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過活動膀胱

過活動膀胱治療薬バップフォーとは 薬としての効果と副作用について

投稿日:2018年10月20日 更新日:

 

 

日常生活でおしっこがうまくできていないと感じたことはありませんか。

 

問題がおしっこだけに恥ずかしくて相談しずらいですよね。

 

日常生活に不便を感じていたらお医者さんに相談してもいいかもしれませんよ。

 

過活動膀胱治療薬バップフォーとは 薬としての効果と副作用について紹介します。

 

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過活動膀胱治療薬バップフォーとは

 

ドイツにより合成された化合物を大塚薬品工業株式会社が1981年に日本で検討を開始し臨床試験などを着手して承認、発売された、1993年5月より販売が開始されている過活動膀胱の治療薬の1つ「バップフォー」。

 

開発が新しい抗コリン薬に比べ、膀胱選択性が低く、古くから、神経因性膀胱または過活動膀胱における頻尿や尿失禁に広く使われています。

 

ジェネリック医薬品が発売されているので、支払いを安くすることができます。

 

バップフォーの成分名はプロピベリン塩酸塩です。

 

神経因性膀胱とは尿を我慢したり出したりすることが、脳の中の排尿を制御する部分や自律神経の不具合により調節ができなくなっている状態のことをいいます。

 

過活動膀胱には神経因性と非神経因性のものがあります。

 

過活動膀胱と言っても何?と思われるかもしれませんね。

 

「急におしっこがしたくなる」

「夜間に何度もトイレに起きる」

「すぐにまたおしっこがしたくなる」

「我慢しきれず漏らすことも」

 

なんてことがあれば過活動膀胱の症状かもしれないなと思いましょう。

 

上記のような症状は頻尿、夜間頻尿、尿意切迫感、尿漏れとも表現できます。

 

このような症状に苦しんでいる人が日本国内に1040万人もいると推定されている。

 

今後、高齢化が進むにつれ、もっと増えることになります。

 

なんとかしないといけないですね。

 

尿が溜まるまでに膀胱が収縮してしまう、つまりは過活動な膀胱なのです。

 

なぜ、そのようになるのかは原因はいろいろあります。

 

「トイレが近い」の原因となるものには、

 

膀胱炎、前立腺炎、前立腺肥大症、腹圧性尿失禁、膀胱結石、膀胱や前立腺のがん、間質性膀胱炎、糖尿病、脳卒中の後遺症、脊髄の病気、睡眠障害、降圧利尿薬・α遮断薬の副作用、過剰な水分摂取、精神的な緊張や不安、加齢など

 

さまざまです。

 

「トイレが近い」の原因をいろいろ書いたので、中には怖いものもありますが、気にはしないでください、ありえるものを網羅したので、あなたがそうだとは限りませんから。

 

このようなことが原因でトイレが近くなるのですが、この原因をつきとめて治療をしたところで改善がされないことがあるのです。

 

その時は、過活動膀胱になっているんじゃと疑いましょう。

 

過活動膀胱の原因ははっきりしていません、加齢、精神的なストレス、膀胱のセンサーが過敏になってる、脳の中にある排尿をつかさどる部分や自律神経の乱れ、などが複雑にからみあっているのでしょう。

 

さて、過活動膀胱と診断された場合に、男性の薬物治療においては前立腺肥大症がかかわっていることが多く、α1アドレナリン受容体阻害薬を投与することが多いです。

 

前立腺肥大症がおさまっていけば、過活動膀胱の症状もしだいにおさまっていくことが多いのですが、そうでない人もいるので、その時は抗コリン薬などで治療となっています。

 

女性の薬物治療においては抗コリン薬を投与することが一般的でした。

 

抗コリン薬は膀胱にあるムスカリン受容体に作用してアセチルコリンの神経伝達を阻止することで膀胱の異常な収縮が起きないようにするための薬になります。

 

バップフォーは、カルシウム拮抗作用により膀胱平滑筋に直接作用したり、膀胱平滑筋に存在するムスカリン受容体をブロックすることで膀胱の不随意な排尿筋の収縮を抑制し過活動膀胱などの症状を改善します。

 

 

 

禁忌

幽門、十二指腸または腸管が閉塞している患者(症状が悪化するおそれがある)

 

胃アトニーまたは腸アトニーのある患者(症状が悪化するおそれがある)

 

*(胃アトニー、腸アトニー・・・消化管運動・緊張が低下している状態。)

 

尿閉を有する患者(症状が悪化するおそれがある)

 

閉塞隅角緑内障の患者(症状が悪化するおそれがある)

 

重症筋無力症の患者(症状が悪化するおそれがある)

 

重篤な心疾患の患者(期外収縮などが報告されており、症状が悪化するおそれがある)

 

 

 

用法用量

神経因性膀胱または過活動膀胱における頻尿、尿意切迫感、尿失禁

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通常、成人にはプロピベリン塩酸塩として20mgを1日1回食後経口投与する。

年齢、症状により適宜増減するが、効果不十分な場合は、20mgを1日2回まで増量できる。

 

