薄毛の原因はさまざまで、その原因によって改善するための方法もいろいろあります。
なのである人にはすごく改善した方法も別の人に効果的かどうかはわからないでしょう。
原因を特定できた場合で壮年性脱毛症である場合は市販薬を薬局で購入することでも治療ができます。
発毛剤リアップとは 塗り薬としての生える効果と副作用について紹介します。
Contents
発毛剤リアップとは
日本では1999年6月より販売されている、薄毛の時に使われる薬である「リアップ」。
医薬品としては、日本で初めて、直接OTC医薬品として発売されたものになります。
海外でもロゲインという名称で販売されているが日本での認可はリアップのみである。
また、海外では内服薬として「ロニテン」という名称で販売されていますが、日本では未認可であり、かつ、使用用途は高血圧治療のものである。
この内服のジェネリック医薬品は海外でのみ発売されています。
リアップの成分名はミノキシジルです。
男性型脱毛症(AGA)は、成人男性でよくある髪が薄くなる状態のことをいいます。
正常な髪の育ち方のサイクル(ヘアサイクル)に比べ壮年性脱毛症(男性型脱毛症など)の頭皮ではヘアサイクルが短くなる現象が起こります。
1日に抜ける髪の毛が100本以内であれば、それほど気にする必要はありません。
ですが、抜け毛の本数が100以上になってくると壮年性脱毛症の可能性を検討しなければならなくなります。
リアップは髪の毛が作られる毛包に直接作用し、細胞の増殖やたんぱく質の合成を促進することによって発毛作用を示します。
してはいけないこと
1)本剤の成分によりアレルギー症状を起こしたことがある人には使わない。
2)女性には使用しないこと。(女性には女性用の製品が別であります、妊婦または妊娠していると思われる人並びに授乳中の人には使用しない)
3)未成年者(20歳未満)には使わない。(国内での使用経験がない)
4)壮年性脱毛症以外の人には使わない。あるいは原因のわからない場合にも使用しない。
5)脱毛が急激である場合とか、髪がまだらに抜けている場合には、壮年性脱毛症である可能性が低いので使用しないこと
6)本剤は頭皮に外用で使用し内服はしない。
7)きず、湿疹あるいは炎症などがある部位には使用しない。
8)他の育毛剤などの外用剤(軟膏、液剤など)と併用しないでください。
壮年性脱毛症における発毛、育毛及び脱毛の進行予防
成人男性(20歳以上)が、1日2回、1回1mlを脱毛している頭皮に塗布する。
(リアップリジェンヌでは成人女性も1日2回、1回1ml:妊婦又は妊娠していると思われる人並びに授乳中の人にには使用しない)
多量に使用したり、頻繁に使用しても効果は同じです。用法用量をお守りください。
製品ラインナップ(今はこれだけのラインナップがそろっています)
リアップ
ミノキシジル1%を配合した日本で初めての発毛剤
リアッププラス
ミノキシジル1%配合。発毛環境を整える成分を加えた。
(パントテニールエチルエーテル、トコフェロール酢酸エステル、ℓメントールをプラス)
リアップジェット
発毛・育毛効果を発揮するミノキシジル1%配合の爽快系タイプ(ジェット噴霧式エアゾール)
15回噴射で1mlを噴霧します(1回使用分の薬液量1ml)
リアップX5
ミノキシジル5%配合することにより、優れた発毛効果を示します。
リアップX5プラスローション
ミノキシジル5%配合することにより、優れた発毛効果を示します。
清涼感を与え、頭皮の環境を整える有効成分をプラスしています。
(ピリドキシン塩酸塩、トコフェロール酢酸エステル、l-メントールをプラス)
リアップリジェンヌ
女性用の壮年性脱毛症に使用します。女性の頭皮環境を整える成分配合。
(パントテニールエチルエーテル、トコフェロール酢酸エステル、ℓメントールをプラス)
