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溶連菌感染症

溶連菌感染症に使われる抗菌薬ジスロマックとは 薬としての効果と副作用について

投稿日:2018年5月22日 更新日:

 

 

溶連菌は子どもがかかりやすい感染症の1つです。

 

ただ、大人もかかることがあり得ますから注意しなければなりません。

 

のどの症状が出る場合が一番多く、赤くなったのどを見れば、溶連菌感染症を疑ってみましょう。

 

溶連菌感染症に使われる抗菌薬ジスロマックとは 薬としての効果と副作用について紹介します。

 

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溶連菌感染症に使われる抗菌薬ジスロマックとは

 

日本では2000年6月より販売されている、マクロライド系の抗生物質の1つである「ジスロマック」。

 

ジェネリック医薬品はもう発売されているので(ジスロマックSR成人用ドライシロップ2g以外)、薬の負担を減らすためにジェネリック医薬品を選択することができます。

 

ジスロマックの成分名はアジスロマイシンである。

 

レンサ球菌は常在菌の一種で、誰でも皮膚などに持っている細菌である。

 

溶連菌感染症はそのレンサ球菌が何らかの原因で病原性を持つことになり症状を発症したものである。

 

溶連菌感染症とは、大きなくくりで言えば、グラム陽性球菌のうちのレンサ球菌属によっておこされる感染症すべてのことなのですが。

 

医療の中で注目されるのは、よくおこる化膿レンサ球菌のことについてです。

 

溶連菌は正しくは、A群β-溶血性連鎖球菌と言います。

 

主な症状はのどの痛み、発熱などがあります。

 

なので、抗菌薬と痛み止めや抗炎症薬、解熱鎮痛薬などが処方されていることが多いです。

 

抗菌薬はペニシリン系が一番多く、次にセフェム系、まれにマクロライド系が処方されています。

 

予防はワクチンがないので、マスクの着用や手洗いうがいが主になります。

 

治療のタイミングが早く服用をきっちりすれば、特に問題なく経過するようです。

 

最近では、耐性菌の問題から、患者の状況をよく考え、抗菌剤を出すかどうかを判断するようです。

 

ジスロマックは、溶連菌感染症でセフェム系抗生物質の次に良く使われるマクロライド系の抗生物質で、溶連菌を含むグラム陽性菌などにも有効で、溶連菌感染症を改善することになります。

 

 

 

禁忌

本剤に対して過敏症の既往歴のある患者

 

 

 

用法用量

連鎖球菌属による、咽頭・喉頭炎、扁桃炎、中耳炎(小児用の薬剤に適用あり)など。

 

通常、成人にはアジスロマイシンとして1回500mgを1日1回、3日間合計1.5gを経口投与する。

なお、年齢、症状により適宜増減する。

 

通常、小児にはアジスロマイシンとして1日1回10mg/kgを、3日間経口投与する。(ドライシロップは用事懸濁する)

小児の1日投与量は成人の標準最大投与量500mgを上限とする。

ジスロマック細粒小児用10%は1g中にアジスロマイシンを100mg含むので、通常、体重10kgの小児には1日1回1gを3日間経口投与する。

20kgの小児には1日1回2gを3日間経口投与する。

体重換算による服用量の概算は以下の表のとおりである。

体重(kg) ジスロマックカプセル小児用100mg ジスロマック細粒小児用10%
15~25 2カプセル 2g
26~35 3カプセル 3g
36~45 4カプセル 4g
46~ 5カプセル 5g

 

ジスロマックSR成人用ドライシロップ2gは、成人に空腹時に1瓶(2g)を用事水で懸濁し1回経口投与する。(単回投与で約7日間有効濃度が維持される)

 

剤型

錠剤

ジスロマック錠250mg             229.60円/1錠

ジスロマック錠600mg             644.90円/1錠(2002年1月販売開始)(適応は溶連菌感染症以外)

カプセル剤

ジスロマックカプセル小児用100mg       172.70円/1カプセル

細粒剤

ジスロマック細粒小児用10%       253.90円/1g(2009年9月販売開始)

ドライシロップ

ジスロマックSR成人用ドライシロップ2g    2020.00円/1瓶(2009年4月販売開始)

 

耐性菌の発現などを防ぐため、原則として感受性(効果があるかどうか)を確認すること。

 

意識障害などがあらわれることがあるので、自動車の運転など、危険を伴う機械の操作に従事する際には注意する。

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慎重投与

他のマクロライド系またはケトライド系抗生剤に対し、過敏症の既往歴のある患者。

 

高度な肝機能障害のある患者。(悪化させることがある)

 

