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過活動膀胱

過活動膀胱治療薬ベタニスとは 薬としての効果と副作用について

投稿日:

 

 

日常生活でおしっこが急にしたくなったことがありませんか。

 

問題がおしっこだけに相談しずらいということはないでしょうか。

 

日常生活に不便を感じていたらお医者さんに相談してもいいかもしれませんよ。

 

過活動膀胱治療薬ベタニスとは、薬としての効果と副作用について紹介します。

 

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過活動膀胱治療薬ベタニスとは

 

日本国内でアステラス製薬により創製され2011年7月に承認された新しい過活動膀胱の治療薬の1つである「ベタニス」。

 

まだ、発売したての新薬ですから、ジェネリック医薬品が発売されていません。

 

ベタニスの成分名はミラベグロンです。

 

過活動膀胱と言っても何?と思われるかもしれませんね。

 

「急におしっこがしたくなる」

「夜間に何度もトイレに起きる」

「すぐにまたおしっこがしたくなる」

「我慢しきれず漏らすことも」

 

なんてことがあれば過活動膀胱の症状かもしれないなと思いましょう。

 

上記のような症状は頻尿、夜間頻尿、尿意切迫感、尿漏れとも表現できます。

 

このような症状に苦しんでいる人が日本国内に1040万人もいると推定されている。

 

今後、高齢化が進むにつれ、もっと増えることになります。

 

なんとかしないといけないですね。

 

尿が溜まるまでに膀胱が収縮してしまう、つまりは過活動な膀胱なのです。

 

なぜ、そのようになるのかは原因はいろいろあります。

 

「トイレが近い」の原因となるものには、

 

膀胱炎、前立腺炎、前立腺肥大症、腹圧性尿失禁、膀胱結石、膀胱や前立腺のがん、間質性膀胱炎、糖尿病、脳卒中の後遺症、脊髄の病気、睡眠障害、降圧利尿薬・α遮断薬の副作用、過剰な水分摂取、精神的な緊張や不安、加齢など

 

さまざまです。

 

「トイレが近い」の原因をいろいろ書いたので、中には怖いものもありますが、気にはしないでください、ありえるものを網羅したので、あなたがそうだとは限りませんから。

 

このようなことが原因でトイレが近くなるのですが、この原因をつきとめて治療をしたところで改善がされないことがあるのです。

 

その時は、過活動膀胱になっているんじゃと疑いましょう。

 

過活動膀胱の原因ははっきりしていません、加齢、精神的なストレス、膀胱のセンサーが過敏になってる、脳の中にある排尿をつかさどる部分や自律神経の乱れ、などが複雑にからみあっているのでしょう。

 

さて、過活動膀胱と診断された場合に、男性の薬物治療においては前立腺肥大症がかかわっていることが多く、α1アドレナリン受容体阻害薬を投与することが多いです。

 

前立腺肥大症がおさまっていけば、過活動膀胱の症状もしだいにおさまっていくことが多いのですが、そうでない人もいるので、その時は抗コリン薬などで治療となっています。

 

女性の薬物治療においては抗コリン薬を投与することが一般的でした。

 

膀胱にあるムスカリン受容体に作用してアセチルコリンの神経伝達を阻止することで膀胱の異常な収縮が起きないようにするための薬になります。

 

ところが、膀胱以外にもムスカリン受容体が存在するために、口のかわきや便秘、眼の調節がうまくいかないなどの副作用があり問題となっていました。

 

そのために新たに登場したのがβ3アドレナリン受容体作動薬になります。

 

ベタニスは、世界で初めて承認された選択的β3アドレナリン受容体作動薬になります。

 

 

 

警告

生殖可能な年齢の患者への本剤の投与はできるかぎり避けること。(動物実験で生殖器系への有害事例が報告されている)

 

 

 

禁忌

本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者

 

重篤な心疾患を有する患者(心拍数増加などが報告されていて、症状が悪化するおそれがある)

 

妊婦および妊娠している可能性のある婦人

 

授乳婦(動物実験で乳汁移行が認められていて、有害事例も認められている)

 

重度の肝機能障害者(Child-Pughスコア10以上)(血中濃度が過度に上昇するおそれがある)

 

フレカイニド酢酸塩(タンボコール)あるいはプロパフェノン塩酸塩(プロノン)投与中の患者(QT延長、心室性不整脈などを起こすおそれがある)

 

 

 

用法用量

過活動膀胱における尿意切迫感、頻尿および切迫性尿失禁

通常、成人にはミラベグロンとして1日1回50mgを食後に経口投与する。

 

中等度の肝機能障害患者(Child-Pughスコア7~9)には1日1回25mgから投与を開始する。

 

重度の腎機能障害患者(eGFR15~29ml/min/1.73㎡)には1日1回25mgから投与を開始する。

 

剤型

錠剤

ベタニス錠25mg           110.50円/1錠

ベタニス錠50mg           185.70円/1錠

 

 

 

慎重投与

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クラスⅠA(キニジン、プロカインアミドなど)またはクラスⅢ(アミオダロン、ソタロールなど)の抗不整脈薬を投与中の患者を含むQT延長症候群患者(QT延長が起きるおそれがある)

 

重度の徐脈などの不整脈、急性心筋虚血などの不整脈を起こしやすい患者(心室頻拍(Torsades de Pointesを含む)、QT延長を起こすことがある)

