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糖尿病

糖尿病用剤グルベスとは 薬としての効果と副作用について

投稿日:2018年2月11日 更新日:

 

 

生活習慣病の糖尿病の治療において処方されることのあるグルベス。

 

経口血糖降下薬としては速効性インスリン分泌促進薬とα-グルコシダーゼ阻害薬の合剤のものになります。

 

速効性インスリン分泌促進薬とα-グルコシダーゼ阻害薬の合剤としては調剤薬局で調剤されることがそれほどない方です。

 

糖尿病用剤グルベスとは 薬としての効果と副作用について紹介します。

 

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糖尿病用剤グルベスとは

 

日本では2011年7月より販売されている、速効性インスリン分泌促進薬とα-グルコシダーゼ阻害薬の合剤である「グルベス」。

 

ジェネリック医薬品はまだ発売されていませんから、薬の負担を減らそうとしてジェネリック医薬品の選択はできません。

 

グルベスの成分名はミチグリニドカルシウム水和物/ボグリボースである。

 

糖尿病は膵臓から分泌されるインスリンの量が不足したり作用が弱まったりして血液中の糖分「血糖」が上がってしまう病気です。

 

血液中の糖分「血糖」は、膵臓から分泌されるインスリンで調節されています。

 

インスリンは膵臓にあるランゲルハンス島にあるβ細胞でつくられています。

 

食事などで血糖値が上昇すると、膵臓のβ細胞が働いてインスリンを分泌します。

 

そのインスリンは全身の臓器にとどくと、血糖を取り込んでエネルギーとして利用したり、たくわえたり、タンパク質の合成や細胞の増殖を促進したりします。

 

このように取り込まれた血糖はインスリンによって速やかに処理され血液中に一定の濃度で保たれています。

 

そのインスリンの量が不足したり働きが悪くなったりすると血液中の血糖を一定に保てなくなり糖尿病になるのです。

 

グルベスは作用の違う速効性インスリン分泌促進薬とα-グルコシダーゼ阻害薬を組み合わせたお薬で、食後高血糖とHbA1cのいっそうの改善が見込めます。

 

 

 

禁忌

重症ケトーシス、糖尿病性昏睡または前昏睡、1型糖尿病の患者(インスリンの適用である)

 

重症感染症、手術前後、重篤な外傷のある患者(インスリンの適応である)

 

本剤の成分に対して過敏症の既往歴のある患者

 

妊婦または妊娠している可能性のある婦人(胎盤を通過して胎児に悪い作用を及ぼす可能性がある)

 

 

 

用法用量

2型糖尿病(既にミチグリニドカルシウム水和物/ボグリボースを併用して状態が安定している場合、あるいはそれぞれの単剤で効果が不十分な場合に本剤の使用を検討すること)

通常、成人には1日1回1錠(ミチグリニドカルシウム水和物/ボグリボースとして10mg/0.2mg)を1日3回毎食直前に経口投与する。

 

剤型

錠剤

グルベス配合錠    51.40円/1錠(ミチグリニドカルシウム水和物/ボグリボースとして10mg/0.2mg)

 

本剤は2型糖尿病の第一選択薬としない。

 

本剤の投与は、食後の血糖上昇を効果的に抑制するため、食直前(食前5分以内)とすること。

 

治療に際しては糖尿病治療の基本である食事療法、運動療法のみを行っている患者では、投与の際、空腹時血糖が126mg/dL以上、または食後血糖2時間値が200mg/dL以上である場合に限ります。

 

低血糖を起こすことがあるので、高所作業、自動車の運転等に従事している患者に投与する時は注意すること。

 

低血糖が起きた場合は(飲食が可能な場合)ショ糖ではなくぶどう糖の入った吸収の良いジュース、キャンディーなどを摂取させる。

 

意識障害がある場合はぶどう糖液などの静注や点滴により血糖値の維持をはかること(場合によってはグルカゴンの投与を考慮する)

 

糖尿病であることが確立した患者に対してのみ適用を考えること(他の疾患でないことを確認する)

 

食事療法、運動療法を十分に行ったうえで効果が不十分な場合に限り考慮すること。

 

本剤を2~3ヶ月投与しても食後血糖に対する効果が不十分な場合はより適切な治療への変更を検討すること。

 

常に投与の継続性の可否、投与量、薬剤の選択に注意すること。

 

SU剤とは併用しないこと。

 

他の糖尿病用剤との併用における安全性は確立されていない。

 

 

 

慎重投与

肝機能傷害のある患者

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腎機能傷害のある患者

 

虚血性心疾患のある患者(心筋梗塞発症の可能性がある)

 

開腹手術の既往または腸閉塞の既往のある患者(腸内ガスなどの増加により、腸閉塞があらわれることがある)

 

消化・吸収障害を伴った慢性腸障害の患者(症状が悪化するおそれがある)

 

ロエムヘルド症候群、重度のヘルニア、大腸の狭窄・潰瘍などのある患者(症状が悪化する可能性がある)

