春が近づいてくると花粉症で憂鬱になる人がいます。
なかには、秋になっても同じように花粉症になる人もいるようです。
そんな人を見ていると涙目になって大変そうに思えます。
花粉症の治療薬リボスチン点鼻液とは 薬としての効果と副作用について紹介します。
Contents
花粉症の治療薬リボスチン点鼻液とは
日本では1990年11月より販売されている、第2世代の抗ヒスタミン薬の入った点鼻液の1つである「リボスチン点鼻液」。
ジェネリック医薬品は発売されていないので、薬の負担を減らすためにジェネリック医薬品を選択することができません。
リボスチン点鼻液の成分名はレボカバスチンである。
花粉症の症状には、くしゃみ、鼻水、鼻づまりの3大症状と、目のかゆみを加えた4大症状があります。
その症状が出るのは、花粉が鼻粘膜や目の粘膜などに付着してアレルギー反応がでることによります。
くしゃみは花粉などの異物を外に出そうとすることにより起こります。
ひどいときは続けて何回もすることがあるようですね。
鼻水は、同じように異物を洗い流そうとすることにより起こります。
ウイルスや細菌などと戦っているわけではないので、粘り気のある色の付いた鼻水ではありません、透明でさらさらしている鼻水です。
鼻づまりは、別に鼻に鼻水が詰まっているわけではないのです、鼻の粘膜が炎症で腫れて鼻水の通り道が狭くなってつまったように感じるだけです。
花粉症が進んでからの方が鼻づまりは起こりやすいですね。
そして、もう1つの症状、目のかゆみは目の粘膜に異物がつくことで炎症が起こり、かゆみとして感じることになります。
時には、違和感や痛みを感じることもあるようです。
これらの4大症状以外にも、のどの痛み、たんのでない乾いた咳、肌荒れ、耳のかゆみ、熱感、倦怠感、頭重などさまざまな症状がでることがあります。
これらの症状はヒスタミンなどの物質が肥満細胞から放出されることにより出てくるようになります。
リボスチン点鼻液は、鼻水やくしゃみなどのアレルギー症状をもたらすヒスタミンの作用を抑制したり、ロイコトリエンなどの作用も抑制することで、花粉症を改善することになります。
禁忌
本剤の成分に対して過敏症の既往歴のある患者
用法用量
アレルギー性鼻炎
通常、1日4回(朝、昼、夕方及び就寝前)、1回各鼻腔に2噴霧(レボカバスチンとして0.05mg)ずつ噴霧吸入する。
剤型
点鼻剤
リボスチン点鼻液0.025mg112噴霧用 718.80円/1瓶
使用上の注意
本剤は懸濁液のため、使用時はよく振とうして使用すること。
腎障害のある患者には慎重に投与すること。
オキシメタゾリン(ナシビン)との併用で本剤の効果が低下する可能性がある。
眠気を催すことがあるので、自動車の運転など危険を伴う機械の操作には従事させないように注意する。
高齢者は生理機能が低下しているので慎重に投与すること。
妊婦又は妊娠している可能性のある婦人には、治療上の有益性が危険性を上回る場合にのみ投与すること。
授乳中の婦人に投与することを避け、やむを得ず投与する場合には授乳を中止させること。(動物実験で乳汁中へ移行することが報告されている)
低出生体重児、新生児、乳児、幼児に対する安全性は確立されていない。(使用経験が少ない)
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薬としての効果
リボスチン点鼻液は第2世代の抗ヒスタミン薬の入った点鼻薬です。
ステロイドの入った点鼻薬ほど強力ではないですが、その分副作用も出にくいです、長期使用しても心配が少ないです。
くしゃみと鼻汁の症状を軽減します。
副作用について
主な副作用としては、眠気(1.9%)、頭痛(0.6%)、鼻内刺激感(0.6%)、などである。(承認時)
その他の副作用としては、鼻漏、鼻閉、くしゃみ、鼻出血、副鼻腔炎、咽喉頭疼痛、嘔気、好酸球増加、などがあります。
重大な副作用
ショック、アナフィラキシー
まとめ
リボスチン点鼻液は第2世代の抗ヒスタミン薬の入った点鼻薬です。
ステロイドの入った点鼻薬ほど強力ではないですが、その分副作用も出にくいです、長期使用しても心配が少ないです。
くしゃみと鼻汁の症状を軽減します。
主な副作用としては、眠気(1.9%)、頭痛(0.6%)、鼻内刺激感(0.6%)などです。
ほぼ副作用はないに等しいお薬です。