ニキビは誰もが経験する身近な皮膚の疾患です。
若いころに発症することが多いので「青春の象徴」と呼ばれ、憂鬱になることもあります。
簡単にできるケアとして、食生活で少しでもニキビの予防ができればうれしいですよね。
ニキビを予防するには 摂って良いビタミンとおすすめの食材について紹介します。
Contents
ニキビを予防するには
ニキビとは、おでこ、頬、口のまわり、下あご、背中や胸の中央など皮脂分泌量の多い皮膚に生じる発疹で、面皰(めんぽう)と呼ばれる毛穴に角質や皮脂がつまった皮疹のことをいいます。
にきびができる原因は諸説がありますが、詳細は解明されていない。
毛穴が男性ホルモンと細菌(皮膚常在菌:アクネ菌)と皮脂との相互作用で炎症を起こすという説が有力とされています。
ニキビの予防としては、毎日、正しい洗顔をすることも重要とされていますが、それに合わせて食生活をチェックすることでさらに効果を期待できることになります。
外食やコンビニで食事を済ましがちな場合には、食べるものを少しでも見直すことで改善するかもしれません。
ニキビに良いものは、お肌や体の健康にもよいものです。
毎日の食事を少しでも良いものに変えてみてはいかがですか。
摂って良いビタミン
バランスよく栄養をとることは重要です。
ニキビの予防や健康のためにはそうすることが必要です。
ニキビの予防には、以下のようなビタミンを過不足なく摂取することが必要になります。
脂溶性ビタミンのビタミンAやビタミンEは過剰に摂りすぎると過剰症を引き起こす可能性があります、注意しましょう。
ビタミンA・・・肌の新陳代謝にかかわる、上皮細胞の分化・成長に関与します。脂溶性ビタミンなため、過剰症になりやすいことを注意しておく。
ビタミンC・・・抗酸化作用が炎症性のニキビを作りだすもとになる活性酸素に働き、炎症が起こしにくくなるという期待があります。
また、コラーゲン生成にもかかわっているので、ニキビ跡にも効果的。
ビタミンB2・・・脂質の代謝に関わっています。皮脂の分泌にもかかわりがありそうです。
ビタミンB6・・・肌の細胞の新陳代謝にかかわっています。
ビタミンE・・・ビタミンCと同様に抗酸化作用が炎症性のニキビを作りだすもとになる活性酸素に働き、炎症が起こしにくくなるという期待があります。
脂溶性ビタミンなため、過剰症になりやすいことを自覚しておく。
おすすめの食材について
それぞれのビタミンが多く含まれる食材の一部を以下に示します、ビタミンAやビタミンEのような脂溶性ビタミンは過剰症に注意するために食べ過ぎないようにしましょう。
水溶性ビタミンのビタミンB群とビタミンCはすぐに流れ出てしまうので毎日適量を摂取する必要があります。
ビタミンAが多く含まれる食材
卵黄、レバー、ホウレンソウ、ニンジン、かぼちゃ、小松菜、イカ、ぎんだらなど
ビタミンCが多く含まれる食材
パプリカ、ピーマン、ゴーヤ、アセロラ、レモン、キウイフルーツ、いちご、カリフラワー、じゃがいも、さつまいもなど
ビタミンB2が多く含まれる食材
豚肉、鶏肉、納豆、さけ、青魚、うなぎ、わかめ、玄米、レバー、のりなど
ビタミンB6が多く含まれる食材
マグロ、カツオ、バナナ、にんにく、玄米、レバー、ピスタチオ、とうがらしなど
ビタミンEが多く含まれる食材
モロヘイヤ、アーモンド、うなぎ、かぼちゃ、アボガド、玄米、たらこ、とうがらし、卵黄など
まとめ
ビタミンにはニキビを予防する働きがあります。
水溶性のビタミンCやビタミンB群、脂溶性のビタミンAやビタミンEなどがニキビ予防に最適です。
ただ、できてしまったニキビにはあまり効果がないようですから、過度な期待は禁物です。