心疾患のある患者。(QT延長、心室性頻脈をおこすことがある)

 

制酸剤(水酸化マグネシウム、水酸化アルミニウム)との併用で本剤の最高血中濃度の低下の報告がある。

 

ワルファリンカリウム(ワーファリン)との併用でワルファリンカリウムの作用が増強されることがある。

 

シクロスポリン(サンディミュン)との併用でシクロスポリンの血中濃度が上昇することがある。

 

メシル酸ネルフィナビル(ビラセプト)との併用で本剤の最高血中濃度の上昇などの報告がある。

 

ジゴキシン(ジゴシン)との併用で嘔気、嘔吐、不整脈などが報告されているので注意する。

 

SU剤(グリベンクラミドなど)との併用でSU剤の濃度が上昇する可能性がある。

 

他のマクロライド系抗生剤にて、カルバマゼピン(テグレトール)、テオフィリン(テオドール)、トリアゾラム(ハルシオン)、ミダゾラム(ドルミカム)、フェニトイン(アレビアチン)との併用でこれらの薬剤の血中濃度が上昇する可能性があるとの報告がある。

 

本剤は持続性があるので、本剤投与後に他の抗菌剤との相乗・相加作用の可能性は否定できないので十分に注意する。

 

高齢者は生理機能が低下していることが多いので、副作用が出やすく、本剤の投与には慎重に対応すること。

 

妊婦又は妊娠している可能性のある婦人には、治療上の有益性が危険性を上回る場合にのみ投与すること。

 

授乳中の婦人に投与することは避け、やむを得ず投与する場合には、授乳を中止させること。(ヒト母乳中へ移行することが報告されている)

 

低出生体重児、新生児に対する安全性は確立していない。(使用経験がない)

 

薬としての効果

 

ジスロマックはマクロライド系の抗生物質でグラム陽性菌などに対して、一般的には静菌的に作用しますが、高濃度では殺菌作用を示します。

 

アジスロマイシンは胃酸による影響を受けにくく体内によく吸収されて高い組織内濃度を維持するので、1日1回3日間の服用で、既存の同類薬を7~14日間使用する場合と同じ効果が得られます。

 

なお、そのために菌種によっては殺菌的にも作用すると考えられています。

 

ペニシリン系抗生剤やセフェム系抗生剤などにアレルギーのある場合に、代わりに溶連菌感染症に使用することがあります。

 

他のマクロライド系に比べ薬物間相互作用が少ないので使いやすいです。

 

副作用について

 

主な副作用としては、下痢(0.91%)、嘔吐(0.40%)、腹痛(0.19%)、GOT上昇(0.19%)、GPT上昇(0.29%)、好酸球増加などである。

 

その他の副作用としては、発疹、じんましん、そう痒症、白血球数減少、血栓性静脈炎、Al-P増加、γ-GTP増加、LDH増加、悪心、腹部不快感、カンジダ症などがあります。

 

重大な副作用

ショック、アナフィラキシー

ひどい皮膚症状

薬剤性過敏症症候群

肝炎、肝機能障害、黄疸、肝不全

急性腎不全

重篤な大腸炎(偽膜性大腸炎、出血性大腸炎など)

間質性肺炎、好酸球性肺炎

QT延長、心室性頻脈

顆粒球減少、血小板減少、白血球減少

横紋筋融解症

 

まとめ

 

ジスロマックはマクロライド系の抗生物質でグラム陽性菌などに対して、一般的には静菌的に作用しますが、高濃度では殺菌作用を示します。

 

アジスロマイシンは胃酸による影響を受けにくく体内によく吸収されて高い組織内濃度を維持するので、1日1回3日間の服用で、既存の同類薬を7~14日間使用する場合と同じ効果が得られます。

 

なお、そのために菌種によっては殺菌的にも作用すると考えられています。

 

ペニシリン系抗生剤やセフェム系抗生剤などにアレルギーのある場合に、代わりに溶連菌感染症に使用することがあります。

 

他のマクロライド系に比べ薬物間相互作用が少ないので使いやすいです。

 

主な副作用としては下痢(0.91%)、嘔吐(0.40%)、腹痛(0.19%)、GOT上昇(0.19%)、GPT上昇(0.29%)、好酸球増加などです。

 

他のマクロライド系抗生剤に比べて相互作用に注意すべき薬剤が少ないのですが、薬の飲み合わせの多い場合は注意しておきましょう。

 

不整脈や大腸炎、肝障害、ひどい皮膚障害などの重い副作用はめったに出ないですが、もともと心臓病を患っていたり、高齢者や長期に服用する時は、念のため注意しておくほうがいいでしょう。

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