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痛風治療薬ベネシッドとは 薬としての効果と副作用について

投稿日:2017年12月10日 更新日:

 

 

生活習慣病の痛風の治療において尿酸の排泄を促進することで痛風を改善するために出されるベネシット。

 

痛風の原因である尿酸を尿中にたくさん排泄することで痛風発作が出ないようにします。

 

調剤薬局での調剤内容をみると、この薬剤は、それほど処方されることがないようです。

 

痛風治療薬ベネシットとは 薬としての効果と副作用について紹介します。

 

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痛風治療薬ベネシッドとは

 

日本では1956年10月より販売されている、痛風の原因となる尿酸の排泄を促進することで痛風の改善に使われる薬である「ベネシット」。

 

この薬剤自体が安いお薬ですからジェネリック医薬品が発売されることは考えにくいですね。

 

ベネシットの成分名はプロベネシドです。

 

痛風は血液中の尿酸濃度が上昇し、それが結晶となって析出することで激しい痛みを生じる疾患となります。

 

痛風が起きる前には、血液の尿酸値が高い状態が続くことになり、この状態のことを高尿酸血症と呼びます。

 

この状態を放置していると、何らかの引き金により、足の親指のつけ根などの関節が炎症を起こし赤くはれて痛みだすことになります。

 

この痛みは痛烈で、”風に吹かれても痛い”ほどなので”痛風”と呼ばれています。

 

このような発作はそれほど長くは続かないのですが、高尿酸血症を改善しない限りは、また同じような症状に悩まされることになります。

 

そして、再発を繰り返していると、いろんな部位に腫れが起きるようになったり、腎臓にも悪影響を及ぼしたり、尿酸結石ができたりしてきます。

 

最終的には重症の慢性痛風になる可能性がありますので、高尿酸血症を放置することは危険とされています。

 

痛風にかかるのは20歳以降の男性が多いようです。

 

ストレスにも深く関わっているので、マラソン選手などでは年齢に関係なく罹患している人が多いそうです。

 

血清尿酸値は遺伝と環境の両方の因子が関係しますから、それらの知識を持ったうえで対応する必要があります。

 

専門性の高い医師に相談の上、それぞれに応じた治療法を考えることが必要になります。

 

この痛風の治療には血液中の尿酸値を適正値に改善することが必要になります、その改善の仕方にはいろいろあるのですが、ベネシットは腎臓に働いて、尿酸を尿中にたくさん排泄することで、体内の尿酸を減らし痛風の改善をもたらします。

 

 

 

禁忌

1)腎臓結石症または高度の腎障害のある患者(症状を悪化させるおそれがある)

 

2)血液障害のある患者(症状を悪化させるおそれがある)

 

3)本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者

 

4)2歳未満の乳児には使わない。(安全性が確立していない)

 

 

 

用法用量

痛風(他にも適応あり)

通常、成人にはプロベネシドとして1日0.5~2g(2~8錠)を分割経口投与し、その後維持量として1日1~2g(4~8錠)を2~4回に分割経口投与する。

なお、年齢、症状により適宜増減する。

 

剤型

錠剤

ベネシット錠250mg 9.6円/1錠

 

急性痛風発作が治まるまで、本剤の投与を開始しないこと。(痛風発作が一時的に増強するおそれがある)

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上記のように投与中に痛風が憎悪した場合には、コルヒチン、ボルタレンなどを併用すること。

 

尿が酸性の場合、この薬剤が尿酸の排泄を促進することで、痛風患者に尿路結石及びこれに由来する血尿、腎仙痛、肋骨脊椎痛などの症状を起こしやすいので、これを防止するため、水分の摂取による尿量の増加及びアルカリ化を図ること。

なお、この場合には酸とアルカリのバランスには注意すること。

 

本剤を投与中はベネディクト試薬による尿糖検査において偽陽性になることがある。

また、次の化合物の尿中排泄を抑制することがある。パラアミノ馬尿酸、フェノールスルホンフタレイン、17-ケトステロイド。

そしてスルホブロモフタレインの肝及び腎からの排泄を抑制することがある。

 

 

 

慎重投与

消化性潰瘍の既往歴のある患者(消化性潰瘍が再発するおそれがある)

 

アスピリンなどとの併用で本剤の作用が弱まる。

 

インドメタシン、ナイキサン(ナプロキセン)との併用でこれらの薬剤の排泄を抑制し作用を強めるおそれがある。

 

レトロビル(ジドブジン)との併用でこれらの薬剤の排泄を抑制し作用を強めるおそれがある。

 

経口糖尿病用剤、パントテン酸、セファロスポリン系抗生物質、ペニシリン系抗生物質、ゾビラックス(アシクロビル)、バルトレックス(バラシクロビル)、ハイビッド(ザルシタビン)、ガチフロ(ガチフロキサシン)、レクチゾール(ジアフェニルスルホン)との併用でこれらの薬剤の排泄を抑制し作用を強めるおそれがある。

 

リウマトレックス(メトトレキサート)との併用でメトトレキサートの中毒症状があらわれたとの報告がある。

 

ワーファリン(ワルファリン)、サルファ剤との併用でこれらの薬剤の作用を強めるおそれがある。

 

デノシン(ガンシクロビル)との併用でこれらの薬剤の作用を強めるおそれがある。

 

ハイカムチン(ノギテカン塩酸塩)との併用でこの薬剤の腎からの排泄が低下するおそれがある。

 

高齢者は生理機能が低下していることが多いので、慎重に投与すること。

 

妊婦又は妊娠している可能性のある婦人には治療上の有益性が危険性を上回る場合にのみ投与すること。

 

本剤投与中は授乳を中止させること。

 

薬としての効果

 

ベネシットは腎尿細管における尿酸の再吸収を抑制してその尿酸排泄を促進し、血清尿酸値を低下させます、それで痛風の発作がでないようにします。

 

飲み初めに、かえって痛風発作を起こしてしまうことがあります、これは尿酸の結晶が関節から溶け出すためです、良くなるための過程ですから、少し辛抱することになるかもしれません。

関節にたまっている尿酸が排泄されてしまうと、このような痛風発作は起こらなくなります。

 

他の薬剤の腎尿細管における排泄を抑制する場合があるので、事前に医師に服用中の薬剤に関しての情報を提供する必要があります。

 

副作用について

 

主な副作用としては、食欲不振、胃部不快感、皮膚炎等である。

 

その他では発熱、そう痒、悪心・嘔吐、貧血、頭痛、めまい、頻尿などがあります。

 

重大な副作用(まれですが)

溶血性貧血、再生不良性貧血

アナフィラキシー様反応

肝壊死

ネフローゼ症候群

 

まとめ

 

生活習慣病でよくありがちな痛風の治療で、昔に比べて頻度は減りましたが、尿酸排泄促進薬であるベネシットが使われることがあります。

 

他の薬剤の排泄を抑制する場合があるので、事前に医師等に服用している薬剤の情報を提供する必要があります。

 

主な副作用は食欲不振、胃部不快感、皮膚炎等で、まれですが溶血性貧血、再生不良性貧血、アナフィラキシー様反応、肝壊死、ネフローゼ症候群にも注意を払う必要があります。

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