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アレルギー性鼻炎

花粉症の治療薬ルパフィンとは 薬としての効果と副作用について

投稿日:2018年3月31日 更新日:

 

 

春が近づいてくると花粉症で憂鬱になる人がいます。

 

なかには、秋になっても同じように花粉症になる人もいるようです。

 

そんな人を見ていると涙目になって大変そうに思えます。

 

花粉症の治療薬ルパフィンとは 薬としての効果と副作用について紹介します。

 

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Contents

花粉症の治療薬ルパフィンとは

 

日本では2017年11月より販売されている、第2世代の抗ヒスタミン薬の1つである「ルパフィン」。

 

比較的新しい第2世代の抗ヒスタミン薬になります。

 

ジェネリック医薬品はまだ発売されていないので、薬の負担を減らすためにジェネリック医薬品を選択することができません。

 

ルパフィンの成分名はルパスタジンである。

 

花粉症の症状には、くしゃみ、鼻水、鼻づまりの3大症状と、目のかゆみを加えた4大症状があります。

 

その症状が出るのは、花粉が鼻粘膜や目の粘膜などに付着してアレルギー反応がでることによります。

 

くしゃみは花粉などの異物を外に出そうとすることにより起こります。

 

ひどいときは続けて何回もすることがあるようですね。

 

鼻水は、同じように異物を洗い流そうとすることにより起こります。

 

ウイルスや細菌などと戦っているわけではないので、粘り気のある色の付いた鼻水ではありません、透明でさらさらしている鼻水です。

 

鼻づまりは、別に鼻に鼻水が詰まっているわけではないのです、鼻の粘膜が炎症で腫れて鼻水の通り道が狭くなってつまったように感じるだけです。

 

花粉症が進んでからの方が鼻づまりは起こりやすいですね。

 

そして、もう1つの症状、目のかゆみは目の粘膜に異物がつくことで炎症が起こり、かゆみとして感じることになります。

 

時には、違和感や痛みを感じることもあるようです。

 

これらの4大症状以外にも、のどの痛み、たんのでない乾いた咳、肌荒れ、耳のかゆみ、熱感、倦怠感、頭重などさまざまな症状がでることがあります。

 

これらの症状はヒスタミンなどの物質が肥満細胞から放出されることにより出てくるようになります。

 

ルパフィンは、鼻水やくしゃみなどのアレルギー症状をもたらすヒスタミンの作用を抑制したり、血小板活性因子の作用も抑制することで、花粉症を改善することになります。

 

 

 

禁忌

本剤の成分に対して過敏症の既往歴のある患者

 

 

 

用法用量

アレルギー性鼻炎

通常、12歳以上の小児及び成人にはルパスタジンとして1回10mgを1日1回経口投与する。

なお、症状に応じて、ルパスタジンとして1回20mgに増量できます。

 

剤型

錠剤

ルパフィン錠10mg           69.40円/1錠⇒67.50円/1錠

2018年4月変更

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眠気を催すことがあるので、本剤投与中は自動車の運転など危険を伴う機械の操作には注意させること。

 

季節性の患者に投与する場合は、好発季節を考慮して、その直前から投与を開始し、その時期が過ぎるまで続けることが望ましい。

 

本剤の使用により効果が認められない場合には、漫然と長期にわたり使用しないこと。

 

 

 

慎重投与

肝障害のある患者

 

腎障害のある患者

 

エリスロマイシン、ケトコナゾールなどとの併用で本剤の血漿中濃度を上昇させるとの報告がある。

 

グレープフルーツジュースとの同時摂取により血中濃度が上昇したとの報告があります。

 

アルコールとの併用で中枢神経抑制作用が増強される可能性があるので注意すること。

 

高齢者は生理機能が低下していることが多いので本剤の投与には慎重に対応すること。

 

妊婦又は妊娠している可能性のある婦人には、投与を避けることが望ましい。

 

授乳中の婦人には、投与を避けることが望ましい。やむを得ず投与する場合には授乳を避けさせること。(ヒト乳汁中へ移行することが報告されている)

 

12歳未満の小児などに対する安全性は確立していない。(国内での使用経験がない)

 

薬としての効果

 

ルパフィンは第2世代の抗ヒスタミン薬で、第1世代の抗ヒスタミン薬に比べ、抗コリン作用や眠気やぼ~っとした感じが出にくいように改良したものになります。

 

効き目は、そこそこありますが、長期に服用すると人によって効きにくくなることもあるでしょう。

 

抗ヒスタミン作用の他に抗血小板活性因子作用(抗PAF作用)をも持ち合わせていて、くしゃみ、鼻水、鼻づまりにも効果が見込める薬剤となっています。

 

眠気という副作用は第2世代の中では高い方なので注意を要します。

 

副作用について

 

主な副作用としては、眠気(9.3%)、口渇(0.7%)、倦怠感(0.6%)、GOT・GPT上昇(0.5%)、尿糖(0.4%)、尿たんぱく(0.4%)、などである。(承認時)

 

その他の副作用としては、頭痛、しびれ感、めまい、便秘、下痢、腹部不快感、口内乾燥、発疹、浮腫(顔面、手足など)、白血球数増加、リンパ球形態異常、Al-p上昇、尿中ウロビリノーゲン異常、血尿、BUN上昇、CPK上昇、筋痙縮、などがあります。

 

重大な副作用

ショック、アナフィラキシー

てんかん

痙攣

肝機能障害、黄疸

 

まとめ

 

ルパフィンは第2世代の抗ヒスタミン薬で、第1世代の抗ヒスタミン薬に比べ、抗コリン作用や眠気やぼ~っとした感じが出にくいように改良したものになります。

 

効き目は、そこそこありますが、長期に服用すると人によって効きにくくなることもあるでしょう。

 

抗ヒスタミン作用の他に抗血小板活性因子作用(抗PAF作用)をも持ち合わせていて、くしゃみ、鼻水、鼻づまりにも効果が見込める薬剤となっています。

 

眠気という副作用は第2世代の中では高い方なので注意を要します。

 

主な副作用としては、眠気(9.3%)、口渇(0.7%)、倦怠感(0.6%)、GOT・GPT上昇(0.5%)、尿糖(0.4%)、尿たんぱく(0.4%)、などです。

 

重い副作用はまずないですが、長期に服用する時は、定期的に肝機能検査を受けておけば安心です。

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