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痛風

痛風治療薬コルヒチンとは 薬としての効果と副作用について

投稿日:2017年12月9日 更新日:

 

 

 

生活習慣病の痛風の治療において痛風発作を抑制するために出されるコルヒチン。

 

痛風発作を応急的に抑えるには良い薬ですが、根本的に治す薬ではないことと、副作用に注意すべき薬剤なために、調剤薬局での調剤内容をみると、この薬剤は、最近処方されることが少ないようです。

 

痛風治療薬コルヒチンとは 薬としての効果と副作用について紹介します。

 

 

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痛風治療薬コルヒチンとは

 

日本では1964年11月より販売されている、痛風発作を抑制するために使われる薬である「コルヒチン」。

 

この薬剤自体が非常に安いお薬ですからジェネリック医薬品が発売されることは考えにくいですね。

 

コルヒチンの成分名はコルヒチンです。

 

痛風は血液中の尿酸濃度が上昇し、それが結晶となって析出することで激しい痛みを生じる疾患となります。

 

痛風が起きる前には、血液の尿酸値が高い状態が続くことになり、この状態のことを高尿酸血症と呼びます。

 

この状態を放置していると、何らかの引き金により、足の親指のつけ根などの関節が炎症を起こし赤くはれて痛みだすことになります。

この痛みは痛烈で、”風に吹かれても痛い”ほどなので”痛風”と呼ばれています。

 

このような発作はそれほど長くは続かないのですが、高尿酸血症を改善しない限りは、また同じような症状に悩まされることになります。

 

そして、再発を繰り返していると、いろんな部位に腫れが起きるようになったり、腎臓にも悪影響を及ぼしたり、尿酸結石ができたりしてきます。

最終的には重症の慢性痛風になる可能性がありますので、高尿酸血症を放置することは危険とされています。

 

痛風にかかるのは20歳以降の男性が多いようです。

ストレスにも深く関わっているので、マラソン選手などでは年齢に関係なく罹患している人が多いそうです。

 

血清尿酸値は遺伝と環境の両方の因子が関係しますから、それらの知識を持ったうえで対応する必要があります。

 

専門性の高い医師に相談の上、それぞれに応じた治療法を考えることが必要になります。

 

この痛風の痛みを改善するにあたり、コルヒチンの白血球の作用を弱める働きが役に立つようです。

痛風では血液中に過剰に尿酸があるために、関節内で尿酸が結晶として析出すると、白血球がこれを異物と認識し攻撃するようになり、炎症を起こすことになります。

この炎症は白血球の働きによるため、その作用を弱めるコルヒチンは痛みの発作を生じにくくすることで痛みを改善します。

 

 

 

禁忌

1)本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者

2)肝臓または腎臓に障害のある患者で、肝代謝酵素CYP3A4を強く阻害する薬剤またはP糖蛋白を阻害する薬剤を服用中の患者(コルヒチンの血中濃度が上昇するおそれがあります)

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用法用量

痛風発作の緩解および予防(他にも適応あり)

通常、成人にはコルヒチンとして1日3~4mgを6~8回に分割経口投与する。
なお、年齢、症状により適宜増減する。
発病予防には通常、成人にはコルヒチンとして1日0.5~1mg、発作予感時には1回0.5mgを経口投与する。(発作が緩解するまで3~4時間ごとに投与する)

 

剤型

錠剤

コルヒチン錠0.5mg「タカタ」 7.8円/1錠

 

痛風発作の発現後、服用開始が早いほど効果があります。

 

長期間にわたる痛風発作の予防的投与は、血液障害、生殖器障害、肝・腎障害、脱毛など重篤な副作用の可能性があるため、有用性が少なくすすめられない。

 

下痢等の胃腸障害の発現が増加することが考えられるため、成人にはコルヒチンとして1日量1.8mgまでの投与にとどめることが望ましい。

 

本剤を投与中は副作用の有無を定期的な検査等を実施しながら注意深く観察すること。

 

 

 

 

慎重投与

肝障害のある患者(重篤な副作用が出やすくなる)

 

腎障害のある患者(重篤な副作用が出やすくなる)

 

衰弱の著しい患者(特に腎疾患、胃腸疾患、心疾患を有する患者)(悪化させるおそれがある)

 

肝代謝酵素CYP3A4を阻害する薬剤など(アタザナビル、クラリスロマイシン、インジナビル、イトラコナゾール、ネルフィナビル、リトナビル、、ジルチアゼム、エリスロマイシン、フルコナゾール、ベラパミル、グレープフルーツジュースなど)との併用でコルヒチンの作用が増強することがある。

 

P糖蛋白を阻害する薬剤(シクロスポリン)との併用でコルヒチンの作用が増強することがある。

 

高齢者は高い血中濃度が持続する傾向が認められているため、用量や投与間隔に注意して慎重に投与すること。

 

妊婦又は妊娠している可能性のある女性には投与しないこと。

 

小児に対する安全性は確立していない。(使用経験がない)

 

薬としての効果

 

コルヒチンには白血球の作用を弱める働きがあります。

 

その作用で白血球が析出した尿酸結晶を攻撃することがなくなり炎症を起こすことがなくなり、痛みを生じにくくします。

 

痛風発作の発現後、服用開始が早いほど効果があります。

 

あくまで対症療法なので、根本的な治療が必要になります。

 

副作用について

 

主な副作用としては、胃腸障害(吐き気)、じんましん、下痢、脱毛、息切れ等である。

 

その他では発疹、発熱、全身のそう痒、腹痛、血尿、乏尿などがあります。

 

重大な副作用(まれですが)

再生不良性貧血、顆粒球減少、白血球減少、血小板減少

横紋筋融解症(筋肉痛、脱力感、CK上昇、血中及び尿中ミオグロビン上昇)、ミオパチー(筋肉痛、筋力低下、CKの上昇など)

末梢神経障害

 

まとめ

 

生活習慣病でよくありがちな痛風において、痛みという痛風発作の治療で、コルヒチンが使われることがあります。

あくまで一時的な痛みに対する対症療法なので、他に根本的な治療をする必要があります。

主な副作用は下痢、便秘、腹痛などの胃腸症状やじんましん、脱毛などで、まれですが横紋筋融解症、血液障害、末梢神経障害にも注意を払う必要があります。

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