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ニキビ

ニキビ治療に出されるミノマイシンとは 薬としての効果と副作用について

投稿日:

 

 

ニキビは誰もが経験する身近な皮膚の疾患です。

 

若いころに発症することが多いので「青春の象徴」と呼ばれることもあります。

 

年齢が上がるにつれ、自然となくなっていくために病気という認識があまりないのですが、医療機関でも治療ができます。

 

ニキビ治療に出されるミノマイシンとは薬としての効果と副作用について紹介します。

 

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Contents

ニキビ治療に出されるミノマイシンとは

 

日本では2008年2月より販売されている、ニキビの時に使われる薬である「ミノマイシン」。

 

この薬剤にはジェネリック医薬品が発売されているので薬剤費を抑えることができます。

 

ミノマイシンの成分名はミノサイクリンです。

 

にきびとは、おでこ、頬、口のまわり、下あご、背中や胸の中央など皮脂分泌量の多い皮膚に生じる発疹で、面皰(めんぽう)と呼ばれる毛穴に角質や皮脂がつまった皮疹のことをいいます。

 

にきびができる原因は諸説がありますが、詳細は解明されていない。

 

毛穴が男性ホルモンと細菌(皮膚常在菌:アクネ菌)と皮脂との相互作用で炎症を起こすという説が有力とされています。

 

治療は毛穴を広げることなどで皮脂などの排泄を促進したり、皮脂の中で繁殖している雑菌やアクネ菌を殺菌したりします。

 

ミノマイシンは皮脂の中で繁殖している雑菌やアクネ菌を殺菌して細菌による化膿性炎症をともなうニキビを改善することになります。

 

 

 

禁忌

1)テトラサイクリン系抗生物質に対し過敏症の既往歴のある患者

 

 

 

用法用量

適用にざ瘡はないですが、日本皮膚科学会がガイドラインでニキビの炎症性皮疹に強く推奨しています。

ファロムやルリッドの推奨度がBなのに対し推奨度Aなのです。

通常、成人は初回投与量をミノサイクリンとして、100~200mgとし、以後12時間ごとあるいは24時間ごとにミノサイクリンとして100mgを経口投与する。

なお、患者の年齢、体重、症状などに応じて適宜増減する。

 

剤型

錠剤

ミノマイシン錠50mg 22.0円/1錠

ミノマイシン錠100mg 50.1円/1錠

カプセル剤

ミノマイシンカプセル50mg 22.1円/1cap

ミノマイシンカプセル100mg 46.9円/1cap

顆粒剤

ミノマイシン顆粒2%20mg 19.6円/g

 

耐性菌の発現に注意し、原則として感受性を確認し、治療上必要な最小限の期間の投与にとどめること。

 

投与が長期にわたる場合には、定期的に肝機能、腎機能、血液等の検査を行うことが望ましい。

 

めまい感があらわれることがあるので、本剤投与中の患者には自動車等危険を伴う機械の操作及び高所での作業等に従事させないように注意すること。

 

本剤の投与で尿が黄褐~茶褐色、緑、青に変色したとの報告がある。

 

本剤の投与で甲状腺が黒色になることがある。

 

 

 

慎重投与

肝障害のある患者(肝障害を悪化させるおそれがある)

 

腎障害のある患者(腎障害を悪化させるおそれがある)

 

食道通過障害のある患者(食道に停留し、崩壊すると、まれに食道潰瘍を起こすことがあるので、多めの水で服用させること、得に就寝直前の服用等には注意すること)

 

経口摂取の不良な患者または非経口栄養の患者、全身状態の悪い患者(ビタミンK欠乏症状があらわれることがある)

 

カルシウム、マグネシウム、アルミニウム、鉄剤またはランタンと併用すると本剤の吸収が低下し、効果が減弱するおそれがある。

 

ワーファリン(ワルファリン)などと併用すると血漿プロトロンビン活性が抑制されることがある。凝血しにくくなる。

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テグレトール(カルバマゼピン)、アレビアチン(フェニトイン)、リファジン(リファンピシン)、チオペンタールなど(フェバルビルツール酸誘導体)との併用で本剤の血中半減期が短縮することがある。(代謝されやすくなる)

 