 

低カリウム血症のある患者(心室頻拍(Torsades de Pointesを含む)、QT延長を起こすことがある)

 

肝機能障害患者(重度を除く)及び腎機能障害患者(本剤の血中濃度が上昇するおそれがある)

 

緑内障の患者(眼圧の上昇をまねき、症状を悪化させるおそれがある)

 

過活動膀胱の適応を有する抗コリン剤と併用する際は尿閉などの副作用の発現に十分注意すること。

 

下部尿路閉塞疾患(前立腺肥大症など)を合併している患者では、それに対する治療(α1遮断薬など)を優先すること。

 

現時点では、ステロイド合成・代謝系への作用を有する5α還元酵素阻害薬(アボルブ)と併用した際の安全性および臨床効果が確認されていないので併用は避けることが望ましい。

 

カテコールアミン(アドレナリン、イソプレナリンなど)との併用で頻脈、心室細動発現の危険性が増大する。

 

アゾール系抗真菌剤(イトラコナゾール(イトリゾール)など)、HIVプロテアーゼ阻害剤(リトナビル(ノービア)、アタザナビル(レイアタック)、インジナビル(クリキシバン)、ネルフィナビル(ビラセプト)、サキナビル(インビラーゼ)など)、クラリスロマイシン(クラリス、クラリシッド)との併用で本剤の血中濃度が上昇するおそれがある。

 

リファンピシン(リファジン)、フェニトイン(アレビアチン)、カルバマゼピン(テグレトール)との併用で本剤の作用が減弱することがある。

 

デキストロメトルファン(メジコン)、ペルフェナジン(ピーゼットシー、トリラホン)、ドネペジル(アリセプト)などとの併用でこれらの薬剤の作用を増強するおそれがある。

 

三環系抗うつ薬(アミトリプチリン(トリプタノール)、ノルトリプチリン(ノリトレン)、イミプラミン(トフラニール)など)との併用でこれらの薬剤の作用を増強するおそれがある。(類薬(デシプラミン)の報告により)

 

メトプロロール(セロケン、ロプレソール)との併用でメトプロロールの作用を増強するおそれがある。

 

ピモジド(オーラップ)との併用でQT延長、心室性不整脈(Torsades de Pointesを含む)などを起こすおそれがある。

 

ジゴキシン(ジゴシン)との併用でジゴキシンの血中濃度が上昇するおそれがある。

 

高齢者は生理機能が低下していることが多いので、副作用が出やすく、本剤の投与には慎重に対応すること。

 

低出生体重児、新生児、乳児、幼児または小児などに対する安全性は確立していない。(使用経験がない)

 

薬としての効果

 

ベタニスは新しい作用の過活動膀胱治療薬です。

 

世界初の選択的β3アドレナリン受容体作動薬というものです。

 

従来よく使われていた抗コリン薬であるべシケア、デトルシトール、ステーブラ、ウリトスの過活動膀胱の治療薬とは作用機序が違います。

 

それらとは同等あるいはそれ以上の効果を示しながら、口渇や便秘、尿が出にくいなどの副作用が起こりにくくなっています。

 

また、高血圧や頻脈増加、QT延長という心血管系の副作用も選択的に作用するため軽減されていると考えられています。

 

併用薬の問題が一部緩和されましたが、不整脈や緑内障ののリスクや、生殖器に対する影響が指摘されているので、今後の検証が待たれています。

 

副作用について

 

主な副作用としては、口内乾燥、便秘、CK上昇、γ-GTP上昇、GPT上昇、GOT上昇、Al-P上昇、尿中たんぱく陽性、白血球数減少等である。

 

その他では、血小板数増加、白血球数増加、血小板数減少、右脚ブロック、動悸、上室性期外収縮、頻脈、心室性期外収縮、血圧上昇、心拍数増加、めまい、霧視、下痢、腹部不快感、十二指腸潰瘍、胃炎、口内炎、悪心、腹痛、胸痛、膀胱炎、CK減少、コレステロール上昇、血中ブドウ糖増加・減少、尿酸上昇、頭痛、傾眠、振戦、クレアチニン上昇、BUN上昇・減少、残尿、発疹、高血圧、などがあります。

 

重大な副作用

尿閉

高血圧

 

まとめ

 

ベタニスは選択制β3アドレナリン受容体作動薬として世界で初めての新薬です。

 

従来よく使われていた抗コリン薬であるべシケア、デトルシトール、ステーブラ、ウリトスの過活動膀胱の治療薬とは作用機序が違います。

 

それらとは同等あるいはそれ以上の効果を示しながら、口渇や便秘、尿が出にくいなどの副作用が起こりにくくなっています。

 

また、高血圧や頻脈増加、QT延長という心血管系の副作用も選択的に作用するため軽減されていると考えられています。

 

併用薬の問題が一部緩和されましたが、不整脈や緑内障ののリスクや、生殖器に対する影響が指摘されているので、今後の検証が待たれています。

 

主な副作用としては、口内乾燥、便秘、CK上昇、γ-GTP上昇、GPT上昇、GOT上昇、Al-P上昇、尿中たんぱく陽性、白血球数減少等です。

 

もともと心臓病をもっていたり、緑内障の治療を受けていたりすると症状の悪化に注意が必要です。

 

重い副作用はめったにないですが、尿が出にくいことや著しい高血圧になることがあります。

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