 

脳下垂体機能不全または副腎機能不全の患者

 

脱水症、脱水状態が懸念される下痢、嘔吐などの胃腸障害のある患者

 

栄養不良状態、飢餓状態、不規則な食事摂取、食事摂取量の不足または衰弱状態の患者

 

激しい筋肉運動をする者

 

過度のアルコール摂取者

 

血糖降下作用を増強する薬剤などと併用する場合は血糖降下作用の増強による低血糖症状に注意すること、チアゾリシン系薬剤との併用時には、特に浮腫の発現に注意すること。

低血糖症状(脱力感、高度の空腹感、発汗、動悸、振戦、頭痛、知覚異常、不安、興奮、神経過敏、集中力低下、精神障害、意識障害、痙攣など)

対象薬剤

インスリン製剤、速効型インスリン分泌促進薬、ビグアナイド系薬剤、α-グルコシダーゼ阻害剤(アカルボース、ボグリボースなど)、チアゾリジン系薬剤、DPP-4阻害剤、GLP-1受容体作動薬、SGLT2阻害剤、クマリン系薬剤(ワルファリンカリウム)、サリチル酸製剤(アスピリン、アスピリン・ダイアルミネート、など)、β-遮断剤(プロプラノロール塩酸塩、アテノロール、ピンドロールなど)、MAO阻害剤、クロフィブラート、ベザフィブラート、サルファ剤(スルファメトキサゾールなど)、テトラサイクリン系抗生物質(ドキシサイクリン塩酸塩、テトラサイクリン塩酸塩、ミノサイクリン塩酸塩など)、タンパク同化ホルモン、など

 

血糖降下作用を減弱する薬剤と併用する場合は血糖降下作用を減弱による高血糖症状に注意すること

高血糖症状(嘔気・嘔吐、脱水、呼気のアセトン臭など)

対象薬剤

アドレナリン、副腎皮質ホルモン、甲状腺ホルモン、卵胞ホルモン、利尿剤(チアジド系、クロルタリドン、フロセミドなど)、ピラジナミド、イソニアジド、ニコチン酸、フェノチアジン系薬剤、フェニトイン、など

 

高齢者では腎機能が低下していることが多いため、低血糖などの副作用が出やすいので慎重に投与すること。

 

授乳中の婦人には投与は避け、やむを得ず投与する場合には授乳を避けさせること。(動物実験でそれぞれの薬剤の乳汁中への移行が報告されている)

 

低出生体重児、新生児、乳児、幼児または小児に対する安全性は確立していない。(使用経験はない)

 

薬としての効果

グルベスは作用の違う速効性インスリン分泌促進薬とα-グルコシダーゼ阻害薬を組み合わせたお薬で、食後高血糖とHbA1cのいっそうの改善が見込めます。

 

原則として、第一選択薬にはなりません。まずは単剤での治療を優先します。

 

ミチグリニドカルシウム水和物とボグリボースを併用して状態が安定している場合、あるいはそれぞれの単剤で効果が不十分な場合に本剤の使用を検討します。

 

副作用について

主な副作用としては、低血糖症状(7.1%)、腹部膨満(3.3%)、しびれ感、腹痛、放屁増加、体重増加(いずれも1.4%)、γ-GTP上昇(3.3%)、GOT上昇(2.4%)、GPT、LDH上昇(いずれも2.9%)などである。(承認時)

 

その他では、口渇、胸やけ、嘔気、胃不快感、胃炎、胃潰瘍、下痢、軟便、便秘、空腹感、味覚異常、食欲不振、湿疹、頭痛、めまい、胆のうポリープ、総ビリルビン上昇、AL-P上昇、心拡大、血圧上昇、尿たんぱく、尿潜血、BUN上昇、倦怠感、冷汗、ほてり、胸部不快感、四肢痛、好酸球数増加、好中球数増加、TG上昇、遊離脂肪酸上昇、尿酸上昇、カリウム上昇、などがあります。

 

重大な副作用

心筋梗塞

低血糖

腸閉塞

劇症肝炎、肝機能障害、黄疸

意識障害

 

まとめ

グルベスは作用の違う速効性インスリン分泌促進薬とα-グルコシダーゼ阻害薬を組み合わせたお薬で、食後高血糖とHbA1cのいっそうの改善が見込めます。

 

原則として、第一選択薬にはなりません。まずは単剤での治療を優先します。

 

ミチグリニドカルシウム水和物とボグリボースを併用して状態が安定している場合、あるいはそれぞれの単剤で効果が不十分な場合に本剤の使用を検討します。

 

主な副作用としては、、、低血糖症状(7.1%)、腹部膨満(3.3%)、しびれ感、腹痛、放屁増加、体重増加(いずれも1.4%)、γ-GTP上昇(3.3%)、GOT上昇(2.4%)、GPT、LDH上昇(いずれも2.9%)などがあり。

 

重大な副作用としては、まれですが、心筋梗塞と肝機能障害の報告があるようですから注意しましょう。

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