目に入らないように注意してください。万一、目に入った時は、すぐに水またはぬるま湯で洗ってください。症状が重いときは眼科医の受診をおすすめします。
製品にはアルコールが含まれていますので、溶けるおそれのあるものに触れたりすることや、火気には注意してください。
整髪料及びヘアセットスプレーなどは、本剤の使用後にお使いください。
染毛剤を使用する場合には、完全に染毛を終えたあとで本剤を使用ください。
使用後は直射日光や高温、寒冷の場所を避け、涼しいところに保管してください。
エアゾール剤は頭皮の同じ場所に連続して噴射しないでください。(リアップジェット)
効果の判定には少なくとも6ヶ月が必要ですので、6ヶ月が過ぎるまでは毎日使用してください。(効果の判定のために)
(リアップX5、リアップX5ローション:4ヶ月)
効果を維持するには、継続して使用することが必要です。
使用開始後1年で改善がみられない場合は、使用を中止すること。
(リアップX5、リアップX5ローション、リアップリジェンヌ:6ヶ月)
使用開始して1年以内であっても、頭髪以外の脱毛、斑状(まだら)の脱毛、急激な脱毛など壮年性の脱毛でない場合は使用を中止すること。
(リアップX5、リアップX5ローション、リアップリジェンヌ:6ヶ月)
それぞれの場合、医師あるいは薬剤師に相談しましょう。
医師あるいは薬剤師に相談する場合
1.今までに薬や化粧品などによりアレルギー症状(発疹、発赤、かゆみ、かぶれ等)を起こしたことがある場合
2.高血圧や低血圧の人の場合(血圧に影響する可能性がある)
3.心臓や腎臓に障害のある場合(心臓や腎臓に影響する可能性がある)
4.むくみのある場合(むくみが悪化する可能性がある)
5.家族、兄弟姉妹に壮年性脱毛症の人がいない場合(遺伝的要因から考えると壮年性脱毛症の可能性が低い)
6.高齢者(65歳以上)の場合(好ましくない症状がでやすいため)
7.甲状腺機能障害(甲状腺機能低下症、甲状腺機能亢進症)の場合(甲状腺疾患による脱毛の可能性がある)
塗り薬としての生える効果
男性ホルモンが関係する男性型脱毛症であれば、リアップはプロペシアやザガーロに比べ効果が劣ることが多いようです。
男性ホルモンのアンドロゲンレセプターの遺伝子型によってはプロペシアやザガーロが効果がない場合もあるからです。
毛髪に作用する効果は個人差があります、本剤は誰にでも効果があるわけではありません。
円形脱毛症や薬物による脱毛、他の疾患による脱毛には効果がありません。
そして未成年(20歳未満)には使用できません。
女性には女性専用のリアップリジェンヌがあります。
副作用について
主な副作用は、頭皮の発疹・発赤、かゆみ、かぶれ、ふけ、使用部位の熱感、頭痛、めまい、胸の痛み、心拍が早くなる、手足のむくみ、急激な体重の増加(原因不明)があります。
このような場合には、医師または薬剤師に相談してください。
まとめ
壮年性脱毛症における発毛、育毛及び脱毛の進行予防ではリアップは効果があります。
男性ホルモンが影響している男性型脱毛症の場合ではリアップはザガーロ、プロペシアよりも効果が劣る可能性があります。
男性ホルモンのアンドロゲンレセプターの遺伝子型によってはプロペシアやザガーロが効果がない場合もあるからです。
毛髪に作用する効果は個人差があります、本剤は誰にでも効果があるわけではありません。
円形脱毛症や薬物による脱毛、他の疾患による脱毛には効果がありません。
そして未成年(20歳未満)には使用できません。
女性には女性専用のリアップリジェンヌがあります。
頭皮の発疹・発赤、かゆみ、かぶれ、ふけ、使用部位の熱感、頭痛、めまい、胸の痛み、心拍が早くなる、手足のむくみ、急激な体重の増加(原因不明)などの副作用がでるかもしれません。
そういう場合には医師または薬剤師に相談するようにしてください。