肉の緊張、吐き気、視野のぼやけ、速い眼球運動、失神、悪寒、発汗の症状も出ることがあります。

 

服用により、場合によっては、脱水、低ナトリウム血症、心臓や腎臓の機能障害を起こしたり、心臓発作や脳卒中、けいれん発作、重篤な悪性高体温症などを起こすこともありえます。

 

MDMAの毒性により、記憶障害がみられる場合があります。

 

いろんなことが重なりひどいときには死亡するおそれもあります。

 

違法薬物に手を染めないために

 

MDMAに限らず、麻薬や覚せい剤などには絶体にかかわらないようにしましょう。

 

一度かかわってしまうと、一生その誘惑から逃れられないでしょう。

 

周りで使わないように監視する人がいなければ、抑止は不可能と思っておいてください。

 

どんな意志の強い人でも依存症から逃れられないと思います。

 

一時的な好奇心で、一度使ってしまうと、その魔力の虜になり、再犯を繰り返すことになります。

 

最終的には死を覚悟することになると思います。

 

本当に恐ろしい薬です。

 

いつか、薬物乱用がなくなることを願います。

 

まとめ

 

有名な人が麻薬や覚せい剤の使用で捕まるのをみると悲しくなります。

 

危ないものであるということを肝に銘じて、

 

一時的な興味、

 

ストレスから逃れたい想い、

 

過密スケジュールの中から眠らずに仕事を続けたいという想い、

 

などなど・・・

 

なにがあっても手を出してほしくないですね。

 

人生を棒にふりますから。

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