スルホニル尿素系血糖降下薬(アマリ―ル(グリメピリド)、グリミクロン(グリクラジド)など)との併用で血糖降下作用が増強することがある。

 

リウマトレックス(メトトレキサート)との併用でメトトレキサートの作用が増強されることがある。

 

フォトフリン(ポリフィマーナトリウム)との併用で光線過敏症を起こすおそれがある。

 

ジゴシン(ジゴキシン)との併用でジゴキシンの作用が増強し、中毒作用が発現することがある。

 

経口避妊薬(ルナベル、ヤーズなど)との併用で経口避妊薬の効果を減弱させたり不正性器出血の発現率が増大するおそれがある。

 

外用剤を除くビタミンA製剤、レチノイド製剤(ビタミンA、レチノールパルミチン酸エステル、エトレチナート、トレチノイン)との併用で頭蓋内圧上昇があらわれることがある。

 

高齢者に投与するには生理機能が低下している場合が多く、副作用(消化管障害、ビタミンK欠乏など)が発現しやすいので注意を要する。

 

妊娠または妊娠している可能性のある婦人には、治療上の有益性が危険性を上回ると判断された場合にのみ投与すること。(胎児に一過性の骨発育不全、歯牙の着色・エナメル質形成不全を起こすことがある)

 

授乳中の婦人には投与しないことが望ましいが、投与する場合には授乳を中止させること。(母乳中への移行が報告されている)

 

小児等(特に歯牙形成期にある8歳未満の小児等)に投与した場合、歯牙の着色・エナメル質形成不全、また、一過性の骨発育不全を起こすことがあるので、他の薬剤が使用できないか、無効の場合にのみ適用を検討すること。

 

薬としての効果

 

ミノマイシンは皮脂の中で繁殖している雑菌やアクネ菌を殺菌して細菌による化膿性炎症をともなうニキビを改善することになります。

 

ざ瘡に対する効果に関しては、ビブラマイシンと比べて有意差がなかったとの報告があります。

 

ミノマイシンの方が副作用の頻度が高く、かつ重篤な副作用があるので、一部にはビブラマイシンよりも劣っていると判断されている。

 

日本皮膚科学会ではミノマイシンはファロムやルリッドよりもざ瘡に対する推奨度が高い。

 

ミノマイシンはビブラマイシンよりも推奨度が低い。

 

結節や嚢腫を伴う重症例では、外用のざ瘡治療薬と併用して使われることがあります。

 

副作用について

 

主な副作用は、腹痛(3.07%)悪心(3.04%)、食欲不振(1.88%)、胃腸障害(1.13%)、めまい感(2.85%)などである。

 

その他副作用は、発疹、嘔吐、下痢、舌炎、倦怠感などである。また、光線過敏症を起こす可能性もあります。

 

重大な副作用

ショック、アナフィラキシー(呼吸困難、血管神経性浮腫等)

ひどい皮膚症状

薬剤過敏症症候群(発疹、発熱、肝機能障害など)

血液障害

重篤な肝機能障害

急性腎不全、間質性腎炎

呼吸困難、間質性肺炎、PIE症候群

膵炎

痙攣、意識障害などの精神神経障害

出血性腸炎、偽膜性大腸炎

 

まとめ

 

ミノマイシンは皮脂の中で繁殖している雑菌やアクネ菌を殺菌して細菌による化膿性炎症をともなうニキビを改善することになります。

 

ざ瘡に対する効果に関しては、ビブラマイシンと比べて有意差がなかったとの報告があります。

 

ミノマイシンの方が副作用の頻度が高く、かつ重篤な副作用があるので、一部にはビブラマイシンよりも劣っていると判断されている。

 

日本皮膚科学会ではミノマイシンはファロムやルリッドよりもざ瘡に対する推奨度が高い。

 

ミノマイシンはビブラマイシンよりも推奨度が低い。

 

結節や嚢腫を伴う重症例では、外用のざ瘡治療薬と併用して使われることがあります。

 

主な副作用は、腹痛(3.07%)悪心(3.04%)、食欲不振(1.88%)、胃腸障害(1.13%)、めまい感(2.85%)などである。

 

極めてまれですが、ショックや重いアレルギー症状、皮膚障害、肝障害などの副作用の可能性がありますので注意してください。

 

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