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アレルギー性鼻炎

花粉症の治療薬タベジールとは 薬としての効果と副作用について

投稿日:2018年4月7日 更新日:

 

 

春が近づいてくると花粉症で憂鬱になる人がいます。

 

なかには、秋になっても同じように花粉症になる人もいるようです。

 

そんな人を見ていると涙目になって大変そうに思えます。

 

花粉症の治療薬タベジールとは 薬としての効果と副作用について紹介します。

 

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Contents

花粉症の治療薬タベジールとは

 

日本では1970年5月より販売されている、第1世代の抗ヒスタミン薬の1つである「タベジール」。

 

ジェネリック医薬品は錠剤とシロップ剤では発売されているので、薬の負担を減らすためにジェネリック医薬品を選択することができます。

 

タベジールの成分が含まれている市販薬も販売されています。

 

タベジールの成分名はクレマスチンである。

 

花粉症の症状には、くしゃみ、鼻水、鼻づまりの3大症状と、目のかゆみを加えた4大症状があります。

 

その症状が出るのは、花粉が鼻粘膜や目の粘膜などに付着してアレルギー反応がでることによります。

 

くしゃみは花粉などの異物を外に出そうとすることにより起こります。

 

ひどいときは続けて何回もすることがあるようですね。

 

鼻水は、同じように異物を洗い流そうとすることにより起こります。

 

ウイルスや細菌などと戦っているわけではないので、粘り気のある色の付いた鼻水ではありません、透明でさらさらしている鼻水です。

 

鼻づまりは、別に鼻に鼻水が詰まっているわけではないのです、鼻の粘膜が炎症で腫れて鼻水の通り道が狭くなってつまったように感じるだけです。

 

花粉症が進んでからの方が鼻づまりは起こりやすいですね。

 

そして、もう1つの症状、目のかゆみは目の粘膜に異物がつくことで炎症が起こり、かゆみとして感じることになります。

 

時には、違和感や痛みを感じることもあるようです。

 

これらの4大症状以外にも、のどの痛み、たんのでない乾いた咳、肌荒れ、耳のかゆみ、熱感、倦怠感、頭重などさまざまな症状がでることがあります。

 

これらの症状はヒスタミンなどの物質が肥満細胞から放出されることにより出てくるようになります。

 

タベジールは、鼻水やくしゃみなどのアレルギー症状をもたらすヒスタミンの作用を抑制することで、花粉症を改善することになります。

 

 

 

禁忌

本剤の成分に対して過敏症の既往歴のある患者

 

緑内障の患者(抗コリン作用により緑内障が悪化するおそれがある)

 

前立腺肥大など下部尿路に閉塞性疾患のある患者(抗コリン作用により症状が悪化するおそれがある)

 

狭窄性胃潰瘍のある患者(抗コリン作用により症状が悪化するおそれがある)

 

幽門十二指腸閉塞のある患者(抗コリン作用により症状が悪化するおそれがある)

 

 

 

用法用量

アレルギー性鼻炎

通常、成人にはクレマスチンとして1日量2mgを2回に分けて経口投与する。

なお、年齢、症状により適宜増減する。

小児の用量は体重などに左右されるがだいたいは以下の様である。

1回量として

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年齢 シロップ 散0.1% 散1%
1~3歳 4ml 0.4g 0.04g
3~5歳 5ml 0.5g 0.05g
5~8歳 7ml 0.7g 0.07g
8~11歳 10ml 1g 0.1g
11~15歳 13ml 1.3g 0.13g

1歳未満の乳児に使用するには、体重、症状などを考慮して投与量を決めましょう。

 

剤型

錠剤

タベジール錠1mg           7.10円/1錠

散剤

タベジール散0.1%         8.10円/1g(1971年12月)

タベジール散1%          73.10円/1g(1974年3月)

シロップ剤

タベジールシロップ0.01%      2.69円/1ml(1975年2月)

 

眠気を催すことがあるので、本剤投与中は自動車の運転など危険を伴う機械の操作には注意させること。

 

 

 

慎重投与

てんかんなどの痙攣性疾患またはこれらの既往歴がある患者(抗コリン作用により症状が悪化するおそれがある)

 

中枢神経抑制剤やアルコールとの併用で中枢神経系に影響を与える可能性がある。

 

MAO阻害剤との併用で本剤の抗コリン作用を増強するおそれがある。

 

抗コリン作用を有する薬剤との併用で抗コリン作用を増強するおそれがある。

 

高齢者は生理機能が低下していることが多いので慎重に対応すること。

 

妊婦又は妊娠している可能性のある婦人には治療上の有益性が危険性を上回る場合にのみ投与すること。

 

授乳中の婦人には投与することを避け、やむを得ず投与する場合には授乳を中止させること。(母乳への移行が報告されています)

 

乳・幼児においては、年齢及び体重を十分考慮し慎重に投与すること。(けいれん、興奮などがあらわれることがある)

 

薬としての効果

 

タベジールは第1世代の抗ヒスタミン薬で、効き目はいいですが、抗コリン作用や眠気やぼ~っとした感じが出やすいです。

 

第二世代の抗ヒスタミン薬があるので大人などではあまり花粉症として錠剤の処方はありません、シロップや散剤としても小児に処方されることはあまりないようです。

 

どちらかと言えば風邪などの処方が多いようです。

 

副作用について

 

主な副作用としては、眠気(9.2%)、口渇(0.7%)、倦怠感(1.7%)、食欲不振(0.3%)、悪心・嘔吐(0.3%)などである。

 

その他の副作用としては、発疹、浮動性めまい、頭重、下痢、肝障機能害(GOT・GPT・Al-P・LDH・γ-GTP上昇など)などがあります。

 

重大な副作用

痙攣、興奮

肝機能障害、黄疸

 

まとめ

 

タベジールは第1世代の抗ヒスタミン薬で、効き目はいいですが、抗コリン作用や眠気やぼ~っとした感じが出やすいです。

 

第二世代の抗ヒスタミン薬があるので大人などではあまり花粉症として錠剤の処方はありません、シロップや散剤としても小児に処方されることはあまりないようです。

 

どちらかと言えば風邪などの処方が多いようです。

 

主な副作用としては、眠気(9.2%)、口渇(0.7%)、倦怠感(1.7%)、食欲不振(0.3%)、悪心・嘔吐(0.3%)などです。

 

そのほかでは、頭重感、下痢などもみられることがあります。

 

重い副作用などはほとんどありませんが、間違って多量に服用すると、興奮したり、場合によってはけいれんを起こすおそれがあります。

 

赤ちゃんなどでは服用量に気をつけておきましょう。

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