水虫は白癬菌というカビの一種が皮膚に感染して起こる感染症です。
最近では男性ばかりでなく女性も仕事で1日中、靴を履いたまま過ごすことが増えたため、女性も水虫に悩む人が多いようです。
街中の薬局で薬を購入することもあるでしょうが、処方箋で出される薬にはどんなものがあるのでしょうか。
水虫の塗り薬フロリードDとは 薬としての効果と副作用について紹介します。
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水虫の塗り薬フロリードDとは
日本では1981年1月より販売されている、イミダゾール系の抗真菌薬の塗り薬の1つである「フロリードD」。
ジェネリック医薬品は発売されていますので、薬の負担を減らすためにジェネリック医薬品を選択することができます。
フロリードDの成分名はミコナゾールである。
白癬菌は手や体にも感染しますが、9割ほどは足に感染します。
それは、白癬菌が繁殖しやすい環境に足がなりやすいことが原因です。
足は靴を長時間履くなどして高温多湿な環境になることが多いからです。
水虫になるには、他の人の白癬菌に触れ、その上で皮膚のバリアが傷ついているところから侵入し、なおかつ、繁殖しやすい高温多湿で菌の好む栄養源がある状態である必要があるようです。
足指の間や足の裏に感染すれば足水虫(足白癬)、足の爪に感染すれば爪水虫(爪白癬)、陰部に感染すればインキンタムシ(陰部白癬)、頭部に感染すればシラクモ(頭部白癬)と言います。
ほぼ9割は足水虫と言えます。
水虫の症状としては、水ぶくれができるか白くジクジクした状態になったりして、ひどくなるとかゆみがでてくるもの、または、かかとなどがひび割れるような、あまりかゆみをともなわないものなどがあります。
水虫と言えば、かゆいと思いがちですが、実は、かゆみがない水虫の方が多いそうです。
水虫の治療には、原因となる真菌を排除することが、まず考えられます。
かゆみなどの症状がある場合は、かゆみ止めなども処方されることがあるようです。
ただ、ステロイド系は感染症を悪化させるため、真菌がいる場合は使用はできません。
フロリードDは、水虫の治療で使われることのある効き目のよい抗真菌薬の塗り薬で、真菌を殺菌することで真菌感染症を改善することになります。
禁忌
本剤に対して過敏症の既往歴のある患者
用法用量
皮膚糸状菌による、足部白癬、股部白癬(いんきんたむし)、体部白癬など。
1日2~3回患部に塗布する。
剤型
クリーム剤
フロリードDクリーム1% 13.30円/1g
使用上の注意
ワルファリン(ワーファリン)との併用でワルファリンの作用を増強することがある。(皮膚からの吸収はほとんどないので確率は低い)
眼科用として角膜、結膜には用いないこと。
著しいびらんには使用しないこと。
妊婦(3ヶ月以内)または妊娠している可能性のある婦人には治療上の有益性が危険性を上回ると判断されるときに使用すること。
薬としての効果
フロリードDはイミダゾール系の抗真菌薬の塗り薬です。
この系統は効き目が良く、刺激痛などの副作用も比較的少ないので気軽に使えます。
クリーム剤のみの剤型です。
どんな状態にも応用がききますが、硬い部分などには浸透しにくいかもしれません。
副作用について
主な副作用としては、発赤・紅斑(0.35%)、そう痒感(0.21%)、接触性皮膚炎(0.13%)、びらん(0.08%)、刺激感(0.07%)、小水疱(0.07%)などである。
その他の副作用としては、乾燥・亀裂、丘疹、落屑、腫脹などです。
まとめ
フロリードDはイミダゾール系の抗真菌薬の塗り薬です。
あまり使われるのを見たことがないですが。
この系統は効き目が良く、刺激痛などの副作用も比較的少ないので気軽に使えます。
クリーム剤のみが剤型としてあります。
主な副作用としては発赤・紅斑(0.35%)、そう痒感(0.21%)、接触性皮膚炎(0.13%)、びらん(0.08%)、刺激感(0.07%)、小水疱(0.07%)などです。
塗り薬ですから、局所に適用するだけなので、これといった副作用がないので安心ですが、人によってはかぶれなどが起きるかもしれません。