剤型

錠剤

バップフォー錠10mg        56.40円/1錠

バップフォー錠20mg        98.20円/1錠

バップフォー顆粒2%       130.60円/1g(2006年7月販売開始)

 

 

 

慎重投与

排尿困難のある患者(排尿障害を起こすおそれがある)

 

甲状腺機能亢進症の患者(頻脈などの交感神経興奮症状が悪化するおそれがある)

 

緑内障の患者(症状が悪化するおそれがある)

 

不整脈またはその既往歴のある患者(期外収縮などが報告されており、症状が悪化または再発するおそれがある)

 

肝障害またはその既往歴のある患者(本剤の血中濃度が上昇し副作用がでるおそれがある)

 

腎障害またはその既往歴のある患者(本剤の血中濃度が上昇し副作用がでるおそれがある)

 

潰瘍性大腸炎のある患者(中毒性巨大結腸があらわれるおそれがある)

 

*中毒性巨大結腸・・・重症の腸炎により腸管が拡大した状態で重症の潰瘍性大腸炎に合併することが多い。

 

パーキンソン症候群または脳血管障害のある患者(症状が悪化あるいは精神神経症状があらわれるおそれがある)

 

眼調節障害(霧視など)、傾眠が起こることがあるので、高所作業、自動車の運転など危険を伴う作業に従事する場合には注意する。

 

効果が認められない時は、漫然と投与を続けず、他の適切な治療を考慮すること。

 

抗コリン作用を有する、フェノチアジン系(ペルフェナジン(ピーゼットシー、トリラホン)など)・ブチロフェノン系抗精神病薬、三環系抗うつ薬(アミトリプチリン(トリプタノール)、ノルトリプチリン(ノリトレン)、イミプラミン(トフラニール)など)、モノアミン酸化酵素阻害剤などとの併用で口渇、便秘、排尿困難、目のかすみなどの抗コリン作用が増強されるおそれがある。

 

高齢者は生理機能が低下していることが多いので、副作用が出やすく、少量から投与を開始し、観察を十分するとともに、過量投与にならぬよう慎重に対応すること。

 

妊婦および妊娠している可能性のある婦人には投与しないことが望ましい。(安全性は確立していない)

 

授乳婦には投与する場合には授乳を中止させること(動物実験で乳汁への移行が報告されている)

 

低出生体重児、新生児、乳児、幼児または小児に対する安全性は確立していない。(低出生体重児、新生児、乳児に対しては使用経験がない。幼児または小児に対しては使用経験がない。)

 

薬としての効果

 

バップフォーは、「過活動膀胱」の効能・効果が認められた抗コリン薬です。

 

ムスカリン作用やカルシウム拮抗作用をあわせもち膀胱に作用します。

 

過活動膀胱の薬として、広く使われています。

 

適応外ですが、小児の夜尿症に使われることもあります。

 

新しい抗コリン薬に比べムスカリン受容体の膀胱選択性が低いことから、口渇などの副作用が比較的多いです。

 

古くからある頻尿のお薬の中ではポラキスよりも効果があると言われています。

 

副作用について

 

主な副作用としては、口渇、便秘、腹痛、悪心、排尿困難、尿閉、残尿感、眼調節障害、GOT上昇、GPT上昇、白血球減少等である。

 

その他では、嘔気、嘔吐、消化不良、下痢、食欲不振、口内炎、舌炎、めまい、頭痛、しびれ、眠気、パーキンソン症状(振戦など)、意識障害(見当識障害、一過性健忘)、動悸、血圧上昇、徐脈、期外収縮、発疹、じんましん、眼球乾燥、Al-P上昇、BUN上昇、クレアチニン上昇、倦怠感、浮腫、脱力感、味覚異常、腰痛、嗄声(させい、しわがれ声)、などがあります。

 

重大な副作用

急性緑内障発作(0.1%未満)

尿閉(0.4%)

麻痺性イレウス

幻覚・せん妄(0.1%未満)

腎機能障害

横紋筋融解症

血小板減少

ひどい皮膚症状

QT延長、心室性頻拍、房室ブロック、徐脈

肝機能障害(0.1%未満)、黄疸

 

まとめ

 

バップフォーは、「過活動膀胱」の効能・効果が認められた抗コリン薬です。

 

ムスカリン作用やカルシウム拮抗作用をあわせもち膀胱に作用します。

 

過活動膀胱の薬として、広く使われています。

 

適応外ですが、小児の夜尿症に使われることもあります。

 

新しい抗コリン薬に比べムスカリン受容体の膀胱選択性が低いことから、口渇などの副作用が比較的多いです。

 

古くからある頻尿のお薬の中ではポラキスよりも効果があると言われています。

 

主な副作用としては、口渇、便秘、腹痛、悪心、排尿困難、尿閉、残尿感、眼調節障害、GOT上昇、GPT上昇、白血球減少、等です。

 

他には霧視(かすみ目)、めまいなどが出ることがあるでしょう。

 

また、高齢者では一時的に認知症のような症状が出る可能性があります。

 

重い副作用はめったにないですが、緑内障や幻覚、腎障害、肝障害などの報告があります。

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